Webテスト20分・30分は何の形式?短時間テストの正体

「Webテストの案内に20分、あるいは30分としか書かれていない」。
webテスト 20分・30分という短さは、能力検査ではなく性格検査だったり、複数科目のうち1科目分だけの表示だったりします。
短いからといって軽い検査とは限らないため、正体の見分け方から整理します。形式ごとの時間を横断して見たい場合は「Webテストの所要時間一覧」もあわせてご覧ください。

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この記事でわかること

  • 20分・30分と案内されたときに想定すべき形式の候補
  • 「123問・20分」という表記がCUBICだと判断できる理由
  • SCOA-i(20分)・SPIの英語検査(20分)など20分固定の検査
  • 玉手箱・TG-WEBの短時間科目の一覧と1問あたりの持ち時間
  • 性格検査だけの案内だった場合にやるべきこと

著者:テストビズ運営事務局
2021年開業の学習支援チームが運営するWebテスト対策サービスです。
運営チーム累計6,000件超の学習相談実績(レポート等の支援を含む)をもとに、SPI・玉手箱・TG-WEB・GAB/CAB・SCOA・CUBIC等の個別対策と模擬演習を提供しています。
最終更新日:2026年9月7日

Webテスト20分・30分は何の形式?能力検査とは限らない

20分・30分という短い表示は、性格検査単独、短時間型の能力検査、複数科目のうち1科目分という3つのパターンに分かれます。まずどれに当たるかを見極めてください。

時間 候補 中身 手がかり
20分 CUBIC(個人特性分析) 123問の性格・適性診断 「123問」という問題数の表記
20分 SCOA-i 言語・数-論理・空間・知覚の正確さ スマホ受検可の案内
20分 玉手箱・GAB系のパーソナリティ 性格検査 能力検査が別枠で案内される
20分 SPIの英語検査(ENG) 30問程度の英語 「英語検査」の記載
20分 玉手箱の表の空欄推測 20問/20分 「計数」という科目名
30分 SPIの性格検査 約30分 能力検査35分が別に案内される
30分 TG-WEBの科目合計 従来型の言語+計数+性格など 検査1・検査2という表記
25〜30分 玉手箱の言語(論理的読解) 52問/25分 科目ごとの時間が併記

この時間帯は「1科目だけの表示」である可能性が高いのが特徴です。
案内に他の時間が併記されていないか、もう一度確認してください。

「123問・20分」と書かれていたら何の検査か?

問題数123問で解答時間が約20分と案内されていれば、CUBICの個人特性分析です。能力検査ではなく性格・適性を測る検査で、全問回答が必須という特徴があります。

CUBICは123問という問題数が目印

CUBICは株式会社AGPが提供する適性診断です。
解説記事では、Webテスト形式とペーパーテスト形式があり、解答時間は約20分間で123問の全問回答が必須だと説明されています。
また、性格・意欲・社会性など複数の側面から適性を診断する構成で、全部で123問が用意されているとも整理されています。

つまり「123問」という数字自体が、形式を特定できる強い手がかりです。
この問題数を持つ検査は他にほとんどないため、案内に問題数が書かれていたら必ず控えておいてください。

  • 回答に正解はなく、性格・適性・社会性を見る検査
  • 全問回答が必須のため、時間切れによる未回答は避けたい
  • 意図的に良い回答ばかりを選ぶと見抜かれる仕組みがあるとされる
  • CUBICには能力検査(言語・数理・図形など)も別に存在する

CUBICで「対策」しようとすると逆効果になる

CUBICは事前対策や嘘の回答ができない仕組みだと説明されています。
理想の人物像を演じようとすると、回答の一貫性が崩れ、そこが評価に影響する可能性があります。

20分で123問は、1問あたり約10秒です。
迷って考え込む時間はほとんどないので、直感で素直に答えていくほうが結果的に一貫性が保たれます。
やるべき準備は、回答を作り込むことではなく、時間内に全問終える感覚をつかんでおくことです。

20分固定の能力検査にはどんなものがあるか?

SCOA-iとSPIの英語検査(ENG)は、いずれも20分程度で固定されています。どちらも短時間ですが測る内容がまったく違うため、案内の科目名で判別します。

SCOA-iは4尺度を20分で測る

SCOA-iは日本経営協会総合研究所(NOMA総研)が提供する基礎能力検査です。
言語・数と論理・空間・知覚の正確さという4つの尺度で構成され、標準的な形式では20分間の試験だと説明されています。
パソコン・タブレット・スマートフォンで受検でき、受検者が任意の日程で実施できる点も特徴です。

SCOA-Aが45〜60分で常識まで含むのに対し、SCOA-iは範囲が絞られています。
一方で「空間」と「知覚の正確さ」という、SPIには出ない尺度が含まれる点に注意してください。
スマホで受検できるという案内があれば、SCOA-iの可能性が高まります。
SCOA系全体の勉強順は「SCOA対策」で整理しています。

SPIの英語検査(ENG)は20分30問

SPIの英語検査は、企業がオプションとして追加する検査です。
解説記事では、テストセンター形式やWebテスト形式が一般的で、20分間の試験時間に30問程度が出題されると紹介されています。

能力検査35分・性格検査30分とは別枠で案内されるため、20分という表示が単独で届くことは多くありません。
逆に言えば、20分の案内と35分の案内が並んでいたら、英語検査付きのSPIと判断できます。

検査 時間 測るもの
SCOA-i 約20分 言語・数-論理・空間・知覚の正確さ
SPI 英語検査(ENG) 約20分/30問 語彙・文法・長文読解
玉手箱 表の空欄推測 20問/20分 表の規則性から数値を推測
CUBIC 個人特性分析 約20分/123問 性格・意欲・社会性

30分と案内されたら何を疑うべきか?

30分で最も多いのはSPIの性格検査です。能力検査35分が別に案内されていないかを確認し、なければ性格検査単独の可能性が高いと考えてください。

SPIの性格検査は約30分

SPIの標準構成は、能力検査が約35分、性格検査が約30分です。
テストセンター方式では、会場を予約したあとに性格検査だけを自宅で先に受検する流れが一般的なため、30分の案内だけが単独で届くことがあります。

この場合、能力検査は後日会場で受けることになります。
「30分だけなら簡単そうだ」と考えて能力検査の準備を後回しにすると、会場予約の直前に慌てることになります。
35分の中身は「Webテスト35分は何の形式?」で詳しく整理しています。

TG-WEBは科目の足し算で30分前後になる

TG-WEBはヒューマネージが提供する形式で、従来型と新型で時間構成が大きく異なります。

  • 従来型:言語12分12問+計数18分9問。合計で30分になる
  • 新型:言語7分・計数8分程度で、合計15分前後
  • 英語や性格検査が加わると、さらに時間が伸びる
  • 「検査1」「検査2」という科目名で案内されることがある

計数の時間が18分なら従来型、8分なら新型という判別が可能です。
従来型は図形や暗号など初見では解けない問題が多く、新型は問題数が多くスピード重視という違いがあります。
型ごとの勉強法は「TG-WEB対策の全体像」を参照してください。

玉手箱は25分・35分という組み合わせで出る

玉手箱は科目ごとに時間が決まっている形式です。
「計数35分・言語25分」という組み合わせで案内されることが多く、この場合の計数は図表の読み取りか表の空欄推測、言語は論理的読解(GAB形式)が出題されます。

科目 形式 問題数/時間
言語 論理的読解(GAB形式) 32問/15分 または 52問/25分
言語 趣旨判定(IMAGES形式) 32問/10分
言語 趣旨把握 10問/12分
計数 四則逆算 50問/9分
計数 図表の読み取り 29問/15分
計数 表の空欄推測 20問/20分
英語 論理的読解・長文読解 24問/10分

この表を見ると分かるとおり、玉手箱には20分・25分の科目が複数あります。
科目名と時間の組み合わせが分かれば、出題される問題形式まで特定できるのが玉手箱の特徴です。
科目別の解き方は「玉手箱の対策法」にまとめています。

20分・30分の正体を見分ける手順は?

確認する順番は、問題数の記載、科目名の表記、他の時間の併記の3つです。特に問題数が書かれていれば、形式をほぼ特定できます。

確認する場所 見えるもの 絞り込める形式
問題数 123問/50問/30問/20問 CUBIC・玉手箱・ENGの識別
科目名 計数/言語/英語検査/検査1 玉手箱・SPI・TG-WEBの識別
他の時間の併記 35分・25分などが並ぶか 1科目分か単独検査かの判別
受検デバイス スマホ受検可の記載 SCOA-iの可能性が上昇
案内元ドメイン arorua.net / e-exams4 など SPI・玉手箱の識別

ドメインからの判別手順は「WebテストのURL見分け方」に一覧でまとめています。
20分・30分という時間帯では、時間そのものより問題数のほうが情報量が多いという点を覚えておいてください。

運営事務局が見てきた実例:短時間の案内で起きやすい取り違え

運営チーム累計6,000件超の学習相談から、20分・30分という短い時間を手がかりに寄せられたケースを匿名化して整理すると、次の傾向がありました。

  • 最も多い誤解 — 30分の案内だけを見て「対策は不要」と判断していたが、実際はSPIの性格検査で、能力検査35分が後日控えていた。準備開始が遅れた
  • 惜しい取り違え — 「123問・20分」という記載があったのにCUBICだと気づかず、能力検査の対策をして臨んだ。実際は性格検査で、能力検査は別日程だった
  • 判別できて助かったケース — 「計数20分」という表記から玉手箱の表の空欄推測だと特定でき、直前に解法だけ確認して臨めた

実務的な学びとして、短時間の案内ほど「これだけで終わり」と思い込みやすい傾向があります。
20分・30分の検査は、多くの場合その先にもう1つ検査が控えています。
案内文に「第1次」「一次選考」といった語がないかも確認してください。

20分・30分をどう時間配分すればよいか?

この時間帯は1問10〜30秒の密度です。考え込む余地はないため、判断を速くする練習が対策の中心になります。

検査 1問あたり 意識すること
CUBIC(123問/20分) 約10秒 直感で答え、迷わない
玉手箱 四則逆算(50問/9分) 約11秒 暗算できる形に式を変形する
SPI 英語検査(30問/20分) 約40秒 語彙問題は即答、長文に時間を残す
玉手箱 表の空欄推測(20問/20分) 約60秒 行と列の規則性を先に探す
SCOA-i(20分) 短い 空間・知覚の正確さで止まらない

運営事務局の模擬演習では、短時間型の検査で失点する原因の多くが「1問に粘ったこと」でした。
20分の検査で1問に1分使うと、それだけで全体の5%を失います。
分からない問題を捨てる判断こそが、この時間帯の技術です。

受検日までの残り日数で何をすべきか?

短時間型は準備量より判断速度が効きます。範囲を広げず、出題形式に慣れることを優先してください。

  • 残り1週間以上:形式を特定し、該当する科目形式の演習を繰り返します。組み立て方は「Webテスト対策を1週間で仕上げる短期計画」を参照してください
  • 残り3日:玉手箱系なら四則逆算と表の空欄推測、SCOA-iなら空間と知覚の正確さに絞ります
  • 前日:性格検査なら準備は不要。通信環境と受検リンクの確認に充てます
  • 共通:20分・30分の後に別の検査が控えていないか、案内文を読み直します

形式が未確定なら、四則逆算のような短時間・多問数の演習をしておくと、判断速度の底上げになります。
どの形式に転んでも損にならない準備です。

よくある質問(FAQ)

Webテストが20分と案内されました。これは性格検査ですか?

その可能性は高いですが、能力検査の場合もあります。
20分で性格検査に当たるのは、CUBICの個人特性分析(123問・約20分)や玉手箱・GAB系のパーソナリティ検査です。
一方、能力検査でも20分固定のものがあり、SCOA-i(言語・数と論理・空間・知覚の正確さの4尺度)やSPIの英語検査(30問程度)が該当します。
また、玉手箱の計数「表の空欄推測」は20問20分なので、科目名に「計数」とあれば能力検査です。
案内に問題数や科目名が書かれていないか、もう一度確認してください。

「123問・約20分」と書かれています。何の検査ですか?

CUBICの個人特性分析である可能性が非常に高いです。
CUBICは株式会社AGPが提供する適性診断で、解答時間は約20分、123問の全問回答が必須だと説明されています。
123問という問題数を持つ検査は他にほとんどないため、これ自体が形式を特定できる手がかりになります。
性格・意欲・社会性などを測る検査で、回答に正解はありません。
1問あたり約10秒しかないので、考え込まず直感で答え、全問終えることを最優先にしてください。

CUBICは対策できますか?

回答を作り込むという意味での対策はおすすめしません。
CUBICは事前対策や嘘の回答ができない仕組みになっていると説明されており、意図的に良い回答ばかりを選ぶと見抜かれる可能性があります。
理想の人物像を演じようとすると回答の一貫性が崩れ、かえって評価に影響しかねません。
やるべき準備は、出題形式(質問文への回答、単語から連想する形式など)を一度見ておくことと、20分で123問という速度に慣れておくことです。
なお、CUBICには言語・数理・図形などの能力検査も別に存在するため、そちらが課される場合は通常の対策が必要になります。

30分の案内だけが届きました。これで選考は終わりですか?

終わらない可能性が高いです。
30分で最も多いのはSPIの性格検査で、テストセンター方式では性格検査だけを先に自宅で受検し、能力検査約35分は後日会場で受ける流れが一般的です。
つまり30分の案内は、選考の入口にすぎないケースが少なくありません。
「30分だけなら簡単そうだ」と判断して能力検査の準備を後回しにすると、会場予約の直前に慌てることになります。
案内文に「一次選考」「第1次」といった語がないか、また会場予約の案内が続いていないかを確認してください。

TG-WEBで30分というのは従来型ですか、新型ですか?

従来型の可能性が高いです。
TG-WEBの従来型は言語12分12問・計数18分9問という構成で、合計すると30分になります。
一方、新型は言語7分・計数8分程度と極端に短く、合計15分前後にとどまります。
判別の決め手は計数の時間で、18分なら従来型、8分なら新型と考えてください。
従来型は図形や暗号など初見では解きにくい問題が多く、解法を知っているかどうかで差がつきます。
新型は問題数が多くスピード重視なので、必要な準備がまったく違います。

玉手箱で「計数20分」と書かれていました。何が出ますか?

表の空欄推測(20問/20分)である可能性が高いです。
玉手箱の計数には図表の読み取り(29問/15分または40問/35分)、表の空欄推測(20問/20分または35問/35分)、四則逆算(50問/9分)があり、20分という時間は表の空欄推測に対応します。
この形式は、表の中の空欄に入る数値を、行と列の規則性から推測する問題です。
正確な計算より、まず規則を見つけることが優先されます。
1問あたり約60秒あるので、他の玉手箱の科目に比べれば余裕がありますが、規則が見つからない問題に粘ると一気に崩れます。
30秒で見えなければ選択肢から選んで次に進んでください。

20分・30分のテストなら対策しなくても大丈夫ですか?

検査によります。
性格検査であれば、回答を作り込む対策は不要ですし、むしろ逆効果になり得ます。
一方、能力検査の場合は1問10〜30秒という密度なので、解法を知らない状態で臨むと手が止まります。
玉手箱の四則逆算は50問9分で1問約11秒、CUBICは123問20分で1問約10秒と、考える時間はほぼありません。
また、20分・30分の検査はその先にもう1つ検査が控えていることが多く、そちらの準備のほうが重要な場合もあります。
まず案内文を読み直し、この検査で選考が完結するのかを確認してください。

まとめ

Webテストで20分・30分と案内された場合、性格検査単独、短時間型の能力検査、複数科目のうち1科目分という3つのパターンがあります。
20分ならCUBICの個人特性分析(123問)、SCOA-i、SPIの英語検査、玉手箱の表の空欄推測。
30分ならSPIの性格検査、TG-WEB従来型の科目合計が有力です。

この時間帯で最も情報量が多いのは、時間ではなく問題数です。
123問ならCUBIC、50問なら玉手箱の四則逆算、30問ならSPIの英語検査というように、問題数から形式をほぼ特定できます。
案内に問題数の記載があれば必ず控えておいてください。

そして短時間の案内ほど、その先にもう1つ検査が控えている可能性が高い点に注意が必要です。
「30分だけなら対策不要」と判断して能力検査の準備が遅れる、というのが最もよくある失敗です。
案内文を読み直し、会場予約の案内や次の検査の記載がないかを確認してください。
何から始めるか迷う場合は「Webテスト対策の完全ガイド」で全体像を確認できます。

参考にした一次情報源
日本経営協会総合研究所(NOMA総研)「基礎能力SCOA-i」公開情報/株式会社AGP提供のCUBICに関する公開情報/日本エス・エイチ・エル(SHL)提供の玉手箱・GABに関する公開情報/リクルートマネジメントソリューションズ「SPI3」公式サイト/ヒューマネージ提供のTG-WEBに関する公開情報。
本記事の時間・問題数は2026年9月7日時点で確認した内容です。企業ごとの科目の組み合わせにより変動するため、受検案内の記載を最優先してください。

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