この記事でわかること
- TAP適性検査の構成(数理・言語・論理+性格)と、対策の優先順位
- 数理・言語・論理それぞれの出題範囲と例題、解き方のコツ
- Web受検とマークシート受検で「出る範囲」が違う理由と、その見極め方
- 対策本・問題集がほぼない中で、何を使って練習するか
- 運営事務局の模擬演習で見えた「SPI対策済みの人が落とすブロック」と伸び幅
著者:テストビズ運営事務局
2021年開業の学習支援チームが運営するWebテスト代行サービス。SPI・玉手箱・TG-WEB・GAB/CAB・SCOA・CUBICなど主要形式から企業オリジナルまで広範囲に対応し、運営チーム累計6,000件超の相談実績をもとに就職活動、転職活動に励む方を支援しています。
最終更新日:2026年9月6日
「案内に『TAP』と書いてあるが、SPIの対策本で足りるのか」。 tap 対策の相談は、SPIを一通り終えた人が、聞き慣れない名前に不安を覚えて届くケースが大半です。 結論から言うと、TAPは「SPIの対策が7割そのまま使える」一方で、残り3割に高校数学レベルの数理や暗号・位置関係などの論理問題が混じり、そこで差がつく検査です。 性格検査は正直に一貫して答える以外に対策がなく、時間は能力問題に集中させるのが正解です。 この記事では、TAPの構成と出題範囲、分野別の解き方、教材の選び方を、提供会社の公開情報と運営事務局の模擬演習データをもとに解説します。
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TAP適性検査の対策の結論:SPI対策の土台に「数理の上乗せ」と「論理の型」を足す
TAPとは、株式会社日本文化科学社が提供する採用向け適性検査で、能力問題(言語判断・数的判断・論理思考)と性格検査で構成されます。対策の要点は、SPI対策で基礎を固めたうえで、TAP特有の「高校数学の範囲」と「暗号・位置関係などの論理問題」を上乗せすることです。
まずTAPの基本情報を、提供会社の公開情報をもとに整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供会社 | 株式会社日本文化科学社(1948年創業の心理検査専門出版社) |
| 正式名称 | TAP総合適性検査(Total Aptitude Testの略。1994年発売) |
| 能力問題 | 言語判断・数的判断・論理思考の3領域。標準得点(偏差値)で評価 |
| 性格検査 | 職務バイタリティ・職務適性・対人/社会への不調和傾向・対人的側面/行動的側面 |
| 検査タイプ | 総合タイプ(能力+性格・約60分)/性格タイプ(約15分)/短縮タイプ(約30分・マークシート) |
| オプション | 英語・事務適性・情報処理・企業オリジナル問題 |
| 受検方式 | Web受検(PC・タブレット)またはマークシート受検。企業が指定する |
| 結果 | 受検者には開示されない |
※時間は提供会社および就活情報サイトの公開情報をもとにした目安です。能力問題の問題数は公開されておらず、企業の設定で変わるため、案内メールを必ず確認してください。
TAPの対策で最初に理解すべきことは、「SPIと同じ部分」と「TAP特有の部分」の切り分けです。
| 分類 | 出題内容 | 対策の手段 |
|---|---|---|
| SPIと共通(約7割) | 四則計算、損益算、速度算、割合、集合、順列・組み合わせ、確率、語句の意味、長文読解 | SPI対策本をそのまま使う |
| TAP特有(約3割) | 面積・体積、n進法、三角比・二次関数・数列(Web版)、暗号、位置関係、親族関係の推論 | 高校数学の復習+論理問題の型を覚える |
この「約7割・3割」は運営事務局の模擬演習と相談者の受検報告から整理した目安です。 SPI対策を終えている人が「TAPは難しい」と感じるのは、残り3割の部分で手が止まるからです。 そこを事前に埋めておけば、TAPはSPI経験者が最も伸ばしやすい形式の一つになります。
TAPの全体像・導入企業は「TAP適性検査とは?」で、Webテスト全体の対策手順は「Webテスト対策の完全ガイド」で解説しています。
TAPの対策は能力問題と性格検査のどちらを優先すべき?
能力問題を優先します。時間配分の目安は能力8割・性格2割です。性格検査は「一貫して正直に答える」以外に対策がなく、能力問題は数理の公式暗記と論理の型で得点が伸びます。
総合タイプ約60分のうち、性格検査に使われるのは約15分で、残りの約45分が能力問題です。 1問あたり30秒前後で進める必要があると就活情報サイトで紹介されており、運営事務局の演習でも「時間内に全問解き切れる人は少ない」のが実態です。
| 検査 | 受検者ができる準備 | 準備の効果 |
|---|---|---|
| 能力問題(約45分) | SPI対策の復習/高校数学の公式/暗号・位置関係の型/時間配分の練習 | 直接得点に反映される |
| 性格検査(約15分) | 疲れていない時間帯に受ける/自分の基準を決めて一貫させる/極端な回答を避ける | 「作る」ことは不可能。矛盾を出さないことが唯一の対策 |
性格検査は、企業の求める人物像に合わせて回答を変えると矛盾が生まれ、「正直に答えていない」と判定されるリスクがあります。 問題数が多く直感的に答える必要があるため、事前に自己分析で「自分の基準」を固めておくと後半でぶれません。 性格検査全般の考え方は「適性検査の性格診断で落ちる?」で整理しています。
TAPの数理問題の対策|範囲・例題・公式
数理はSPIの非言語と重なる分野が多いですが、面積・体積、n進法、そしてWeb版では三角比・二次関数・数列といった高校数学の範囲が加わります。SPIの公式に加えて、高校数学Ⅰ・Aの基本公式を10個ほど復習するのが上乗せ対策です。
「tap 数理 範囲」を確認したい人のために、出題範囲を整理します。
| 分野 | SPIとの関係 | 押さえる公式・考え方 |
|---|---|---|
| 四則計算・方程式 | 共通 | 一次方程式、連立方程式。電卓の可否は案内で確認 |
| 損益算・速度算・割合 | 共通 | 定価=原価×(1+利益率)/距離=速さ×時間 |
| 順列・組み合わせ・確率 | 共通 | nPr、nCr、余事象 |
| 集合 | 共通 | ベン図 |
| 面積・体積 | TAP特有 | 円の面積πr²、球の体積(4/3)πr³、円柱・円錐の体積 |
| n進法 | TAP特有 | 2進数・3進数と10進数の相互変換 |
| 数列 | Web版で出やすい | 等差・等比数列の一般項と和、素数などの規則性 |
| 三角比・二次関数 | Web版で出やすい | sin・cos・tanの定義、放物線の頂点と最大・最小 |
※分野はSPIノートの会の問題集および就活情報サイトの情報、相談者の受検報告をもとに整理しています。実際の出題は企業の設定・受検方式で変わります。
例題1:数列の規則性(形式再現)
問:2、3、5、7、11、13、17、□ の□に入る数はどれか。
並んでいるのはすべて素数です。 17の次の素数は19なので、答えは19です。 「差が一定か」「比が一定か」で見つからない数列は、素数・平方数・階乗を疑ってください。
例題2:n進法(形式再現)
問:2進数の1011を10進数で表すといくつか。
右から順に1、2、4、8の位なので、1×8+0×4+1×2+1×1=11。 答えは11です。 n進法は「右から順にnの0乗、1乗、2乗…をかけて足す」だけで解けます。
例題3:体積(形式再現)
問:底面の半径3cm、高さ10cmの円柱の体積はいくらか(円周率はπとする)。
円柱の体積=底面積×高さ=π×3²×10=90π。 答えは90π㎤です。 面積・体積は公式を知っているかどうかだけで決まるため、直前に一覧で確認しておくのが最も効率的です。
SPIと共通する損益算・速度算・場合の数などの公式は「SPI非言語の対策|頻出分野と公式まとめ」で網羅しています。
TAPの言語問題の対策|出題形式とコツ
言語は語句の意味・用法、四字熟語、文章の並べ替え、そして「長めの文章から条件を読み取る」読解が中心です。SPI言語の対策がほぼそのまま使え、コツは設問を先に読んで必要な箇所だけ探すことです。
「tap 言語」「tap 言語問題」で不安に思う人は多いですが、言語で差がつくケースは数理・論理より少ないです。
| 形式 | 内容 | コツ |
|---|---|---|
| 語句の意味・用法 | 語句の意味に近いもの、正しい使い方を選ぶ | SPI言語の頻出語を50語程度確認 |
| 四字熟語・ことわざ | 意味や読みを問う | 対策本の一覧を1周 |
| 文の並べ替え | バラバラの文を正しい順に並べる | 接続詞と指示語に注目 |
| 読解(条件抜き出し) | 数百字の文章から「〇〇は何歳か」など具体的な情報を抜き出す | 設問を先に読み、該当箇所だけ探す。全文を読まない |
読解は「文章を理解する」より「情報を探す」問題です。 例えば「Aさんは22歳で入社し、3歳年上の先輩がいる」という文章から「先輩は何歳か」を問う形式なら、答えに関係する2文だけ読めば済みます。 1問30秒前後のペースでは、全文を読んでいる時間はありません。
SPI言語の対策手順は「SPI言語の対策|頻出語句・二語の関係」で解説しています。
TAPの論理問題の対策|暗号・位置関係・推論の解き方
論理は暗号、位置関係、親族関係などの推論が中心で、TAPで最も差がつく分野です。SPIの推論と同じく「条件を図や表に書き出す」のが基本ですが、暗号は「対応表を作る」、位置関係は「座席図を描く」と型を決めておくと解答時間が半減します。
「tap 論理」「tap 推論」は、運営事務局の相談で最も「解き方が分からなかった」と言われる分野です。 出題の型は3つに絞れます。
暗号問題:対応表を作る
問(形式再現):ある規則で「さくら」が「しけり」と表されるとき、「うめ」はどう表されるか。
五十音表を書いて対応を見ると、さ(sa)→し(si)、く(ku)→け(ke)、ら(ra)→り(ri)で、いずれも「同じ行で1つ次の段(あ段→い段、う段→え段)」に動いています。 同じ規則を「うめ」に当てると、う(u段)→え(e段)、め(e段)→も(o段)で、答えは「えも」です。 暗号問題のコツは「頭の中で法則を探さない」ことです。 メモ用紙に五十音表またはアルファベット表を書き、与えられた対応を全部書き込んでから規則を読み取ってください。
位置関係:座席図を描く
問(形式再現):A〜Eの5人が横一列に座っている。AはBの右隣、CはEの左隣、Dは両端のどちらかで、Bは中央にいる。左端は誰か。
5つの枡を描き、確定条件(Bが中央)から埋めます。 Bが中央(3番目)、Aはその右(4番目)。 Dは両端なので1番目か5番目。 CはEの左隣なので、残る2枡が連続している必要があり、Dが5番目ならC・Eは1・2番目でCが左端。 Dが1番目なら残りは2番目と5番目で連続せず不成立。 答えは左端がCです。 位置関係は「確定条件→両端条件→隣接条件」の順で埋めると迷いません。
親族関係の推論:家系図を描く
問(形式再現):AとDは夫婦、Aの子は2人、FはAの孫、BはCの兄、Cには子がいる。Fから見てBは誰か。
家系図を描き、Aの子がBとC、Cの子がFと置けば、BはFの父の兄または母の兄、つまり叔父です。 親族関係は文章のまま考えると混乱するため、必ず図に落としてください。
論理問題の共通ルール
- 条件を読んだら、考える前に図・表・対応表を書く
- 確定する条件から埋め、場合分けは2つまで。3つ以上に分かれたら選択肢から消す
- 1問に1分以上かかったら飛ばす。論理は「時間を吸う」分野で、ここで止まると数理・言語の解ける問題を失う
SPIの推論と同じ型で解ける問題も多いため、「SPI推論の解き方とコツ」を先に読んでおくと理解が速くなります。
Web受検とマークシート受検で出題は変わる?見極め方
変わります。就活情報サイトや相談者の受検報告では、Web版は三角比・二次関数・数列など高校数学の出題が目立ち、マークシート版はSPIに近い出題傾向とされています。案内メールで受検方式を確認し、Web版なら高校数学の復習を追加してください。
TAPは同じ名称でも、受検方式で傾向が異なることが特徴です。
| 受検方式 | 実施場所 | 出題の傾向(公開情報・受検報告) | 追加で対策すること |
|---|---|---|---|
| Web受検 | 自宅PC・タブレット | 高校数学(三角比・二次関数・数列)、n進法、暗号 | 数学Ⅰ・Aの基本公式を復習 |
| マークシート受検 | 企業指定の会場 | SPIに近い。損益算・速度算・推論が中心 | SPI対策の復習で対応可能 |
| 短縮タイプ | 会場(マークシートのみ) | 問題数が少なく、性格は職務バイタリティのみ | 能力問題で点を取る前提で準備 |
受検方式は受検者が選べず、企業が指定します。 「tap 過去問」を探している人は、まず自分がどちらの方式かを確認してください。 方式が違えば、集めた情報が役に立たない可能性があります。
なお、TAPのWeb受検でカメラによる監視が行われた事例は、運営事務局の相談者からの聞き取りでは確認されていません。 監視型かどうかは企業の運用で決まるため、案内メールの記載を確認してください。
TAPの対策本・問題集・練習問題は?何で勉強するか
TAP専用の市販対策本はほぼなく、SPIノートの会「これが本当のWebテストだ!(3)」がTAPを収録する数少ない教材です。基本はSPIの対策本で共通分野を固め、高校数学の公式集と論理問題の型を追加する3層構成で組みます。
「tap 対策本」「tap 問題集 おすすめ」「tap 参考書」「tap 本」を探しても選択肢が少ないのは、TAPの導入企業がSPI・玉手箱より少なく、専用教材の市場が小さいためです。
| 教材 | 使える範囲 | 補えない範囲 |
|---|---|---|
| これが本当のWebテストだ!(3) WEBテスティング・CUBIC・TAP・TAL編(講談社) | TAPの出題形式の把握、例題 | 反復用の問題量 |
| SPI対策本(青本など) | 四則、損益算、速度算、割合、確率、集合、語句、読解 | 面積・体積、n進法、高校数学、暗号 |
| 高校数学Ⅰ・Aの参考書・公式集 | 三角比、二次関数、数列、図形の面積・体積 | 出題形式の把握 |
| 公務員試験「判断推理」の入門書 | 暗号、位置関係、親族関係の推論 | 数理 |
| 形式再現の模擬演習 | 時間配分、ブロック横断の練習 | 本番と完全に同じ問題ではない |
使い方の順番
- SPI対策本で非言語・言語を1周し、共通分野を固める(SPI対策済みなら省略)
- 「これが本当のWebテストだ!(3)」のTAP部分で出題形式を把握する
- 高校数学の公式(三角比・二次関数・数列・面積体積)を一覧で確認し、各分野3問ずつ解く
- 公務員試験の判断推理の入門書で、暗号・位置関係を各5問ずつ解き、型を覚える
- 時間を測って通しの演習を1〜2回行い、1問30秒のペースを体に入れる
「tap 練習問題 無料」で探すと就活情報サイトの例題が見つかりますが、量が少なく反復には向きません。 量が必要なのは共通分野なので、そこはSPI教材に任せるのが現実的です。
SPI対策本の選び方は「SPI対策本おすすめ|青本・赤本の違い」で解説しています。
「過去問」「答え」の情報には近づかない
TAPは提供会社が問題を公開しておらず、正規の過去問は存在しません。 SNSなどで販売される「過去問」「解答集」は正確性が保証されず、受検方式や企業の設定で出題が異なるため、本番と一致する保証もありません。 運営事務局はこれらの利用を勧めていません。 解答集に頼った受検者の事例は「Webテストの解答集は危険?」で紹介しています。
運営事務局の模擬演習で見えた「SPI対策済みの人が落とすブロック」
模擬演習の初回では、SPI対策を終えた相談者でも「面積・体積」「n進法」「暗号」「位置関係」の正答率が共通分野より明確に低く、高校数学の公式確認と論理の型を説明した2回目には共通分野と同水準まで回復しています。TAPの対策は「上乗せ3割」に集中すれば短期間で効きます。
運営チーム累計の相談実績と、TAPの形式を再現した模擬演習の結果から、個人が特定されない形で傾向を紹介します。 数値は演習ベースの傾向であり、本番の得点を保証するものではありません。
初回演習で起きること
| 分野 | 初回の典型的な状態 | 原因 |
|---|---|---|
| 損益算・速度算・割合 | SPI対策済みなら安定して解ける | 共通分野 |
| 面積・体積 | 公式を忘れていて手が止まる | 中学以来触れていない |
| n進法・数列 | 変換の手順が思い出せない/素数・平方数に気づかない | 高校数学の記憶が薄い |
| 暗号 | 頭の中で法則を探して時間切れ | 対応表を書く習慣がない |
| 位置関係・親族 | 条件を読み返して時間を使う | 図に落とす手順を知らない |
| 言語(読解) | 全文を読んで時間切れ | 設問先読みをしていない |
2回目で何が変わるか
公式一覧の確認(約30分)と、暗号・位置関係の型の説明(約30分)を挟んで2回目を行うと、面積・体積・n進法はほぼ全員が共通分野と同水準まで回復しました。 暗号・位置関係は「解けるようになった」より「1問あたりの時間が半分以下になった」変化が大きく、その結果として最後のブロックまで到達する人が増えました。 つまりTAPは、「知らなかった3割」を1〜2時間で埋めるだけで、解答数そのものが増える形式です。
実例:「SPIは7割取れるのにTAPで手が止まった」(大学3年・2月)
SPIの模擬演習で安定して7割前後を取っていた相談者が、TAPの案内を受けて相談に来たケースです。 初回演習では損益算や推論は解けたものの、三角比と暗号で完全に止まり、時間切れで後半が手つかずでした。 Web受検だったため高校数学の公式を一覧で確認し、暗号は対応表を書く練習を5問だけ実施。 2回目の演習で「止まる問題がなくなった」状態になり、本番後は次の選考に進んだと報告がありました。 この相談者に必要だったのは、新しい勉強ではなく「忘れていた公式の再確認」と「型」だけでした。
実例:転職活動でTAPのマークシート受検に当たった社会人(30代・9月)
中途採用の選考で、会場でのマークシート受検を案内された社会人からの相談です。 マークシート版はSPIに近い傾向のため、高校数学より損益算・速度算・推論の復習を優先しました。 通勤時間でSPIの非言語を1日20分、週末に位置関係と親族関係の推論を図に描く練習を30分。 本番では「SPIとほぼ同じ感覚で解けた」と報告がありました。 社会人の場合、方式の確認で対策範囲が大きく変わるので、案内メールの確認を最初に行ってください。 転職者向けの対策全般は「転職の適性検査対策」で解説しています。
TAPの難易度とボーダーは?「難しい」と感じたときの考え方
TAPの合格ラインは非公開で、企業ごとに異なります。「難しい」と感じる原因の多くは高校数学と論理問題の初見であり、問題自体の難度はSPIと大きく変わりません。一部が解けなくても、共通分野を取りこぼさなければ通過している相談者は多くいます。
「tap 難易度」「tap 難しい」「tap ボーダー」について、公開情報と相談実績から整理します。
| 項目 | 状況 |
|---|---|
| 合格ライン | 非公開。企業が結果報告書の偏差値をどう使うかで決まる |
| 難易度の実態 | 共通分野はSPIと同程度。高校数学・暗号・位置関係が「初見殺し」 |
| 時間 | 1問30秒前後。全問解き切る人は少ない |
| 結果の開示 | 受検者には開示されない。感触で判断せざるを得ない |
結果が開示されないため、「できなかった」と感じても実際の位置は分かりません。 運営事務局の相談者でも、「暗号は全滅した」と言いながら次の選考に進んでいる人は多くいます。 次に活かすなら、「止まった問題がどの分野だったか」を受検直後にメモし、その分野の公式と型を確認してください。
時間切れの防ぎ方全般は「Webテストの時間配分|時間切れを防ぐ解き方」で解説しています。 形式名と受検期限を送るだけで対策範囲を提案する相談サービスも、教材が少ない形式では選択肢の一つになります。
よくある質問(FAQ)
Q1. TAPの対策はいつから、どれくらい必要ですか?
SPI対策を終えている人なら、3〜5日・合計3〜5時間で「上乗せ3割」は埋まります。 初日に受検方式(Web/マークシート)を案内で確認し、2日目に高校数学の公式一覧(三角比・二次関数・数列・面積体積)を確認、3〜4日目に暗号・位置関係・親族関係を各5問ずつ図を描いて解き、最終日に時間を測って通しで演習する配分が現実的です。 SPI対策をしていない人は、先にSPIの非言語・言語を1周する時間(1〜2週間)を足してください。 共通分野が7割を占めるため、SPI対策そのものがTAP対策の土台になります。
Q2. TAPの対策本はどれを買えばいいですか?
TAP専用の教材はほぼなく、SPIノートの会の「これが本当のWebテストだ!(3) WEBテスティング・CUBIC・TAP・TAL編」(講談社)がTAPを収録している数少ない市販本です。 ただしTAP部分の問題量は限られるため、共通分野の反復にはSPIの対策本(青本など)を使い、高校数学の公式は数学Ⅰ・Aの公式集、暗号・位置関係は公務員試験「判断推理」の入門書で補うのが現実的です。 「tap 問題集 おすすめ」を探して1冊で済ませようとするより、この3層で組む方が確実です。
Q3. TAPの問題数は何問ですか?
能力問題の問題数は提供会社から公開されておらず、企業の設定(総合・短縮・オプションの有無)で変わります。 総合タイプは約60分で、そのうち性格検査が約15分、能力問題が約45分という時間配分が就活情報サイトで紹介されています。 1問30秒前後で進める必要があると言われており、全問解き切る人は少数です。 問題数を気にするより、「1問に1分以上使ったら飛ばす」ルールを決めておく方が結果に直結します。
Q4. TAPの数理はどこまで出ますか?中学数学だけで足りますか?
マークシート受検ならSPIと同じ中学数学の範囲でほぼ対応できますが、Web受検では三角比・二次関数・数列といった高校数学Ⅰ・Aの範囲が出題されると就活情報サイトや相談者の受検報告で確認されています。 面積・体積やn進法も、SPIにはあまり出ないTAP特有の分野です。 高校数学は「解けるようになる」より「公式を思い出す」レベルで十分なので、公式一覧を30分確認し、各分野3問ずつ解いておけば対応できます。 案内メールで受検方式を確認し、Web受検なら高校数学の復習を追加してください。
Q5. TAPの論理問題(暗号・推論)が苦手です。
暗号は「頭の中で法則を探さない」ことが最大のコツです。 メモ用紙に五十音表やアルファベット表を書き、問題で与えられた対応を矢印で書き込んでから規則を読み取ってください。 位置関係は枡を描いて「確定条件→両端条件→隣接条件」の順に埋め、親族関係は家系図を描きます。 いずれも図に落とすだけで解答時間が半分以下になります。 それでも1問に1分以上かかる場合は飛ばしてください。 論理は時間を吸う分野なので、ここで止まると数理・言語の解ける問題まで失います。
Q6. TAPの性格検査で気をつけることはありますか?
企業の求める人物像に合わせて回答を変えないことです。 TAPの性格検査は回答の一貫性を見ており、矛盾があると「正直に答えていない」と判定されるリスクがあります。 問題数が多く直感で答える必要があるため、事前の自己分析で「自分の基準」を固め、極端な回答(すべて「非常に当てはまる」など)を避けてください。 性格検査の結果は内定後の配属やフォローにも使われるため、等身大で答える方が入社後のミスマッチも防げます。 対策の時間配分は能力8割・性格2割が目安です。
Q7. TAPがボロボロでも次に進めますか?
合格ラインは非公開で、企業ごとに異なるため断定はできませんが、「暗号が全滅した」「時間切れで最後まで行けなかった」と言いながら次の選考に進んでいる相談者は多くいます。 TAPは結果が受検者に開示されないため、感触と実際の位置がずれることも珍しくありません。 結果を待つ間に、止まった分野をメモして公式と型を確認しておけば、次にTAPを受ける企業では確実に結果が変わります。 TAPは「知らなかった3割」を埋めるだけで解答数が増える形式なので、1回目の経験は無駄になりません。
まとめ
TAPの対策は、SPIの土台に「高校数学の公式」と「論理の型」を上乗せするだけで大きく前進します。 この記事の要点を再掲します。
- TAPは日本文化科学社の適性検査。能力(言語判断・数的判断・論理思考)+性格で、総合タイプは約60分
- 出題の約7割はSPIと共通。残り3割の「面積・体積、n進法、高校数学、暗号、位置関係」で差がつく
- Web受検は高校数学(三角比・二次関数・数列)が出やすく、マークシート受検はSPIに近い。案内で方式を確認する
- 論理問題は「図・表・対応表を書く」が全て。1問1分以上かかったら飛ばす
- 専用教材はほぼない。SPI対策本+高校数学の公式集+判断推理の入門書の3層で組む
- 性格検査は一貫して正直に。時間配分は能力8割・性格2割
- 合格ラインは非公開。一部が解けなくても、共通分野を取りこぼさなければ通過している人は多い
運営事務局が見てきた相談者のうち、TAPで立て直せた人の共通点は、「難しい」と感じた分野が高校数学と暗号に集中していると気づき、そこだけを1〜2時間で埋めたことでした。 SPIの対策が終わっている人ほど、TAPは短時間で伸びます。 上乗せの3割に集中して、本番に臨んでください。
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