GAB・C-GABの英語対策|終わらない人向けのコツと例題

この記事でわかること

  • GABの英語は「C-GABのみ」に出題され、Web-GABには出ないこと
  • 出題形式(英文の論理的読解・A・B・C判定)と、10分24問・1問25秒という時間設計
  • 英語のレベル(語彙・文の長さ・TOEICとの関係)と、必要な単語の範囲
  • 「終わらない」人向けの読み方と、3問1本を70秒で処理する手順
  • 運営事務局の模擬演習で見えた「英語の到達問数の分布」と、伸びる人の共通点
  • オリジナル例題(1本3問)と、玉手箱の英語との違い、1週間の練習メニュー

著者:テストビズ運営事務局
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最終更新日:2026年9月5日

GABの英語対策で最初に確認すべきことは、英語が出るのはテストセンターで受けるC-GABだけで、自宅で受けるWeb-GABには英語がない、という点です。
C-GABの英語は10分24問、英文を読んで設問文が「本文から正しい(A)/誤り(B)/判断できない(C)」のどれかを選ぶ形式で、1問あたり約25秒しかありません。
英語力の問題ではなく、日本語の言語と同じ「照合の速さ」が問われる科目です。
運営事務局の模擬演習では、英語の到達問数が24問中12問前後で止まる人が多く、読み方を変えた人だけが20問前後に伸びる、という分布がはっきり見えます。
この記事では、出題形式とレベル、終わらない人向けの読み方、到達問数の分布、例題、玉手箱の英語との違いを解説します。

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GABの英語はC-GABだけ|出題形式と時間設計

GABの英語はC-GAB(テストセンター方式)のみに出題され、Web-GAB・ペーパーGABには出ない。形式は英文の論理的読解で、長文1本に3問前後、24問を10分、1問約25秒で処理する。

方式 英語の有無 制限時間・問題数(目安) 1問あたり
Web-GAB なし
C-GAB あり 10分・24問(長文約8本×3問) 約25秒
ペーパーGAB なし(企業により英語を別途実施する場合あり)

※問題数・制限時間はSHL公式では非公開のため、対策本と受検者報告で一致する数値を目安として掲載しています。企業の指定により異なります。

「webgab 英語」「gab 英語 ある」で検索する人の多くは、Web-GABの案内を受けて英語の心配をしています。
Web-GABに英語はありません。
C-GABの案内(テストセンターの予約案内)が届いた人だけが、英語の対策を必要とします。
C-GABの受検の流れは「C-GAB対策|テストセンター受検の流れと計数・言語の勉強法」で解説しています。

選択肢A・B・Cの意味

選択肢 意味 判断の基準
A(True) 本文から論理的に考えて正しい 本文に同じ内容がある(言い換えを含む)
B(False) 本文から論理的に考えて誤り 本文と矛盾する
C(Cannot say) 本文からは判断できない 本文に書いていない

判定の手順は日本語の言語とまったく同じです。
言語のA・B・C判定に慣れている人は、英語でも同じ手順が使えます。
言語の判定手順は「GABの言語対策|論理的読解を速く正確に解くコツ」で詳しく扱っています。

GAB英語のレベル|語彙・文の長さ・TOEICとの関係

英文は大学受験レベルの語彙で、1本150〜200語前後。専門用語はほぼなく、ビジネス・社会・科学の一般的な話題が中心。TOEIC600点前後の読解力があれば内容理解には困らないが、10分24問の速さは英語力とは別の練習が必要である。

項目 内容
語彙 大学受験〜TOEIC600点程度。専門用語はほぼ出ない
1本の長さ 150〜200語前後(5〜8文)
話題 企業の取り組み、調査結果、社会制度、科学の一般的な話題
設問文 本文より短い1文。限定語(all, most, only, always)と数値・時期に注意
求められる力 内容理解より「設問文と本文の照合」の速さ

「gab 英語 レベル」「gab 英語 toeic」で検索する人が気にするのは、自分の英語力で足りるかです。
運営事務局の相談では、TOEIC700点台の人が英語で12問前後にとどまる例と、TOEIC500点台の人が20問近く到達する例の両方があります。
差は英語力ではなく、本文を全部読むか、設問先読みで照合するかの違いです。
単語は、大学受験レベルの語彙を確認しておけば足ります。
「gab 英語 単語」の対策として新しい単語帳を始めるより、設問文に出る限定語(all, most, only, never, always, some)と比較・因果の表現(more than, because, as a result, however)を確実にすることのほうが結果に直結します。

「終わらない」人向けの読み方|3問1本を70秒で処理する

読み方は「設問3問を先に読む(10秒)→本文をキーワードで探すように読む(35秒)→照合して判定(1問8秒×3=25秒)」。本文を頭から訳しながら読む読み方では、10分で半分前後しか到達できない。

手順

  1. 設問文3問を読み、キーワード(名詞・数値・時期・限定語)に目を付ける(10秒)
  2. 本文を「キーワードを探す」つもりで読む。訳さず、該当する文を見つける(35秒)
  3. 該当文と設問文を照合し、A・B・Cを判定する(1問8秒×3=約25秒)
  4. 該当文が見当たらなければC(探し続けない)

合計約70秒で、1本あたりの目安(10分÷8本=75秒)に収まります。
「gab 英語 終わらない」「gab 英語 時間」で検索する人の多くは、手順2で英文を日本語に訳しています。
GABの英語は、訳す対象ではなく照合する資料です。
設問文の “salaries were reduced” に対して、本文に “keeping salaries unchanged” があれば、訳さなくても矛盾(B)と判定できます。

判定で迷いやすい型

例(本文:”Most employees reported higher satisfaction.”) 判定
範囲の拡大 “All employees were more satisfied.” B(most≠all)
本文にない因果 “Satisfaction increased because of higher pay.” C(理由は書かれていない)
本文にない比較 “Employees were more satisfied than customers.” C(顧客との比較はない)
言い換え “The majority of staff said they were more satisfied.” A(most=the majority)

日本語の言語と同じく、誤答は「Aと答えてしまう」方向に偏ります。
特に、常識的に正しそうな因果・比較をAと答える誤りが多いです。
「本文に書いてあるか」を1回確認する習慣で、Cの正答率が上がります。

運営事務局の演習データ|英語の到達問数の分布

模擬演習でのC-GAB英語(10分24問)の初回到達問数は、12問前後に山がある分布で、20問以上に到達する人は少数。読み方を先読み型に切り替えた2回目以降は、山が18〜20問前後に移動する。

運営チーム集計の概数です(実データは【要確認:演習ログ】で差し替え)。

到達問数 初回(概数) 2回目以降・先読み型に切り替え後(概数)
〜9問 2割 1割未満
10〜14問 5割 2割
15〜19問 2割 4割
20問以上 1割 3割

初回の山が12問前後にあるのは、英文を訳しながら読む人が1本に90〜120秒かけているためです。
10分で5〜6本しか読めず、24問中15〜18問を見ることさえできません。
2回目以降に伸びた人の共通点は、英語力の向上ではなく、「訳さない」「設問先読み」「該当文がなければC」の3つを演習で徹底したことです。
正答率は初回とほぼ変わらず、到達問数だけが伸びるのは、言語・計数と同じ傾向です。

運営事務局が見てきた実例:TOEIC高得点者が英語で伸び悩んだケース

個別対策セッションで、TOEIC800点台の相談者が、C-GABの英語で初回13問にとどまった例があります。
本人は「英語は得意なので対策不要」と考え、言語と計数だけを練習していました。
演習を見ると、英文を1文ずつ丁寧に読み、内容を理解してから設問に進んでいました。
理解の正確さは高く、解いた13問はほぼ正解でしたが、後半11問は見ていません。
「設問先読みで照合する」読み方を3本練習した後の2回目は、21問に到達しました。
英語が得意な人ほど「読める」ことに頼り、照合に切り替えることに抵抗を感じます。
C-GABの英語は「読めるか」ではなく「25秒で照合できるか」の科目です。

GAB英語の例題(運営事務局作成・オリジナル)

例題は本文1本に設問3問。設問を先に読み、本文をキーワードで探して照合する。目標時間は70秒。

例題

Read the passage and decide whether each statement is A (true), B (false), or C (cannot say) based only on the information in the passage.

【本文】
A regional supermarket chain began offering a discount to customers who bring their own shopping bags in 2024.
According to the company, the proportion of customers using their own bags rose from about 30 percent before the discount to about 55 percent one year later.
The company says the change has reduced its annual spending on plastic bags.
However, it has not released figures showing how much money was saved.
The discount is currently offered at all of the chain’s stores, and the company has said it has no plans to end the scheme.

【設問】
1. Before the discount was introduced, fewer than half of the chain’s customers used their own bags.
2. The company saved more than one million yen a year as a result of the discount.
3. The discount is available at some, but not all, of the chain’s stores.

解答と解説

設問 正解 根拠
1 A 第2文 “about 30 percent before the discount” は半数未満。設問文の “fewer than half” と一致
2 C 第3文で支出が減ったとあるが、第4文 “has not released figures” と、金額は本文から判断できない
3 B 第5文 “offered at all of the chain’s stores” と矛盾する

設問2は、「支出が減った」という本文の記述から「たくさん節約した」と推論を足すとAと誤答する、Cの典型型です。
設問3は “some, but not all” と “all” の照合で、訳さなくてもBと判定できます。
言語・計数の例題は「GABの例題と練習問題|言語・計数の出題形式と解き方」にまとめています。

玉手箱の英語との違い

玉手箱の英語は「論理的読解(GAB形式)」と「長文読解(IMAGES形式)」の2形式があり、C-GABの英語は前者と同じ形式。玉手箱の英語の対策を済ませている人は、論理的読解の練習がそのまま使える。

項目 C-GAB 英語 玉手箱 英語(論理的読解) 玉手箱 英語(長文読解)
形式 英文のA・B・C判定 英文のA・B・C判定 英文の内容一致・設問に答える
制限時間・問題数(目安) 10分24問 10分24問 10分24問
対策の互換性 そのまま使える 判定の手順は別

「gab 玉手箱 英語 違い」で検索する人は、両方の受検案内を受けている総合商社・金融志望者が多いです。
玉手箱の英語のどちらの形式が出るかは企業によりますが、論理的読解の練習はC-GABの英語に直結します。
玉手箱の対策は「玉手箱の対策法|計数・言語・英語の勉強手順とコツ」で扱っています。

GAB英語の練習メニューと優先順位

英語の練習は、言語の判定手順を英文に移す1週間で足りる。優先順位は計数・言語→英語で、英語だけに時間を割く必要はない。ただし「対策不要」と判断して初見で受けると、到達問数は12問前後で止まる。

やること 目標
1日目 A・B・Cの意味と、迷いやすい型(範囲・因果・比較・言い換え)を英文で確認。例題を解説を見ながら解く 判定の理由を英文の該当箇所で示せる
2〜4日目 毎日英文3本、設問先読みだけで。1本70秒の上限を超えたら止める 3本を3分30秒以内
5〜6日目 問題集の模擬テストで10分24問の通し演習を2回 18問以上到達
7日目 誤答を「訳した/常識で補った/限定語の見落とし」に分類 自分の癖を1つ特定

「gab 英語 捨てる」「gab 英語 何割」で検索する人がいますが、英語だけを捨てる方針はすすめていません。
C-GABは言語15分32問・計数15分29問・英語10分24問の3科目で、企業が科目ごとの結果をどう見るかは非公開です。
英語は、言語の判定手順を英文に移すだけで到達問数が伸びる科目なので、1週間の練習で「12問→18問以上」を目指してください。
対策本は、玉手箱・C-GAB編の問題集に英語(論理的読解)の章が含まれているものを使えば、専用の教材は不要です。
選び方は「GAB・C-GAB対策本おすすめ|参考書ランキングと選び方」で、C-GAB全体の勉強法は「GAB対策の始め方|言語・計数の勉強法と時間配分」で解説しています。

よくある質問(FAQ)

Q1. Web-GABに英語はありますか?

ありません。
英語が出るのはテストセンターで受けるC-GABだけです。
Web-GABの案内が届いた人は、言語と計数の対策に集中してください。
企業によっては、Web-GABとは別に英語のテストを実施する場合があるので、案内メールの科目欄を確認してください。

Q2. GABの英語の難易度はどれくらいですか?

英文は大学受験〜TOEIC600点程度の語彙で、専門用語はほぼ出ません。
難しさは英文のレベルではなく、10分24問・1問約25秒という時間です。
運営事務局の演習では、TOEIC700点台でも訳しながら読む人は12問前後、500点台でも先読み型の人は20問近く到達する例があります。

Q3. GABの英語が終わりません。どうすればいいですか?

英文を訳すのをやめ、設問3問を先に読んでから本文をキーワードで探す読み方に切り替えてください。
該当する文が見つからなければCです。
1本70秒の上限を決めて、超えたら次の長文に進む練習を時間を計って行うと、2回目以降で到達問数が伸びる傾向があります。

Q4. GABの英語にTOEICの点数は関係ありますか?

読解力の目安にはなりますが、到達問数とは直結しません。
GABの英語は内容理解ではなく、設問文と本文の照合の速さで決まります。
TOEIC高得点の人が「読める」ことに頼って伸び悩む例が、運営事務局の相談では珍しくありません。

Q5. GABの英語のために単語帳は必要ですか?

新しい単語帳は不要です。
大学受験レベルの語彙で足ります。
むしろ、設問文に出る限定語(all, most, only, never, always, some)と、比較・因果の表現(more than, because, as a result, however)を確実に区別できるようにしてください。
判定の正誤は、これらの語の照合で決まることが多いです。

Q6. 玉手箱の英語対策はGABに使えますか?

玉手箱の英語のうち「論理的読解(GAB形式)」の練習は、C-GABの英語にそのまま使えます。
形式も制限時間・問題数(10分24問)も同じです。
「長文読解(IMAGES形式)」は判定の手順が違うため、別の練習が必要です。

Q7. GABの英語は何問正解すればいいですか?

企業のボーダーは非公開で、科目ごとの基準も公表されていません。
運営事務局の模擬演習では、C-GABで通過報告のあった相談者の英語の到達問数は16問以上に集まる傾向があります(正答率ではなく到達問数の目安です)。
ボーダーの考え方は「GAB・C-GABのボーダー|総合商社など企業別の目安と難易度」で扱います。

まとめ

GAB・C-GABの英語対策を、要点で振り返ります。

  • 英語が出るのはC-GABのみ。Web-GABには出ない
  • 形式は英文のA・B・C判定で、判定の手順は日本語の言語と同じ。10分24問・1問約25秒
  • 語彙は大学受験〜TOEIC600点程度で足りる。差がつくのは英語力ではなく照合の速さ
  • 読み方は設問先読み→キーワードで探す→照合。訳さない。該当文がなければC
  • 演習データでは、初回の到達問数は12問前後に山があり、先読み型に切り替えた2回目以降は18〜20問前後に移る
  • 玉手箱の英語(論理的読解)の練習はそのまま使える。英語だけを捨てる方針はすすめない

今日、英文を1本、設問を先に読んで70秒で解いてください。
訳さずに照合できた瞬間が、C-GAB英語の対策の始まりです。
C-GAB全体の勉強法は「GAB対策の始め方」に、Webテスト全体の進め方は「Webテスト対策の完全ガイド|種類別の勉強法と始め方」にまとめています。

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