TG-WEB暗号問題の解き方|頻出パターンと練習問題

この記事でわかること

  • TG-WEBの暗号問題がどの形式・どの科目で出るのか、1問にかけられる時間
  • 暗号を解く4ステップ(文字数の照合・共通項・仮説・選択肢からの逆算)
  • 頻出する変換パターン6種類と、それぞれの見分け方
  • アルファベットのずらし、子音+母音の数字化、五十音の行と段の例題
  • 全部を解読せずに選択肢だけで答えを決める方法
  • 受検前にメモへ書いておくべきもの

執筆:テストビズ運営事務局(最終更新日:2026年9月7日)

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TG-WEBの暗号問題は、初見だとほぼ解けず、パターンを知っていれば確実に取れる分野です。
この非対称性が大きいため、対策の費用対効果はTG-WEBの中でも上位に入ります。
この記事では、解く手順と頻出パターンを例題つきで整理します。

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TG-WEBの暗号問題とは?従来型の計数で出る

暗号問題とは、ある規則で文字を置き換えた記号列を見て、その規則を推測し、別の言葉を同じ規則で表す問題である。TG-WEBの従来型で出題される。

TG-WEBには従来型と新型があり、暗号が出るのは従来型のほうです。
新型は四則演算や図表が中心で、暗号は基本的に出題されません。
一般に知られている従来型の計数は9問18分という構成で、1問あたり2分の計算になります。

種類 出題の中心 暗号
従来型 暗号、展開図、積み木、図形の法則、推論 出る
新型 四則演算、図表の読み取り ほぼ出ない

どちらの型かは受検するまで確定しないことが多いため、従来型が来る前提で暗号のパターンだけは確認しておくのが安全です。
従来型の計数全体は「TG-WEB従来型の計数」(No.76)、TG-WEB全体の進め方は「TG-WEB対策の全体像」(No.70)にまとめています。

なお、暗号問題はCABでも出題されますが、出題の形式が異なります。
CABの暗号は図形の変化を記号で表す形式が中心です。
そちらは「CAB暗号問題の解き方」(No.274)を参照してください。

暗号はどう解く?4ステップで処理する

暗号は、ひらめきで解く問題ではない。文字数を照合し、共通する文字を探し、仮説を立てて検証するという手順で機械的に処理できる。

次の順序で進めてください。

  1. 文字数を数える:元の言葉と暗号の長さを比べる。1文字が1記号か、1音が2記号かがここで分かる
  2. 共通項を探す:例が2つ示されている場合、同じ文字が含まれていれば、その部分の対応がそのまま確定する
  3. 仮説を立てて検証する:1文字目で見つけた規則を、2文字目以降でも確認する
  4. 選択肢から逆算する:全部を解読せず、確定した1文字だけで選択肢を絞る

とくに4つ目が重要です。
暗号問題は、規則を完全に解明しなくても、1文字分の対応が分かれば選択肢が1つに決まることが少なくありません。
時間内に終わらせる人は、全体を解読していません。

もう1つ、3つ目の検証で注意点があります。
2文字目が1文字目と同じ規則でなくても、そこで方針を捨てないでください。
文字の位置ごとにずらす量が変わるパターンが存在するためです。

パターン1:アルファベットのずらし

もっとも基本的なのが、アルファベットを一定数だけ後ろまたは前にずらす形式である。まず一定のずらしを疑い、合わなければ位置ごとに変化するパターンを検証する。

【例題1】ある暗号で「NIGHT」が「PKIJV」と表されるとき、「DREAM」はどう表されるか。

各文字を順に見ると、N→P、I→K、G→I、H→J、T→V です。
すべて2文字分後ろにずれています。
同じ規則を当てはめると、D→F、R→T、E→G、A→C、M→O となり、答えは「FTGCO」です。

Zを超える場合はAに戻ります。
Y の2つ後ろは A、Z の2つ後ろは B です。

【例題2】ある暗号で「TOKYO」が「UQNCT」と表されるとき、「NARA」はどう表されるか。

1文字目は T→U で1つ、2文字目は O→Q で2つ、3文字目は K→N で3つ、4文字目は Y→C で4つ、5文字目は O→T で5つ後ろにずれています。
位置が進むごとに、ずらす量が1ずつ増える規則です。
「NARA」に当てはめると、N+1=O、A+2=C、R+3=U、A+4=E となり、答えは「OCUE」です。

1文字目だけを見て「1つずらし」と決めつけると間違えます。
必ず全文字で検証してください。

パターン2:子音のアルファベット+母音の数字

ひらがなをローマ字に直し、子音をアルファベット、母音を1〜5の数字で表す形式である。TG-WEBの暗号ではもっとも出題頻度が高い。

母音は「あ=1、い=2、う=3、え=4、お=5」と対応させるのが基本です。
たとえば「か」はローマ字で ka なので、K1 と表されます。

【例題3】ある暗号で「K1M2」が「かみ」、「S5R1」が「そら」を表すとき、「みそ」を表す暗号はどれか。

    1. M2S5
    1. S5M2
    1. M5S2
    1. K1R1

「かみ」の「み」は M2、「そら」の「そ」は S5 です。
2つの例に共通して現れる文字を拾うだけで、対応が確定します。
「みそ」は M2 と S5 を順に並べるので、答えは1の「M2S5」です。

この形式では、暗号の記号数が元の言葉の音数の2倍になります。
3音の言葉なら6記号、という対応で見分けられます。
子音のアルファベットがローマ字と一致しない(別のアルファベットに置き換えられている)場合もありますが、そのときも共通項を探す手順は同じです。

パターン3:五十音の行と段

五十音表の「何行目・何段目」で文字を表す形式である。数字が2つ1組で並んでいたら、まずこの座標型を疑う。

行は「あ行=1、か行=2、さ行=3、た行=4、な行=5、は行=6、ま行=7、や行=8、ら行=9、わ行=10」、段は「あ段=1、い段=2、う段=3、え段=4、お段=5」と対応します。

【例題4】ある暗号で「2-1 2-2」が「かき」を表すとき、「たな」はどう表されるか。

「か」はか行(2)のあ段(1)で 2-1、「き」はか行(2)のい段(2)で 2-2 です。
「た」はた行(4)のあ段(1)で 4-1、「な」はな行(5)のあ段(1)で 5-1 となり、答えは「4-1 5-1」です。

この形式では、五十音表を書けるかどうかがそのまま速さになります。
受検前にメモへ表を書いておくと、探す時間がなくなります。

その他のパターンは?3種類を押さえる

ずらし・ローマ字・座標の3つで大半は処理できるが、逆順、数字対応、文字数の増減も出題される。

残りのパターンを表で整理します。

パターン 特徴 見分け方
逆順・並べ替え 文字は同じで順序だけが違う 使われている文字が元の語と一致する
数字対応 A=1、B=2…、または A=26、B=25… の逆順 暗号が数字だけで構成されている
濁音・文字数の増減 濁点を別記号で表す、区切り記号が入る 暗号の長さが元の語より長い

見分けの起点は、常に「暗号の長さ」と「使われている記号の種類」です。

  • 数字だけ → 数字対応か座標型
  • アルファベットだけ → ずらしか置き換え
  • アルファベットと数字の混在 → 子音+母音型
  • 元の語と同じ文字が並んでいる → 逆順・並べ替え

この4分岐を最初に行うだけで、検証する範囲が大きく狭まります。

数字対応と複合型はどう解く?単純な規則から順に疑う

暗号が数字だけで構成されている場合は、アルファベットの位置番号を疑う。2つの規則が組み合わさった複合型は、単純な規則を1つずつ試して消していく。

【例題5】ある暗号で「CAT」が「3-1-20」と表されるとき、「DOG」はどう表されるか。

C はアルファベットの3番目、A は1番目、T は20番目です。
そのまま位置番号に置き換える規則なので、D=4、O=15、G=7 となり、答えは「4-15-7」です。

逆順の対応(A=26、B=25…)が使われることもあります。
その場合、C は24、A は26になります。
1文字目を両方の規則で計算し、示された暗号と一致するほうを採用してください。

【例題6】ある暗号で「HOPE」が「FQPI」と表されるとき、「WIND」はどう表されるか。

一見すると規則が見えませんが、元の語を逆から並べると EPOH になります。
これを1文字ずつ後ろにずらすと、E→F、P→Q、O→P、H→I で FQPI と一致します。
つまり「逆順にしてから1つずらす」という2段階の規則です。
「WIND」を逆順にすると DNIW、1つずらして「EOJX」が答えになります。

複合型を疑う順序は決めておいてください。

順序 検証する内容
1 単純なずらし(一定・位置ごとに増加)
2 位置番号への置き換え(正順・逆順)
3 逆順・並べ替えを先に行っていないか
4 上の組み合わせ(逆順+ずらし、置き換え+数値化)

いきなり複合を想定すると、検証すべき組み合わせが増えて手が止まります。
必ず単純な規則から潰してください。

運営事務局が見てきた実例:暗号で時間を失う3パターン

模擬演習の記録では、暗号での失点は解けなかったというより、進め方の問題でした。

  • 全部を解読しようとする:規則を完全に解明してから答えようとして、2分を超える。1文字分の対応が確定した時点で選択肢を見れば、多くは決まります
  • 1文字目で仮説を捨てる:2文字目が合わないだけで方針を変え、位置ごとにずらす量が変わるパターンを取り逃がす
  • メモを用意していない:アルファベットや五十音表を頭の中で数え、そこで時間を消費する。事前の準備で解決します

3つ目は準備だけで防げるにもかかわらず、相談の中では頻繁に出てきました。
暗号は、手を動かせるかどうかで所要時間が変わる分野です。

受検前の準備と時間配分は?

暗号は、メモの準備で解答時間が短縮できる数少ない分野である。受検開始前に、アルファベットと五十音表を書いておく。

準備するものは次のとおりです。

準備 用途
アルファベット26文字を順に書いた列 ずらしの数を数える
五十音表 行と段の座標を読む
数字を振ったアルファベット(A=1〜Z=26) 数字対応型で使う

受検方式によっては筆記用具やメモの扱いが異なるため、案内の記載を必ず確認してください。
時間配分については、1問2分を上限とし、超えたら選択肢を1つ選んで次へ進みます。
従来型は1問の重さが大きいため、解けない1問に固執すると全体が崩れます。

練習は量より網羅を優先してください。

  • 残り3日:6パターンを1問ずつ解き、どのパターンかを見分ける練習に絞る
  • 残り1週間:時間を計り、1問2分で切る。切った問題は後でまとめて解き直す
  • 残り2週間以上:展開図や図形の法則とあわせて、従来型の頻出分野を一周する

通過ラインの考え方は「TG-WEBのボーダーと難易度」(No.80)、問題集の選び方は「TG-WEB対策本おすすめ」(No.73)にまとめています。
そもそも受検形式がTG-WEBかどうか未確定であれば、「WebテストのURL見分け方」(No.4)から確認してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 暗号問題は捨ててもいいですか?

おすすめしません。
暗号はパターンが有限で、知っていれば短時間で解ける一方、知らなければまず解けません。
つまり、対策した人としていない人で差がつきやすい分野です。
従来型の計数は問題数が少ないため、1問の重みも大きくなります。
捨てるなら暗号ではなく、その場で解法が思いつかない図形問題のほうです。

Q2. どのパターンが出るか、事前に分かりますか?

分かりません。
ただし、出題されるパターンの種類は限られているため、6種類を一通り見ておけば初見にはなりません。
実際の対策としては、パターンを覚えることよりも、「暗号の長さと記号の種類で分岐する」という見分けの手順を身につけるほうが有効です。
未知のパターンが出ても、この手順で仮説を立てられます。

Q3. 規則が最後まで分からないときはどうすればいいですか?

分かった部分だけで選択肢を絞ってください。
たとえば1文字目の対応だけが確定していれば、その文字から始まっていない選択肢はすべて除外できます。
それで1つに決まることは珍しくありません。
全部を解読しないと答えられない、という思い込みが時間切れの原因になります。
2分を超えたら、絞り込んだ中から選んで次に進んでください。

Q4. TG-WEBの暗号とCABの暗号は同じですか?

別のものです。
TG-WEBの暗号は、文字を別の文字や数字に置き換える規則を推測する問題です。
CABの暗号は、図形がどう変化したかを記号で表す規則を読み取る問題で、扱う対象が図形になります。
両方を受ける可能性がある場合は、それぞれ別の準備が必要です。
CAB側は「CAB暗号問題の解き方」(No.274)にまとめています。

Q5. 従来型と新型のどちらが出るか分かりますか?

企業から事前に知らされることは通常ありません。
受検画面に入ってから判断することになります。
対策としては、従来型が出る前提で暗号や展開図のパターンを確認しておき、新型なら計算のスピードで対応する、という二段構えが現実的です。
従来型は知識の有無で差が出るため、準備の優先順位としては従来型を先にしてください。

Q6. 暗号の対策にどれくらい時間がかかりますか?

パターンの確認だけであれば、数時間で一周できます。
6種類のパターンを1問ずつ解き、見分けの手順を覚えるところまでが最低ラインです。
そのうえで、余裕があれば同じパターンを2問目、3問目と解いて手順を固めてください。
展開図や図形の法則と比べても、暗号は覚える量が少なく、短時間で仕上がる分野です。

まとめ

TG-WEBの暗号は、知っているかどうかがそのまま結果になる分野です。

  • 出るのは従来型。1問2分が目安
  • 手順は、文字数の照合 → 共通項 → 仮説と検証 → 選択肢からの逆算
  • 記号の種類(数字だけ・アルファベットだけ・混在)で、まずパターンを分岐させる
  • アルファベットのずらしは、位置ごとにずらす量が変わる場合がある
  • 子音+母音の数字化がもっとも頻出。記号数は音数の2倍になる
  • 全部を解読せず、確定した1文字で選択肢を絞る

受検前にアルファベットと五十音表をメモへ書いておくだけでも、解答時間は変わります。
まずは6パターンを1問ずつ解いて、見分けの手順を確認してみてください。
形式が複数あって準備の配分に迷う場合は、テストビズのような個別対策の場で切り分けるのも選択肢の一つです。

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