Webテスト35分は何の形式?SPI能力検査の内容と対策

「Webテストの所要時間が35分と書かれていたけれど、これは何の形式なのか」。
webテスト 35分という手がかりだけで形式を特定したい方に向けて、35分の正体と、そこから逆算した対策手順をまとめました。
形式ごとの制限時間を横断して見比べたい場合は「Webテストの所要時間一覧」もあわせて確認してください。

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この記事でわかること

  • Webテストの案内に「35分」とある場合に最も可能性が高い形式
  • SPI・玉手箱・TG-WEB・SCOA(TAPOC)それぞれの「35分」の中身の違い
  • 案内メールの表記から35分の正体を絞り込む手順
  • SPIの能力検査35分を想定した時間配分と、残り日数別の対策
  • 公務員試験の適性検査で35分と案内されたときの考え方

著者:テストビズ運営事務局
2021年開業の学習支援チームが運営するWebテスト対策サービスです。
運営チーム累計6,000件超の学習相談実績(レポート等の支援を含む)をもとに、SPI・玉手箱・TG-WEB・GAB/CAB・SCOA・CUBIC等の個別対策と模擬演習を提供しています。
最終更新日:2026年9月7日

Webテスト35分は何の形式?最有力はSPIの能力検査

「35分」という単独の時間表示で最も可能性が高いのは、SPIの基礎能力検査(言語+非言語)です。玉手箱の計数やTG-WEB従来型の合計時間も35分前後になるため、他の情報と組み合わせて判断します。

SPIを提供するリクルートマネジメントソリューションズの検査仕様では、性格検査が約30分、能力検査が約35分という時間設定が標準になっています。
この「約35分」は、テストセンター・WEBテスティング・インハウスCBTのいずれでも共通です。
そのため、受検案内に検査時間として35分だけが記載されているケースでは、まずSPIの能力検査を疑うのが出発点になります。

ただし、35分という数字はSPI専用のものではありません。
次の表のとおり、複数の形式が35分という時間を持っています。

形式 35分にあたる検査 目安の問題数 判断の手がかり
SPI(テストセンター/WEBテスティング/インハウスCBT) 基礎能力検査(言語+非言語) 受検者ごとに変動 性格検査30分が別に案内される
玉手箱 計数「図表の読み取り」または「表の空欄推測」 図表40問/空欄推測35問 言語・英語が別枠で案内される
TG-WEB(従来型) 言語12分+計数18分の能力検査合計 言語12問+計数9問 科目が2つに分かれて表示される
SCOA-B(パーソナリティ)/TAPOC系 性格・パーソナリティ検査 形式により変動 能力検査60分が別にある

つまり35分は「SPIの能力検査まるごと1本」なのか、「玉手箱の計数1科目だけ」なのかで意味がまったく変わります。
判別のポイントは、35分が単独で示されているか、他の時間と並んで示されているかです。

なぜ35分だとSPIの可能性が高いと言えるのか?

SPIは受検方式が変わっても能力検査が約35分で固定されており、就活・転職で使われる件数も最多です。母数の大きさと時間の固定性の2点から、35分単独の表示はSPIが最有力になります。

SPIの受検方式ごとに35分はどう位置づけられるか

SPIには主に4つの受検方式があり、能力検査の時間は次のように整理できます。

  • テストセンター:会場のPCで基礎能力検査を約35分。性格検査約30分は予約後に自宅で先に受検します
  • WEBテスティング:自宅のPCで能力検査35分+性格検査30分。合わせて65分と案内されることが多い形式です
  • インハウスCBT:応募先企業のPCで受検。能力検査は同じく約35分
  • ペーパーテスティング:マークシート方式で、能力検査は言語約30分+非言語約40分の計70分。ペーパーテストの能力検査が70分で、35分ではない点が例外です

ここが実務上いちばん間違えやすい部分です。
「SPI=35分」と覚えていると、ペーパーテスティングの案内を見たときに別形式だと誤認します。
会場に集められてマークシートで受ける案内なら、35分ではなく70分前後を想定してください。

35分と65分はどう違うのか

WEBテスティングでは、能力検査と性格検査の両方が課される場合の合計が65分になります。
一方、案内画面に能力検査しか記載がなければ35分、性格検査しか記載がなければ30分という読み方ができます。

性格検査だけを先に別日程で受け終えている場合、能力検査の案内だけが35分として届くことも珍しくありません。
「35分しかないから簡易的なテストだろう」と油断すると、実際にはSPIの本体である能力検査だったという取り違えが起きます。
65分と案内された場合の内訳は「Webテスト65分は何の形式?」で詳しく整理しています。

35分のSPIで何問出るのか

SPIのテストセンターとWEBテスティングは、受検者の正答状況に応じて出題が変化する仕組みです。
そのため、全体の制限時間内に出題される問題数は人によって異なると公式FAQに明記されているとされ、「35分で必ず何問」という固定値は存在しません。

対策サイトでは言語約40問・非言語約20問という目安が示されることもありますが、これは実測にもとづく概算です。
運営事務局としては、問題数を暗記するより「1問あたり何秒で次に進むか」を決めておくほうが本番で効きます。

35分と表示されるSPI以外の形式には何があるのか?

玉手箱の計数、TG-WEB従来型の能力検査合計、SCOA系のパーソナリティ検査が35分になり得ます。単独表示ならSPI、科目名と並んでいるなら玉手箱かTG-WEBを疑う流れが実用的です。

玉手箱の計数は35分になりやすい

玉手箱は日本エス・エイチ・エル(SHL)が提供する形式で、科目ごとに制限時間と問題数の組み合わせが決まっています。
計数のうち図表の読み取りは29問を15分、または40問を35分で解く問題で、表の空欄の推測では20問を20分、または35問を35分で解答するとされています。

つまり計数で35分と表示されたら、図表の読み取り40問か表の空欄推測35問のどちらかです。
どちらが出るかは企業ごとに異なり、受検前に確定させることはできません。

  • 四則逆算は9分50問しかないため、35分表示なら四則逆算ではないと判断できます
  • 言語の論理的読解は15問15分・32問15分など短めで、35分にはなりません
  • 英語は長文2題で10分前後のため、35分と表示されることはまずありません

玉手箱は電卓の使用が前提の形式です。
35分という表示を見たら、まず手元の電卓と筆記用具を用意してから開始してください。

TG-WEB従来型は合計で35分前後になる

ヒューマネージが提供するTG-WEBは、従来型と新型で時間構成が大きく異なります。
従来型は言語が12分で12問、計数が18分で9問という構成で、能力検査の合計が30分強、性格検査の案内を含めた総所要時間の表示が35分前後になることがあります。

一方の新型は言語が7分で36問、計数が7分で34問と極端に短く、35分と表示されることはありません。
計数の時間が18分なら従来型、8分なら新型と判断できるため、科目別の時間が見えているなら、そちらを優先して確認してください。

SCOAやWA(TAPOC)の35分はどう読むか

SCOAは日本経営協会総合研究所(NOMA総研)が提供する適性検査です。
能力検査であるSCOA-Aは60分120問が標準で、35分にはなりません。
一方、パーソナリティ検査のSCOA-Bは「気質類型」「性格特徴」「意欲・態度」の3要素で構成され、試験時間は20〜35分に設定されているとされます。

検索されることの多い「SCOA WA 35分」については注意が必要です。
WAという表記はSCOA本体ではなくTAPOCという事務職向け適性検査を指すという解説があり、TAPOCの試験時間は35分ではなく約50分と説明されています。
科目名がWAで時間が35分と案内されている場合は、企業側が独自に検査を組み合わせている可能性があるため、時間だけで断定せず案内文の科目名をそのまま控えておいてください。

公務員試験で35分の適性検査と案内されたら

近年は自治体の採用試験でSPI3やSCOAを教養試験の代わりに使う例が増えています。
この場合の35分は、民間と同じSPIの基礎能力検査であることが多い一方、自治体独自の事務適性検査が35分で設定される場合もあります。
自治体の募集要項に検査名が明記されているケースが大半なので、時間から推測する前に募集要項の検査名を確認するのが確実です。
検査名が書かれていない場合は、採用担当窓口への問い合わせが最短ルートになります(具体的な検査名の記載有無は自治体ごとに異なるため要確認)。

案内メールから35分の正体を見分ける手順は?

確認する順番は、受検URLのドメイン、科目名の表記、時間の並び方の3つです。この順に見れば、35分という数字だけに頼らずに形式を絞り込めます。

確認する場所 見るポイント 絞り込める形式
受検URLのドメイン arorua.net / e-exams4 / assessment 等の文字列 SPI・玉手箱・TG-WEBの大分類
科目名の表記 「基礎能力検査」「計数」「検査1・検査2」 SPI/玉手箱/TG-WEBの識別
時間の並び方 35分単独か、30分・9分などと併記か 能力検査全体か1科目か
電卓の可否 案内文に電卓使用の記載があるか 玉手箱・GAB系の可能性が上昇

ドメインからの判別手順は「WebテストのURL見分け方」に一覧でまとめています。
35分という時間はあくまで補助的な手がかりで、確度が高いのはURLと科目名です。

運営事務局が見てきた実例:「35分」だけを頼りに相談が来るケース

運営チーム累計6,000件超の学習相談のなかでも、「所要時間しか分からない」という相談は毎年一定数あります。
匿名化した相談内容を運営事務局で整理すると、35分に関する相談は次の3パターンに集約されました。

  • パターンA:35分単独 — 性格検査を先に自宅で終えており、能力検査だけの案内が届いていた。ほぼSPIのテストセンターかWEBテスティング
  • パターンB:9分・35分・25分などの併記 — 科目ごとの時間が並んでおり、玉手箱の計数35分が含まれていた
  • パターンC:検査1・検査2で12分と18分 — 合計が30分強で、TG-WEB従来型だった

実務的な学びとしては、パターンAの相談者が最も多い一方、対策不足が表面化しやすいのもパターンAでした。
「35分だから短い」と判断して準備時間を削ってしまい、非言語の推論で時間切れになる流れが典型です。
逆にパターンBの相談者は科目名が見えているぶん、演習の的を絞りやすく、直前でも伸びやすい傾向がありました。

SPIの35分はどう戦うのが正解か?

35分は言語と非言語の合計時間で、科目ごとの区切りはありません。1問あたりの上限秒数を先に決め、超えたら次へ進む判断を機械的に行うことが最優先です。

SPIのテストセンターとWEBテスティングでは、問題ごとの制限時間と全体の制限時間が併存します。
1問に粘りすぎると、その問題の持ち時間が尽きたうえに全体の残り時間も減るという二重の損をします。

分野 1問あたりの目安 撤退の判断基準
言語(語句・文法) 20〜30秒 選択肢を2つに絞れなければ即決めて次へ
言語(長文読解) 60秒前後 設問から先に読み、本文を全部読まない
非言語(計算系) 60秒前後 式が立たない時点で撤退
非言語(推論) 60〜90秒 表や図を書き始めて30秒で進展がなければ撤退

上記の秒数は運営事務局の模擬演習で、時間切れを起こさなかった受検者の解答ペースを平均した目安です。
分野ごとの解き方は「SPI対策の始め方」で体系的にまとめています。

受検日までの残り日数で何をすべきか?

残り日数によってやるべきことは変わります。3日を切っているなら新しい範囲には手を出さず、頻出分野の解法確認と時間感覚の再現に絞るのが得策です。

  • 残り2週間以上:非言語の全分野を一周し、推論・割合・速度算など頻出テーマを重点化します
  • 残り1週間:間違えた問題だけを解き直し、35分の通し演習を2〜3回はさみます。手順は「Webテスト対策を1週間で仕上げる短期計画」を参照してください
  • 残り3日:推論と図表の読み取りに絞り、公式の暗記より「捨てる基準」を固めます
  • 前日:新規の問題集は開かず、電卓・メモ用紙・通信環境の確認に時間を使います

時期にかかわらず共通して有効なのは、本番と同じ35分をタイマーで測って通しで解く練習です。
問題を解く力より、時間が減っていく状況で判断を続ける力のほうが不足しがちだからです。

よくある質問(FAQ)

Webテストの案内に35分としか書かれていない場合、SPIだと断定してよいですか?

断定はできませんが、優先して想定すべき形式はSPIです。
SPIの能力検査は受検方式が変わっても約35分で共通しており、採用選考での利用件数も多いためです。
ただし玉手箱の計数(図表の読み取り40問または表の空欄推測35問)も35分なので、案内に「計数」「言語」といった科目名が併記されていないかを必ず確認してください。
最も確度が高い判別材料は受検URLのドメインです。
時間の情報しかない場合は、SPIの非言語を中心に準備しつつ、電卓を使える環境を整えておくと、玉手箱だった場合にも初動で困りません。

35分のSPIでは何問出題されますか?

固定の問題数はありません。
SPIのテストセンターとWEBテスティングは、受検者の解答状況に応じて出題される問題が変わる仕組みで、全体の制限時間内に出る問題数は人によって異なると説明されています。
対策サイトでは言語約40問・非言語約20問といった目安が紹介されることもありますが、これは公式に公表された固定値ではなく実測ベースの概算です。
問題数を数えることに意識を向けるより、1問あたりの上限秒数を決めて機械的に進める練習をしたほうが、点数への影響は大きくなります。

テストセンターで35分と案内されました。性格検査は別に受けるのですか?

はい、別です。
SPIのテストセンター方式では、会場で受けるのは基礎能力検査の約35分のみで、性格検査約30分は会場を予約したあとに自宅のPCなどで先に受検するのが一般的です。
性格検査を受け終えていないと会場での受検ができないケースがあるため、予約完了後は早めに済ませてください。
なお企業によっては英語検査や構造的把握力検査が追加され、その場合は35分に加えて別枠の時間が案内されます。
英語検査の時間は受検方式によって異なるため、案内文の記載を確認してください。

玉手箱の計数が35分と表示されました。図表の読み取りと空欄推測のどちらが出ますか?

事前に確定させることはできません。
計数35分の枠には図表の読み取り40問と表の空欄推測35問の2種類があり、どちらを採用するかは企業ごとに異なるうえ、開始前に告知されないためです。
実務的な対処としては、両方の解法を一度ずつ確認しておき、開始直後の1問目で形式を判断して切り替える準備をしておくことです。
図表の読み取りなら選択肢から必要な数値だけを拾う手順、空欄推測なら行と列の規則性を先に探す手順と、入り方が明確に違います。
どちらも電卓を使う前提なので、使い慣れた電卓を手元に置いてください。

35分のテストは短いので、対策なしでも大丈夫ですか?

おすすめしません。
35分という時間は「問題が少ない」という意味ではなく、「1問あたりの持ち時間が短い」という意味だからです。
SPIの非言語では、解法を知っていれば30秒で終わる問題を、知らないと3分かけても解けないという差が出ます。
運営事務局に寄せられる相談でも、35分という表示を見て準備時間を削った結果、後半の推論で時間切れになったという声が目立ちます。
最低限、推論・割合・速度算・図表の読み取りの4分野だけでも解法を確認してから臨むことをおすすめします。

公務員試験の適性検査で35分と案内されました。何を対策すればよいですか?

まず募集要項で検査名を確認してください。
自治体の採用試験ではSPI3やSCOAを教養試験の代替として使う例が増えており、SPI3であれば民間と同じ基礎能力検査の対策がそのまま通用します。
一方、事務適性検査(照合・分類・計算などの処理系)が35分で設定されている場合は、必要な準備がまったく違い、速さと正確さの反復練習が中心になります。
募集要項に検査名の記載がなければ、採用担当窓口に問い合わせるのが最短です。
自治体ごとに運用が異なるため、時間だけで判断せず一次情報にあたってください。

SPIのペーパーテストでも35分ですか?

いいえ、ペーパーテスティングは別の時間設定です。
マークシート方式のペーパーテスティングでは能力検査が言語約30分+非言語約40分の計70分で、35分にはなりません。
性格検査も約40分と、Web受検より長めに設定されています。
企業から会場に集められてマークシートで受けると案内された場合は、35分という前提を捨てて70分の通し演習に切り替えてください。
問題の傾向自体もWeb受検と完全に同一ではないため、時間配分の感覚を作り直しておくと安全です。

まとめ

Webテストの案内に35分とあった場合、最有力はSPIの基礎能力検査(言語+非言語)です。
ただし玉手箱の計数35分(図表の読み取り40問または表の空欄推測35問)、TG-WEB従来型の能力検査合計、SCOA-Bのパーソナリティ検査も35分になり得ます。

判別の優先順位は、受検URLのドメイン、科目名の表記、時間の並び方の順です。
35分が単独で書かれているならSPI、科目名と並んでいるなら玉手箱かTG-WEBを疑う、という流れで絞り込んでください。
なお、SPIのペーパーテスティングだけは能力検査70分で例外になります。

35分は短いのではなく、1問あたりの持ち時間が短いだけです。
やるべきことは、頻出分野の解法を確認したうえで、本番と同じ35分をタイマーで測って通しで解き、撤退の基準を決めておくこと。
形式が確定していない段階でも、SPIの非言語を軸に準備しておけば、玉手箱やTG-WEBに転んだときの土台になります。
形式が分からないまま何から始めるか迷っている方は「Webテスト対策の完全ガイド」から入ると全体像がつかめます。

時間の表示に振り回されず、確認できる一次情報から順に手を打っていきましょう。

参考にした一次情報源
リクルートマネジメントソリューションズ「SPI3」公式サイト(検査構成・実施時間)/日本エス・エイチ・エル(SHL)提供の玉手箱に関する公開情報/ヒューマネージ提供のTG-WEBに関する公開情報/日本経営協会総合研究所(NOMA総研)「SCOA総合適性検査」公開情報。
本記事の時間・問題数は2026年9月7日時点で確認した内容です。企業ごとの組み合わせにより変動するため、受検案内の記載を最優先してください。

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