Webテスト80分は何の形式?TAP・玉手箱・転職向け適性検査

「Webテストの案内に80分とあったが、これは何の形式なのか」。
webテスト 80分は、GAB・Web-CABの所要時間と一致する一方、SPIテストセンターの予約枠(ターム)でも登場する数字です。
同じ80分でも意味がまったく違うため、その読み分けから整理します。形式ごとの時間を横断して見たい場合は「Webテストの所要時間一覧」もあわせてご覧ください。

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この記事でわかること

  • Webテストの案内に「80分」とある場合に想定すべき形式
  • GAB・Web-CABの80分の内訳(言語25分+計数35分+性格20分)
  • SPIテストセンターの「1時間20分」は解答時間ではないという事実
  • TAP・SCOAが80分前後になるケース
  • 転職(中途採用)で80分の適性検査を案内されたときの考え方

著者:テストビズ運営事務局
2021年開業の学習支援チームが運営するWebテスト対策サービスです。
運営チーム累計6,000件超の学習相談実績(レポート等の支援を含む)をもとに、SPI・玉手箱・TG-WEB・GAB/CAB・SCOA・CUBIC等の個別対策と模擬演習を提供しています。
最終更新日:2026年9月7日

Webテスト80分は何の形式?最有力はGAB・Web-CAB系

自宅受検で80分ならGABまたはWeb-CABが最有力です。会場予約で1時間20分と表示されている場合は解答時間ではなく予約枠(ターム)であり、SPIの可能性が高くなります。

80分という数字は、35分や65分と違って「1科目の制限時間」ではありません。
複数科目の合計か、説明・練習を含んだ枠の長さのどちらかです。
まず候補を並べます。

形式 80分の中身 判断の手がかり
Web-CAB 言語理解25分+計数理解35分+パーソナリティ約20分 IT・SE職の募集、法則性や暗号の記載
GAB(Web-GAB) 言語+計数+パーソナリティの所要時間 総合職・商社金融系、長文と図表
SPIテストセンター 予約枠(ターム)。解答は基礎能力検査35分 会場予約制で「1時間20分」表示
玉手箱 科目の組み合わせによる合計 科目ごとの時間が併記されている
SCOA 基礎能力60分+性格検査20〜35分 常識(理科・社会)の記載
TAP(オプション付き) 総合タイプ60分+追加科目 数理の難度が高いという事前情報

この中で最初に切り分けるべきは、自宅受検か会場予約かです。
会場予約であれば、80分は解答時間ではない可能性が高くなります。

SPIテストセンターの「1時間20分」は解答時間ではない?

テストセンターの予約画面に表示される80分・1時間20分は、受付・説明・練習問題を含めた予約枠(ターム)です。実際の基礎能力検査は約35分にとどまります。

タームという仕組みを知らないと誤解する

SPIのテストセンターでは、会場ごとに設定された時間枠(ターム)の中から都合のよい枠を予約します。
解説記事では、御茶ノ水ソラシティ会場を例に80分間隔のタームが複数用意されていること、タームには回答時間だけでなく試験の説明や練習問題の時間も含まれるため、35分の能力検査に対してタームは60分や80分になると説明されています。

つまり「1時間20分」という表示を見て、80分ぶんの問題を解くと身構える必要はありません。
実際に解くのはSPIの基礎能力検査(言語+非言語)約35分です。

  • タームには受付・本人確認・操作説明・練習問題が含まれる
  • 性格検査約30分は会場予約後に自宅で先に受検するのが一般的
  • 企業によっては英語検査や構造的把握力検査が加わり、枠が長くなる
  • 混雑期は受付だけで時間がかかるため、余裕を持った到着が必要

35分の中身と時間配分は「Webテスト35分は何の形式?」で詳しく整理しています。

会場予約か自宅受検かで意味が反転する

ここが80分という数字のいちばんの落とし穴です。
会場予約制で80分なら、解答時間は35分程度。
自宅受検で80分なら、80分すべてが解答時間。
必要な準備量が倍以上変わるため、まず受検方法を確認してください。

GAB・Web-CABの80分はどんな構成なのか?

Web-CABは所要80分で、言語理解25分・計数理解35分・パーソナリティ約20分という内訳が公開されています。GABも同様の構成で80分前後になり、自宅受検で80分ならこの系統が最有力です。

Web-CABの内訳

CABは日本エス・エイチ・エル(SHL)が提供する、IT職・SE職向けの適性検査です。
解説記事では、Web-CABの所要時間が80分で、言語理解25分・計数理解35分・パーソナリティのテスト約20分という構成、言語理解が52問・計数理解が40問と紹介されています。

科目 問題数/時間 出題内容
言語理解 52問/25分 長文を読み、設問の正誤を判断
計数理解 40問/35分 図表の読み取り・数値処理
パーソナリティ 約20分 行動特性・職務適性

CAB本体の特徴は、暗算・法則性・命令表・暗号という独特な4分野です。
これらはプログラミングに必要な論理的思考の素養を測る設計で、SPIの対策では代替できません。
分野別の解き方は「CAB対策」にまとめています。

GABが80分になるケース

GABは新卒総合職向けの形式で、言語・計数・パーソナリティで構成されます。
Web適性検査で80分の長さがある場合はGABである可能性が高いという解説もあり、商社・金融・シンクタンクなどで採用例が知られています。

GABの計数は図表の読み取りが中心で、電卓の使用が前提です。
言語は長文を読んで設問の正誤を3択または4択で判断する形式で、玉手箱の論理的読解と同型です。
勉強の進め方は「GAB対策の始め方」で確認してください。

  • 会場でマークシートなら所要90分のペーパー形式GAB
  • 自宅受検で80分前後ならWeb-GABまたはWeb-CAB
  • テストセンターで45分ならC-GAB

同じGAB系でも所要時間で実施方法が読み取れる点は、対策を組むうえで実用的です。

TAPやSCOAで80分になることはあるのか?

TAPの総合タイプは約60分、SCOAの基礎能力は60分が標準です。どちらもオプション科目や性格検査を足すと80分前後になりますが、単独で80分になる設計ではありません。

TAPは総合タイプ60分が基準

TAPは言語・数理・論理の能力検査と性格検査で構成される適性検査です。
解説記事では、総合タイプの試験時間が60分、短縮タイプが30分、性格タイプのみのパターンもあると整理されています。
つまり80分という表示は、総合タイプに企業独自のオプション科目が加わった場合と考えるのが自然です。

TAPで注意すべきは数理の難度です。
三角比・数列・n進法・暗号など、SPIの範囲を超えた高校数学が出題されると紹介されており、SPI対策だけでは補いきれません。
出題分野と勉強の順番は「TAP適性検査の対策」で整理しています。

SCOAは基礎能力60分に性格が加わる

SCOAの基礎能力検査(SCOA-A)は60分120問が標準です。
ここにパーソナリティ検査(20〜35分)が加わると、合計が80〜95分になります。
案内に「常識」「一般教養」といった語や、理科・社会が出るという記載があればSCOA系を疑ってください。
SPIや玉手箱の対策では常識科目が丸ごと空白になるため、形式の取り違えによる損失が大きい形式です。

転職の適性検査で80分と言われたらどう考えるか?

中途採用では新卒より科目が絞られる傾向がありますが、80分という枠はGAB系かSCOA系、あるいは企業独自の組み合わせが中心です。職種から逆算すると当たりをつけやすくなります。

転職の選考で使われる適性検査は、応募職種によって傾向が分かれます。

応募職種 80分で想定されやすい形式 優先して対策する分野
IT・SE・エンジニア Web-CAB 法則性・命令表・暗号
総合職・企画・金融 GAB・玉手箱 図表の読み取り・論理的読解
事務・管理部門 SCOA系 常識・数理・事務処理
コンサル 玉手箱フル構成 計数・論理的読解・英語

社会人の場合、まとまった学習時間を取りにくいのが実情です。
80分という長さに怯むより、出そうな1〜2分野に絞って手を動かすほうが結果につながります。

運営事務局が見てきた実例:80分の相談で多かった取り違え

運営チーム累計6,000件超の学習相談から、80分という時間を手がかりに寄せられたケースを匿名化して整理すると、次の傾向がありました。

  • 最も多い取り違え — テストセンターの予約枠「1時間20分」を解答時間だと思い込み、80分ぶんの演習計画を立てていた。実際に解くのは35分
  • 損失が大きい取り違え — IT職の応募でWeb-CABが出るのに、SPIの問題集だけを解いていた。法則性・命令表・暗号が初見になり後半で崩れた
  • 直前でも挽回できたケース — 案内に科目ごとの時間(25分・35分)が併記されており、GAB系と判断して図表の読み取りに集中できた

実務的な学びは単純で、80分という数字の前に受検方法と科目名を確認するだけで、無駄な演習をかなり減らせるということです。
特に会場予約制の案内では、解答時間と予約枠を混同しないでください。

80分を最後まで戦い切るにはどう配分するか?

80分が丸ごと解答時間の場合、科目の切れ目が唯一の休憩点になります。計数35分が最長になることが多いため、ここで消耗しない設計が要になります。

局面 やること 避けること
開始前 電卓・メモ用紙・水を手元に用意する 通知が来る状態で始める
言語25分 設問を先に読み、本文を全部読まない 1問目から精読する
計数35分 1問50秒を上限に、超えたら選んで次へ 難問に粘って未回答を残す
性格20分 矛盾しない回答を素直に選ぶ 疲労で流し読みする

運営事務局の模擬演習では、80分を通しで測った経験がない受検者ほど、計数の後半20問で正答率が落ちる傾向が見られました。
分割練習だけで本番に臨むのではなく、一度は通しで体験しておくことをおすすめします。

受検日までの残り日数で何をすべきか?

80分枠は科目数が多く、範囲を広げるほど中途半端になります。残り日数が短いほど、計数系1分野に絞るのが得策です。

  • 残り2週間以上:形式を確定させ、計数(図表の読み取りまたは法則性・命令表)を軸に一周します
  • 残り1週間:苦手分野を1つに絞り、80分の通し演習を1回入れます。組み立て方は「Webテスト対策を1週間で仕上げる短期計画」を参照してください
  • 残り3日:CAB系なら命令表と暗号、GAB系なら図表の読み取りに集中します
  • 前日:新しい教材は開かず、電卓・通信環境・受検リンクの確認に充てます

形式が未確定なら、図表を読んで計算する演習を進めておくのが最も無駄になりません。
GAB・玉手箱・SCOAのいずれに転んでも共通で必要になる力だからです。

よくある質問(FAQ)

Webテストが80分と案内されました。何の形式だと考えればよいですか?

まず自宅受検か会場予約かを確認してください。
自宅受検で80分ならGABまたはWeb-CABが最有力です。Web-CABは言語理解25分・計数理解35分・パーソナリティ約20分で所要80分という構成が公開されています。
一方、会場を予約して受ける形式で1時間20分と表示されている場合は、解答時間ではなく予約枠(ターム)である可能性が高く、実際に解くのはSPIの基礎能力検査約35分です。
80分という数字だけで判断せず、受検方法と科目名を先に確認するのが確実です。

テストセンターで1時間20分の枠を予約しました。80分間ずっと問題を解くのですか?

いいえ、違います。
SPIのテストセンターでは会場ごとに設定されたターム(時間枠)を予約する仕組みで、この枠には受付・本人確認・操作説明・練習問題の時間が含まれます。
実際の基礎能力検査は約35分で、残りは事務手続きと説明に充てられます。
そのため、80分ぶんの体力を想定して演習計画を立てる必要はありません。
ただし混雑期は受付だけで時間がかかることがあるため、開始15分以上前には会場に到着しておいてください。

Web-CABの80分はどう時間配分すればよいですか?

科目ごとの制限時間が独立しているため、余った時間を他科目に回すことはできません。
言語理解52問25分は1問あたり約29秒、計数理解40問35分は1問あたり約53秒が目安になります。
どちらも全問正解を狙う設計ではないので、詰まった問題は選択肢を選んで次に進む判断を機械的に行ってください。
CAB本体で出る命令表や暗号は、解法パターンを知っているかどうかで所要時間が数倍変わる分野です。
時間が限られている場合は、この2分野の型を覚えることを最優先にしてください。

SPIで80分の試験時間になることはありますか?

解答時間としてはありません。
SPIの標準構成は能力検査約35分+性格検査約30分の計65分で、ペーパーテスティングでも能力検査は言語約30分+非言語約40分の計70分です。
80分という数字が出てくるのは、テストセンターの予約枠として表示される場合がほとんどです。
ただし、企業が英語検査や構造的把握力検査をオプションで追加した場合、合計の所要時間が80分前後まで伸びることはあります。
案内に「英語検査」「構造的把握力検査」の記載があるかどうかを確認してください。

転職の選考で80分の適性検査と言われました。何を対策すべきですか?

応募職種から逆算するのが現実的です。
IT・SE職ならWeb-CABの可能性が高く、法則性・命令表・暗号の型を覚えることが最優先になります。
総合職・企画・金融ならGABや玉手箱が想定され、図表の読み取りと論理的読解が中心です。
事務・管理部門ではSCOA系が使われることもあり、その場合は常識(理科・社会を含む一般教養)が加わります。
社会人はまとまった時間を取りにくいため、範囲を広げず、想定される1〜2分野に絞って手を動かすほうが結果に直結します。

80分もあると集中力が持ちません。どう乗り切ればよいですか?

科目の切れ目を意図的に区切りとして使ってください。
GABやWeb-CABは科目ごとに制限時間が独立しているため、次の科目に入る直前の数秒で姿勢を正し、深呼吸するだけでも後半の失速が変わります。
また、80分を通しで解く経験を最低1回は積んでおくことが有効です。
運営事務局の模擬演習でも、分割練習しかしていない受検者は計数の後半で正答率が落ちる傾向が見られました。
体力の問題として捉え、本番と同じ長さを一度体験しておくことをおすすめします。

80分の適性検査に電卓は使えますか?

形式によって異なります。
GAB・CAB・玉手箱といったSHL系の形式では電卓の使用が前提で、案内文にも使用可と記載されることが一般的です。
一方、SPIのテストセンターでは電卓の持ち込みができず、会場で配布される筆記用具とメモ用紙のみを使います。
つまり「電卓を使ってよいか」という記載自体が、形式を絞り込む手がかりになります。
使用可の場合は、当日に初めて触る電卓ではなく、演習で使い慣れたものを用意してください。
桁の入力ミスは、計算力とは無関係に失点する典型的な原因です。

まとめ

Webテストで80分と案内されたとき、意味は受検方法で反転します。
自宅受検ならGABまたはWeb-CABが最有力で、Web-CABは言語理解25分+計数理解35分+パーソナリティ約20分という内訳です。
会場予約で1時間20分と表示されている場合は解答時間ではなく予約枠(ターム)であり、実際に解くのはSPIの基礎能力検査約35分にとどまります。

TAPは総合タイプ60分、SCOAは基礎能力60分が基準のため、80分になるのはオプションや性格検査が加わったときです。
転職の選考なら、応募職種から形式を逆算すると当たりをつけやすくなります。

やるべきことは、受検方法と科目名を先に確認し、想定される計数系の1分野に絞って手を動かすこと。
そして80分が丸ごと解答時間なら、一度は通しで測って後半の失速がどこで起きるかを把握しておくことです。
形式が確定していない段階で何から始めるか迷う場合は「Webテスト対策の完全ガイド」から入ると全体像がつかめます。

参考にした一次情報源
日本エス・エイチ・エル(SHL)提供のGAB・CAB・玉手箱に関する公開情報/リクルートマネジメントソリューションズ「SPI3」公式サイトおよびテストセンター運用情報/日本経営協会総合研究所(NOMA総研)「SCOA総合適性検査」公開情報/採用適性検査TAP公式サイト。
本記事の時間・問題数は2026年9月7日時点で確認した内容です。会場のターム設定や企業ごとの科目の組み合わせにより変動するため、受検案内の記載を最優先してください。

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