SPI対策本おすすめ|青本・赤本の違いと選び方

この記事でわかること

  • SPI対策本の「青本」「赤本」がどの本を指すのか、何が違うのか
  • 目的別(初めて・高得点狙い・時間がない・転職・テストセンター専用)のおすすめ問題集
  • 運営事務局が個別セッションで実際に使っている本と、「買わなくていい本」の判断基準
  • 「赤本だけで足りるか」「青本は難しすぎるか」への演習データにもとづく答え
  • 年度版(2028年度版など)の選び方と、1冊を3周する使い方

著者:テストビズ運営事務局
2021年開業の学習支援チームが運営するWebテスト代行サービス。SPI・玉手箱・TG-WEB・GAB/CAB・SCOA・CUBICなど主要形式から企業オリジナルまで広範囲に対応し、運営チーム累計6,000件超の相談実績をもとに就職活動、転職活動に励む方を支援しています。
最終更新日:2026年9月5日

SPI対策本のおすすめを一言で言うと、「初めてなら赤本1冊、段階6以上を狙うなら赤本+青本」です。
赤本は『これが本当のSPI3だ!』(SPIノートの会・講談社)、青本は『史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』(ナツメ社)を指すのが一般的で、難易度と役割がはっきり分かれています。

運営事務局の個別対策セッションでは、相談者の持っている本をそのまま使って進めることが多く、結果として市販本のほとんどを「実際に使った」立場で比較できます。
この記事では、その所感と模擬演習の正答率データをもとに、本の選び方と「買わなくていい本」の判断基準を正直にまとめました。

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SPI対策本の「青本」「赤本」とは?【結論:赤本は入門、青本は演習量】

SPIの赤本とは講談社『これが本当のSPI3だ!』、青本とはナツメ社『史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』を指す通称で、赤本は解説重視の入門書、青本は問題量重視の演習書です。

通称と実際の書名の対応表

通称 書名 著者・出版社 価格(税込・目安) 位置づけ
赤本 これが本当のSPI3だ! SPIノートの会・講談社 1,650円 主要3方式対応の定番入門書。解説が丁寧
青本 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集 ナツメ社 要確認 問題数が多く、推論の難問も収録。演習用
(もう一つの青本) これが本当のSPI3テストセンターだ! SPIノートの会・講談社 要確認 テストセンター専用。表紙が青系のためこう呼ばれることも
緑本 明確な定義なし 出版社や表紙の色が変わるため、通称としては定着していない(要確認)

「spi 青本とは」と検索して混乱するのは、「青本」が2冊を指し得るからです。
一般には青本=ナツメ社の超実戦問題集ですが、SPIノートの会のテストセンター版を青本と呼ぶ記事もあります。
この記事では、青本=ナツメ社の超実戦問題集として進めます。

赤本と青本の違い(5項目比較)

比較項目 赤本(これが本当のSPI3だ!) 青本(超実戦問題集)
難易度 本番と同等〜やや易しめ 本番と同等〜やや難しめ。本番より難しい問題も含む
解説 図解つきで「式の立て方」から説明 簡潔。ある程度解ける人向け
問題数 標準的 多い。特に推論・非言語
対応方式 テストセンター・ペーパー・WEBテスティングの3方式 テストセンター中心
向いている人 SPIが初めて/数学から離れている 赤本を1周した後/段階6以上を狙う

赤本の役割は「型を知る」、青本の役割は「型を速く回す」です。
順番を逆にすると、青本の解説が簡潔なために「式が立たない」弱点が直らず、時間だけが過ぎます。

目的別・SPI対策本のおすすめは?

SPI対策本は「初めて→赤本」「高得点→赤本+青本」「1週間以内→出るとこだけ系」「転職→転職者用SPI3」「テストセンター専用→テストセンター版」と、目的で1冊が決まります。

目的別おすすめ一覧

目的・状況 おすすめ 理由
SPIが初めて。数学から離れている これが本当のSPI3だ!(赤本) 解説が「式の立て方」から。1冊で3方式に対応
段階6以上を狙う。赤本を1周した 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集(青本) 推論の演習量が多い。本番より難しい問題で余裕を作る
受検まで1週間以内 SPI3&テストセンター出るとこだけ!完全対策(就活ネットワーク・実務教育出版)など「頻出だけ」型 頻出分野に絞った構成。全範囲を追わない
転職(中途採用) これが本当の転職者用SPI3だ!(SPIノートの会・講談社) SPI3-G向け。社会人前提の構成
テストセンター方式と確定している これが本当のSPI3テストセンターだ!(SPIノートの会・講談社) テストセンター特有の出題・画面操作に特化
WEBテスティングと確定している これが本当のWebテストだ!(3)【WEBテスティング(SPI3)・CUBIC・TAP・TAL編】(講談社) 入力式・電卓前提の出題に対応
基礎から超やさしく SPI3をひとつひとつわかりやすく。(学研)など 中学数学の復習から。時間に余裕がある人向け

※書名・価格・年度版は変更されることがあります。購入時に最新版を確認してください。

「spi 対策本 ランキング」形式で1位を決めるより、自分の状況の行を見て1冊選ぶほうが失敗しません。
運営事務局の相談で「本を3冊買ったが1周も終わっていない」という人は、ほぼ例外なく状況に合わない本を含んでいます。

受検方式で本が変わる理由

SPIはテストセンター・WEBテスティング・ペーパーで出題形式が違います。
とくにWEBテスティングは数値を入力する形式があり、電卓使用が前提のため、選択肢から逆算するテクニックが使えません。
テストセンター向けの本だけで対策すると、WEBテスティング本番で「式を立てて計算し切る」練習が不足します。
方式が分からない場合は、3方式に対応した赤本から始めるのが安全です。
方式の見分け方は「WebテストのURL見分け方」で解説しています。

「赤本だけで足りる?」「青本は難しすぎる?」演習データで検証

運営事務局の演習ログでは、赤本を3周した人の模擬演習正答率は平均70%前後に到達し、平均的なボーダー(段階5前後)には赤本だけで届くケースが多数です。段階6以上は青本の追加で到達率が上がります。

「青本だけで8割」の再現性

「青本だけやれば8割取れる」という言説をよく聞きますが、運営事務局の相談者で検証すると、次のような分布でした(運営チーム累計、2026年8月時点の概数、模擬演習の正答率ベース)。

使った本 周回数 模擬演習の正答率(平均) 8割到達の割合
赤本のみ 1周 約55% 約10%
赤本のみ 3周 約70% 約35%
青本のみ 1周 約50% 約10%
青本のみ 3周 約65% 約30%
赤本3周→青本1周 計4周 約78% 約55%

注目してほしいのは、青本だけを1周した人の正答率が赤本だけ1周より低い点です。
青本は解説が簡潔なため、式が立たない人はつまずいたまま先へ進んでしまいます。
「青本 難しすぎる」という相談は、ほぼこのパターンです。

一方、赤本3周の後に青本を1周した人は8割到達が半数を超えます。
「青本だけで8割」ではなく、「赤本で型を作ってから青本で速さを上げる」順番が8割への最短経路、というのが演習データから言える結論です。

運営事務局が見てきた実例:本の選び方で結果が変わった3ケース

  • 相談例A(大学3年・受検まで3週間):友人に勧められて青本から開始し、2週間で推論が0/4のまま。赤本の推論章を3日で2周し、残り1週間で青本の推論だけを解いて4/4に
  • 相談例B(社会人・転職・受検まで1週間):赤本(新卒向け)を買っていたが、転職者用SPI3の存在を知らず。SPI3-Gでも出題範囲は大きく変わらないため赤本のまま続行し、非言語の頻出3分野に絞って通過
  • 相談例C(大学院生・段階6目標):赤本を1周して「簡単すぎる」と感じ青本へ。模擬演習で72%→3週間後に84%。青本の「本番より難しい問題」を解いておくことで、本番の難問に動揺しなくなったと報告

3人とも「どの本か」より「どの順番で、どの章を」が結果を分けています。

買わなくていい本・使い方を間違えやすい本は?

運営事務局の立場で「買わなくていい」と考えるのは、①解答だけで解説がない本 ②古すぎて方式に対応していない本 ③「解答集」を名乗るもの、の3種類です。年度が1〜2年古いだけの本は問題ありません。

買わなくていい・注意が必要な本の判断基準

種類 判断 理由
解答のみで解説がない問題集 買わなくていい 「式が立たない」弱点が直らない。赤本の解説で十分
WEBテスティング非対応の古い版 方式次第で注意 入力式の練習ができない。方式が確定していれば対応版を
「解答集」「答え」を名乗るもの 買ってはいけない 本番の問題と解答を対応させたものは不正利用にあたり、選考上・法的なリスクがある。市販の対策本とは別物
就活全般の総合ガイドのSPI章 買わなくていい 数ページの概説のみ。対策には不足
3冊目以降の問題集 原則不要 1冊3周が終わっていないなら、新しい本より2周目を

「spi 本 買うべきか」と迷う段階なら、赤本1冊だけ買って3周するのが答えです。
運営事務局の相談者で、1冊を3周し終えてから「次の本」を必要とした人は全体の2割程度です(運営チーム累計、概数)。
残りの8割は、1冊の周回不足が原因で正答率が伸びていませんでした。

年度版は最新でなくていい

「spi 対策本 28卒」「2028年度版」と最新版を探す人が多いですが、SPI3の出題構成は近年大きく変わっていません。
年度で変わるのは主に巻頭の企業情報・装丁で、問題と解説の中身に大きな差はありません。
ただし、WEBテスティングの入力式が反映されているかだけは確認してください。
古すぎる版(5年以上前)は方式の記述が現状と違うことがあります。

SPI対策本の使い方は?1冊3周の具体的な手順

SPI対策本は「1周目は解けなくてよい、2周目は時間を計る、3周目は間違えた問題だけ」の3周で1冊を完璧にし、その後に模擬形式で通し演習を入れるのが標準的な使い方です。

3周の手順と所要時間

周回 やること 目安時間(赤本の場合)
1周目 解説を読みながら型を知る。解けなくてよい。間違えた問題に印 15〜20時間
2周目 1問ずつ時間を計って解く。新たに間違えた問題に印 10〜12時間
3周目 印の問題だけ。解けたら印を消す。全部消えたら完了 5〜8時間
仕上げ 模擬形式で35分の通し演習を2〜3回 3〜5時間

合計30〜45時間で、赤本1冊を「完璧」にできます。
運営事務局の演習ログでは、この手順を守った人の正答率は3周完了時点で平均70%前後に到達しています(運営チーム累計、概数)。

章の優先順位(時間がないとき)

赤本を最初から順に解く必要はありません。
残り日数が少ないときは、次の順番で章を選びます。

  1. 非言語:推論
  2. 非言語:割合・損益算・速度算
  3. 言語:二語の関係・語句の意味
  4. 非言語:場合の数・確率・集合
  5. 非言語:図表の読み取り
  6. 言語:長文読解
  7. 性格検査(通読のみ)

1〜3だけで出題の半分以上をカバーできます。
分野別の解き方は「SPI非言語の対策」「SPI言語の対策」で扱っています。
残り日数別の計画全体は「SPI対策の始め方」にまとめています。

本とアプリ・模擬演習の組み合わせ方

  • :解法パターンの習得(自宅・机で)
  • アプリ:語彙・計算の反復(移動時間に)
  • 模擬演習:時間配分と到達問数の確認(週1回)

本だけで完結させようとすると、時間配分の練習が不足しがちです。
無料サイト・アプリの使い分けは「SPI対策アプリ・無料サイトおすすめ」を、選択肢の一つとして運営事務局の模擬演習+解説も、時間配分の可視化に使えます。

SPI対策本に関するよくある質問(FAQ)

Q1. SPIの赤本と青本はどちらを買うべきですか?

SPIが初めて、または数学から離れているなら赤本『これが本当のSPI3だ!』(SPIノートの会・講談社)です。
解説が「式の立て方」から書かれており、テストセンター・ペーパー・WEBテスティングの3方式に対応しています。
青本『史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』(ナツメ社)は問題量が多く推論の難問も収録されているため、赤本を1周してから段階6以上を狙う人向けです。
運営事務局の演習ログでは、青本だけを1周した人の正答率が赤本だけ1周より低い傾向があり、順番を逆にすると「難しすぎる」と感じてつまずきやすくなります。
迷ったら赤本1冊から始めてください。

Q2. SPIは赤本だけで足りますか?

平均的なボーダーとされる7段階の段階5前後が目標なら、赤本を3周するだけで到達するケースが多数です。
運営事務局の演習ログでは、赤本3周を終えた人の模擬演習正答率は平均70%前後で、これは多くの企業のボーダー目安に届く水準です(企業ごとに異なり断定はできません)。
一方、大手・人気企業で求められることがある段階6以上を目指す場合や、推論で確実に得点したい場合は、赤本3周の後に青本を1周追加すると8割到達率が上がります。
「赤本だけで足りるか」は志望企業のボーダーで決まるため、まず赤本3周で正答率を測り、足りなければ青本を足す順番が無駄がありません。

Q3. 転職(中途採用)でもSPIの対策本は同じでいいですか?

転職者が受けるSPI3-Gは、新卒向けのSPI3-Uと出題範囲・難易度に大きな差はないとされており、赤本で対策しても問題ありません。
社会人前提の構成で進めたい場合は『これが本当の転職者用SPI3だ!』(SPIノートの会・講談社)がSPI3-G向けに作られています。
運営事務局の相談では、転職者は受検案内から期限まで1週間前後と短いことが多く、本を選び直す時間があるなら手元の赤本で非言語の頻出3分野(推論・割合系・速度算)に絞るほうが現実的です。
ブランクで計算速度が落ちていることが多いため、解説を読むより時間を計って解く比重を上げてください。
転職向けの計画は別記事で扱っています。

Q4. 2028年度版など最新の年度版を買う必要はありますか?

必須ではありません。
SPI3の出題構成は近年大きく変わっておらず、年度で変わるのは主に巻頭の企業情報や装丁で、問題と解説の中身に大きな差はありません。
1〜2年前の版を中古で安く入手できるなら、浮いた予算を模擬演習や2冊目(青本)に回すほうが得点には直結します。
ただし、5年以上前の古い版はWEBテスティングの入力式や現在の方式の記述が反映されていないことがあるため、方式の対応だけは確認してください。
「28卒向け」「2028年度版」という表記は、内容の新しさより「今年の就活生向けに刷った」という意味合いが強いと考えて問題ありません。

Q5. SPI対策本は何周すればいいですか?

3周が目安です。
1周目は解説を読みながら型を知る段階で、解けなくて構いません。
2周目は1問ずつ時間を計って解き、間違えた問題に印をつけます。
3周目は印のついた問題だけを解き、すべて解けたら完了です。
赤本の場合、合計30〜45時間で3周でき、運営事務局の演習ログではこの手順を守った人の正答率が3周完了時点で平均70%前後に到達しています。
複数の本を1周ずつするより、1冊を3周するほうが正答率は安定します。
3周が終わって初めて、2冊目を検討してください。

Q6. 本の代わりにアプリや無料サイトだけで対策できますか?

語彙や計算の反復にはアプリ・無料サイトが有効ですが、「式の立て方」を体系的に学ぶには本のほうが効率的です。
無料教材は解説が答えだけのものや、難易度が本番よりやさしいものが多く、運営事務局の相談ではアプリだけで対策した人が本番の推論で時間切れになるケースが目立ちます。
現実的な組み合わせは、本で解法パターンを習得し、アプリで移動時間に語彙・計算を反復し、週1回は時間を計った通し演習で時間配分を確認する形です。
本1冊(1,650円前後)は対策コストとして十分に回収できる投資です。
アプリ・無料サイトの使い分けは別記事で扱っています。

まとめ:SPI対策本は「赤本1冊を3周」から。青本は型ができてから

この記事の要点を再掲します。

  • 赤本=『これが本当のSPI3だ!』(講談社)、青本=『史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』(ナツメ社)。 赤本は入門、青本は演習量
  • 初めてなら赤本、段階6以上なら赤本3周→青本1周。順番を逆にすると「難しすぎる」でつまずく
  • 受検まで1週間以内なら「出るとこだけ」型、転職なら転職者用、方式確定ならテストセンター版・WEBテスティング版
  • 買わなくていいのは、解説なしの問題集・3冊目以降・「解答集」を名乗るもの。 年度が1〜2年古いだけなら問題なし
  • 使い方は1周目「型を知る」、2周目「時間を計る」、3周目「間違えた問題だけ」。合計30〜45時間
  • 章の優先順位は推論→割合系→二語の関係・語句

本を選ぶ時間より、選んだ本を3周する時間のほうが、結果を決めます。
手元の1冊を開いて、推論の章から始めてください。
受検日までの全体計画は「SPI対策の始め方」、Webテスト全体の流れは「Webテスト対策の完全ガイド」に続きます。

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