この記事でわかること
- SPIの時間配分は「受検方式の制限時間を知る→分野ごとに1問あたりの秒数を決める→超えたら次へ進む」の3段階で組む
- テストセンター・WEBテスティング・ペーパーテスティングの制限時間と問題数の違い(タームや画面右上の時間表示の意味を含む)
- 言語・非言語の分野別に「1問何分(何秒)で解くか」の目安と、捨て問を決める基準
- 「時間足りない」「解き終わらない」人が本番で失点している共通パターンと、受検日までの練習法
- 運営事務局の模擬演習で見た「時間配分を変えただけで正答数が伸びた」実例
著者:テストビズ運営事務局
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最終更新日:2026年9月5日
「SPIは解けるはずの問題なのに、時間が足りなくて最後まで終わらない」。
運営事務局に届くSPIの相談で、一番多いのがこの悩みです。
spi 時間配分のコツは、難しい問題を速く解くことではなく、「1問にかける上限の秒数を先に決めておく」ことに尽きます。
SPIは受検方式ごとに制限時間の仕組みが違い、テストセンターとWEBテスティングでは1問ごとに時間制限がある一方、ペーパーテスティングは自分で配分を決められます。
この記事では、方式別の制限時間・問題数、分野別の1問あたりの目安、時間が足りない人の対処法を、模擬演習の実測値と相談事例をもとに解説します。
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SPIの時間配分とは?結論:方式の制限時間を知り、1問の上限秒数を決めること
SPIの時間配分とは、能力検査の制限時間(約35分)を分野ごとに割り振り、1問の上限秒数を決めておくことです。上限を超えたら次へ進む判断が正答数を増やします。
SPIの時間配分とは、限られた制限時間の中で「どの問題に、何秒まで使うか」をあらかじめ決めておくことです。
SPIの能力検査は中学・高校レベルの基礎問題で構成されているため、時間をかければ多くの人が解けます。
差がつくのは知識ではなく、「解ける問題を制限時間内に何問処理できたか」です。
運営事務局の模擬演習で、初回受検者の失点理由を分けると、次の3つに集約されます。
| 失点の原因 | 起きていること | 対処の方向 |
|---|---|---|
| 1問に時間をかけすぎる | 推論や長文で2〜3分止まり、後半の問題に届かない | 分野別に上限秒数を決め、超えたら選んで次へ |
| 制限時間の仕組みを知らない | テストセンターで前の問題に戻ろうとして焦る、時間表示の色の意味を知らない | 受検方式ごとの仕組みを事前に確認する |
| 秒数の感覚がない | 練習で時間を計っていないため、本番で「今何分か」が分からない | 練習の2周目以降は必ずストップウォッチを使う |
つまり、SPIの時間配分は本番でのテクニックというより、受検前に「知っておく」「決めておく」「計っておく」の3つで9割が決まります。
この記事は、その3つを順番に確認できる構成にしています。
SPI全体の対策手順は「SPI対策の始め方|出題範囲と勉強法(就活・転職)」で、Webテスト全体の考え方は「Webテスト対策の完全ガイド|種類別の勉強法と始め方」で整理しています。
関連記事:「SPI対策の始め方|出題範囲と勉強法(就活・転職)」
関連記事:「Webテスト対策の完全ガイド|種類別の勉強法と始め方」
SPIの制限時間と問題数は受検方式でどう違う?
結論:テストセンターとWEBテスティングは約35分で問題数は非公開、1問ごとに制限あり。ペーパーは言語30分40問・非言語40分30問で配分自由です。
時間配分を組む前に、自分の受検方式の「制限時間」「問題数」「1問ごとの時間制限の有無」を押さえます。
SPIには4つの受検方式があり、この3点が方式ごとに違います。
| 受検方式 | 受検場所 | 能力検査の時間 | 問題数 | 1問ごとの制限 | 戻って解き直す | 電卓 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| テストセンター(リアル会場・オンライン会場) | 専用会場、または監督付きのオンライン | 約35分(言語+非言語) | 非公開。回答状況で出題数が変わる | あり | できない | 不可 |
| WEBテスティング | 自宅などのPC | 約35分(言語+非言語) | 非公開 | あり | できない | 可 |
| インハウスCBT | 企業内のPC | 約35分(言語+非言語) | 非公開 | あり | できない | 企業の指示による |
| ペーパーテスティング | 企業指定の会場 | 言語30分+非言語40分=70分 | 言語40問+非言語30問=70問 | なし | できる | 不可 |
※能力検査の時間は、提供元(リクルートマネジメントソリューションズ)の公開情報および受検案内の実例をもとにした目安です。英語検査(約20分)・構造的把握力検査(約20分)は実施企業のみ追加されます。性格検査は約30分で、テストセンターでは会場受検の前に自宅で受検します。
方式は受検案内メールのURLや文面でほぼ判別できます。
方式ごとの受検の流れは「SPIの受け方4種類|テストセンター・WEB・ペーパー」を参照してください。
SPIは全部で何問?問題数が公開されていない理由
「spi 全部で何問」という質問は多いのですが、テストセンター・WEBテスティングの問題数は公開されていません。
理由は、受検者の回答状況に応じて出題が変わり、制限時間内に解いた問数も人によって違うからです。
運営事務局の模擬演習と受検者の聞き取りでは、テストセンターの能力検査で言語・非言語を合わせておおむね60〜70問前後まで進む人が多いものの、これは目安であり保証ではありません。
「何問出るか」を気にするより、「出た問題を1問あたり何秒で処理するか」を決めるほうが、結果に直結します。
テストセンターの「ターム」とは?60分・80分・2時間の意味
テストセンターの予約画面で見る「ターム」とは、受検の時間枠のことです。
能力検査が約35分なのに「1ターム80分」「2時間」と表示されるため、「何をするのか」と不安になる相談をよく受けます。
| ターム表示の例 | 含まれるもの |
|---|---|
| 60分 | 受付・本人確認、操作説明、練習問題、能力検査(約35分)、退室 |
| 80分(1時間20分) | 上記に英語検査または構造的把握力検査(各約20分)が加わる場合など |
| 120分(2時間) | オンライン会場で、接続確認・環境チェックの時間が長めに取られる場合など |
タームの長さは会場や時期、企業が組み合わせた検査の種類で変わります。
「タームが80分だから問題数が多い」ということではなく、能力検査そのものは約35分です。
タームの内訳に英語や構造的把握力が含まれるかは、企業からの受検案内で確認してください。
関連記事:「SPIの受け方4種類|テストセンター・WEB・ペーパー」
関連記事:「テストセンターとは?就活SPIの受け方・当日の流れ・持ち物」
SPIは1問何分で解く?言語・非言語の分野別の目安
結論:言語は語彙系15〜20秒、並べ替え・空欄補充30〜45秒、長文1分〜1分30秒。非言語は公式問題1分、推論・場合の数は2分が上限の目安です。
「spi 1問何分」に対する答えは、分野によって違います。
能力検査は言語と非言語を合わせて約35分なので、単純平均では1問30秒〜1分程度です。
ただし、二語の関係のように5秒で答えられる問題と、推論のように2分かかる問題を同じ配分にすると、後半で必ず時間が足りなくなります。
運営事務局の模擬演習では、正答率7割以上の受検者が実際に使っていた時間から、分野別の「上限秒数」を次のように設定しています。
言語分野の1問あたりの目安
| 出題分野 | 上限の目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| 二語の関係・語句の意味・語句の用法 | 15〜20秒 | 知識問題。迷ったら消去法で選び、考え込まない |
| 熟語の成り立ち | 20〜30秒 | 熟語を訓読みして構造を判断。分からない語は選んで次へ |
| 文の並べ替え・文節の並べ替え | 30〜45秒 | 接続詞と指示語を先に見て、前後関係を固定する |
| 空欄補充 | 30〜45秒 | 空欄の前後だけで判断できる問題が多い |
| 長文読解(1つの文章に複数問) | 1問1分〜1分30秒 | 設問を先に読み、本文を全部読まずに該当箇所を探す |
言語は「知っているか、知らないか」で決まる問題が多く、時間をかけても正答率はほとんど上がりません。
語彙系で20秒を超えたら、その時点で選んで次へ進むのが、言語の時間配分の基本です。
頻出語句の覚え方は「SPI言語の対策|頻出語句・二語の関係・長文抜き出しのコツ」にまとめています。
非言語分野の1問あたりの目安
| 出題分野 | 上限の目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| 割合・損益算・速度算・代金の精算 | 1分 | 公式を当てはめるだけ。公式が出てこない問題は選んで次へ |
| 図表の読み取り | 1分〜1分30秒 | 設問で問われた行・列だけを見る。表全体を読まない |
| 集合・分割払い・料金割引 | 1分〜1分30秒 | 図(ベン図・線分図)を1つ書けば解ける |
| 場合の数・確率 | 1分30秒〜2分 | 順列か組み合わせかを最初に判断する |
| 推論 | 1分30秒〜2分 | 条件を表にして総当たりで確認。2分で決まらなければ選んで次へ |
非言語は「解ける問題を確実に取り、時間のかかる問題を切る」配分が結果を左右します。
特に推論は、1問に3分以上使って正解しても、その間に解けたはずの1分問題を2〜3問落としていることが多く、模擬演習では推論に2分の上限を設けた回のほうが合計正答数が多い傾向がはっきり出ています。
推論の解き方そのものは「SPI推論の解き方とコツ|苦手な人向けの頻出パターン」で解説しています。
関連記事:「SPI推論の解き方とコツ|苦手な人向けの頻出パターン」
関連記事:「SPI言語の対策|頻出語句・二語の関係・長文抜き出しのコツ」
テストセンターの時間配分は?1問ごとの制限時間と時間表示の見方
結論:テストセンターは1問ごとに制限時間があり戻れません。右上の回答時間の表示が緑→黄→赤と変わり、赤のままだと自動で次へ進むため、緑のうちに答えを決めます。
「テストセンター 時間足りない」「テストセンター 解き終わらない」という相談で、まず確認するのが時間制限の仕組みを正しく理解しているかです。
テストセンターの時間配分は、WEBテスティングやペーパーテスティングと次の点が違います。
- 1問ごと(長文や図表は1組ごと)に制限時間が設定されている
- 制限時間を過ぎると、回答していなくても自動で次の問題へ進む
- 前の問題には戻れない。「後で解く」ができない
- 電卓が使えず、メモ用紙で筆算する
- 回答状況によって次の問題の難易度や出題数が変わる
画面右上の「回答時間」の見方
テストセンターの受検画面には、問題ごとの残り時間を示すバーが表示されます(受検者からの聞き取りでは、画面の右上付近に表示されるという報告が大半です)。
バーの色は時間の経過とともに緑→黄→赤へ変わり、赤になった後しばらくすると自動で次の問題に移ります。
| バーの色 | 状態 | やること |
|---|---|---|
| 緑 | 余裕がある | この間に答えを確定させるのが理想 |
| 黄 | 残り時間が少ない | 迷っている選択肢を絞り、必ず1つ選ぶ |
| 赤 | まもなく自動で次へ | 未回答なら即座に選ぶ。考える時間ではない |
黄色や赤になるまでの正確な秒数は公開されておらず、問題の種類によっても違います。
受検者の報告では「黄色で約1分、赤で約2分が目安」という声が多いものの、公式の数値ではないため、緑のうちに答えることを目標にしておくのが安全です。
非言語の「5問セット」など組問題の時間配分
テストセンターでは、1つの設定(表や条件文)に対して2〜5問が続けて出る組問題があります。
「テストセンター 非言語 5問」と検索されるのは、この形式で最初の1問に時間をかけすぎて、残りの問題が時間切れになる失敗が多いからです。
組問題では、次の順番で処理してください。
- 設定文を読む段階で、共通して使う数値や条件をメモ用紙に書き出す
- 1問目は設定の理解を兼ねるので、上限を少し長め(1分30秒)に取る
- 2問目以降は1問目の整理を流用し、1問1分以内で回す
- 分からない小問が出ても、その1問だけ選んで次へ。組全体を捨てない
「ゆっくり解く」は正解?テストセンターの速さと正答率
「spi ゆっくり解く」「テストセンター ゆっくり解く」という検索意図は、「速く解いて間違えるより、ゆっくり正確に解いたほうが評価が高いのでは」という疑問です。
結論としては、上限秒数の範囲でていねいに解くのが正しく、上限を超えてまでゆっくり解くのは不利です。
理由は2つあります。
- テストセンターは回答状況に応じて出題が変わる方式で、正答した分だけ次の問題に進める。時間切れの未回答が続くと、その先の問題に進めない
- 制限時間を超えると自動で次へ進むため、「ゆっくり解く」には物理的な上限がある
正答率と所要時間の関係が具体的にどう採点に反映されるかは公開されていません。
ただし、運営事務局の模擬演習の実測では、1問あたりの平均時間が上限を超えている受検者ほど未回答が増え、合計正答数が下がっています。
「ゆっくり」ではなく「上限の中で正確に」が、テストセンターの時間配分の正解です。
テストセンターの頻出分野と対策は「SPIテストセンターの対策|難易度・頻出分野と高得点のコツ」で解説しています。
関連記事:「SPIテストセンターの対策|難易度・頻出分野と高得点のコツ」
関連記事:「テストセンターとは?就活SPIの受け方・当日の流れ・持ち物」
WEBテスティングの時間配分は?電卓と入力式への対応
結論:WEBテスティングも約35分で1問ごとに制限があり戻れません。電卓が使える分、読み取りと入力操作で時間を失いやすく、電卓と入力形式への慣れが前提です。
「spi ウェブ 時間」で調べる人の多くは、自宅受検のWEBテスティングです。
制限時間の仕組みはテストセンターとほぼ同じで、1問ごとに時間制限があり、時間切れで自動的に次へ進みます。
ただし、時間の失い方がテストセンターと違います。
| 時間を失う場面 | テストセンター | WEBテスティング |
|---|---|---|
| 計算 | 筆算に時間がかかる | 電卓で短縮できる |
| 回答方法 | 選択式が中心 | 数値を入力する形式が多く、選択肢からの推測ができない |
| 問題文 | 短め | 電卓前提のため数値が細かく、読み取りに時間がかかる |
| 環境 | 会場が用意 | 通信・PC・電卓の準備は自分で行う |
WEBテスティングの時間配分で押さえるポイントは3つです。
- 練習の段階から、本番で使う電卓を手元に置いて解く(スマホの電卓アプリではなく、キーが押しやすい電卓)
- 入力式は「桁数」「単位」「小数か整数か」を問題文で先に確認し、入力ミスによる失点を防ぐ
- 分野別の上限秒数はテストセンターと同じでよい。電卓で浮いた時間は、推論と図表の読み取りに回す
電卓の可否と選び方は「Webテストで電卓は使える?形式別の可否とおすすめ電卓」で整理しています。
また、途中で通信が切れると再開できないことがあるため、有線接続や締切前日までの受検といった環境面の準備も、時間配分の一部と考えてください。
関連記事:「Webテストで電卓は使える?形式別の可否とおすすめ電卓」
関連記事:「Webテストが途中で切れた・エラーが出た時の対処と連絡方法」
ペーパーテスティングの時間配分は?70分70問の解く順番
結論:ペーパーテスティングは言語1問45秒、非言語1問1分20秒が平均ペースです。1問ごとの制限がなく戻れるため、易しい問題から埋め、難問は最後に戻れます。
ペーパーテスティングは実施企業が少ないものの、制限時間の考え方が他の方式と根本的に違います。
1問ごとの制限がなく、問題全体を最初に見渡せるため、時間配分を自分で組めます。
| 科目 | 制限時間 | 問題数 | 平均ペース | 配分の考え方 |
|---|---|---|---|---|
| 言語 | 30分 | 40問 | 1問45秒 | 語彙系を10分で終わらせ、長文読解に20分残す |
| 非言語 | 40分 | 30問 | 1問1分20秒 | 公式問題を先に処理し、推論・場合の数を後半にまとめる |
ペーパーテスティングで結果を出す人は、次の順番で解いています。
- 開始直後に全体をめくり、時間のかかる問題(推論・長文)に印をつける
- 印のない問題を、1問1分以内で一気に埋める
- 残り時間で印をつけた問題に戻り、1問2分を上限に解く
- 終了5分前に、未回答の問題をすべて埋める(マークシートは未回答が最も損)
「spi ペーパーテスト 時間」の相談で多い失敗は、最初の推論に5分使い、後半の語彙問題を白紙で出したケースです。
自由に配分できる方式だからこそ、順番の設計が結果を左右します。
SPIで時間が足りない・解き終わらない原因と対処法は?
結論:時間が足りない原因は「上限秒数を決めていない」「捨て問の基準がない」「練習で計っていない」の3つです。本番中の対処は「上限を超えたら選んで次へ」だけです。
「spi 時間足りない」「テストセンター 解き終わらない」という相談は、本選考が始まる1〜3月に集中します。
相談内容を分けると、原因は次の3つのどれかに当てはまります。
| 原因 | 典型的な症状 | 対処 |
|---|---|---|
| 上限秒数を決めていない | 全問を同じペースで解き、推論で3分止まる | 分野別の上限秒数(前述の表)を暗記して受検する |
| 捨て問の基準がない | 「解けそう」で粘り続け、結局間違える | 「上限秒数で解法が見えていなければ捨てる」と決める |
| 練習で時間を計っていない | 練習では解けるのに本番で焦る | 2周目以降はストップウォッチで1問ごとに計測する |
本番中にできる「1つだけの」対処
本番中に複数のことを意識すると、かえって時間を失います。
やることは「上限秒数を超えたら、消去法で1つ選んで次へ進む」だけです。
テストセンターとWEBテスティングは戻れないので、未回答で次へ進むより、選択肢を絞って選ぶほうが期待値が高くなります。
運営事務局では、受検直前の相談者に「時間切れで自動的に進んだ問題が3問を超えたら、上限秒数を2割短くする」という調整だけを伝えています。
時間配分で分からない問題を飛ばす基準
「spi わからない問題」「テストセンター わからない問題 飛ばす」の判断基準は、時間ではなく「解法が見えたかどうか」です。
- 上限秒数の半分(推論なら1分)で解法が見えていれば、残り時間で解き切る
- 半分の時間で解法が見えていなければ、その問題は選んで次へ
- 「計算すれば解ける」と分かっていても、計算量が上限を超えそうなら選んで次へ
飛ばした問題を気にして次の問題に集中できないのが、最も多い二次失点です。
飛ばすと決めた瞬間に、その問題は忘れてください。
Webテスト全般の時間配分の考え方(捨て問ラインの決め方)は「Webテストの時間配分|時間切れ・時間足りないを防ぐ解き方」でも解説しています。
関連記事:「Webテストの時間配分|時間切れ・時間足りないを防ぐ解き方」
関連記事:「SPIがボロボロでも受かる?できなかった時の考え方と次の一手」
運営事務局が見てきた実例|時間配分を変えただけで伸びた3パターン
結論:模擬演習で「上限秒数」を設定した2回目は、初回と比べて未回答が減り、合計正答数が伸びる傾向が明確です。知識を増やさなくても、配分だけで結果は変わります。
運営事務局の個別対策セッションと模擬演習で、時間配分だけを修正した相談者の変化を、個人が特定されない形で紹介します。
数値は模擬演習の実測値をもとにした典型例です。
実例1:推論に固執して後半が白紙だった大学3年生
2月に「テストセンターで時間が足りず、後半がほぼ未回答だった」と相談。
模擬演習の初回では、推論1問に平均3分20秒を使い、後半の割合・図表の問題を時間切れで落としていました。
推論の上限を2分に設定し、超えたら消去法で選ぶ練習を3日行った2回目は、推論の正答数は変わらないまま、後半の正答数が増え、合計で初回より約3割多く正解しました。
「推論を解けるようになった」のではなく、「推論以外を落とさなくなった」のが伸びた理由です。
実例2:電卓に頼りすぎたWEBテスティングの転職活動中の社会人
30代・営業職の方が、「WEBテスティングで計算問題に時間を使い、言語が終わらなかった」と相談。
確認すると、暗算で済む10%の計算まで電卓に打ち込み、1問あたり20秒前後を失っていました。
「2桁×1桁と割合10%・25%・50%は暗算、それ以外は電卓」と線引きし、通勤中に語彙系の上限20秒の練習を加えたところ、2週間後の模擬演習で言語の未回答がなくなりました。
社会人の方は計算力そのものより、ブランクによる「秒数の感覚のずれ」が原因のことが多い印象です。
実例3:「ゆっくり正確に」を続けて出題数が少なかった大学院生
「テストセンターで最後まで問題が出続けたが、周りより問題数が少なかった気がする」との相談。
模擬演習では正答率は高い一方、1問あたりの平均時間が上限の1.5倍で、制限時間内に到達した問題数が少ない状態でした。
語彙系を15秒、公式問題を1分に固定して2回目を受けたところ、正答率はほぼ維持したまま、到達した問題数が増えました。
正確さは武器ですが、上限を超えた正確さは、テストセンターでは評価に反映されにくいと考えています。
| 実例 | 初回の問題点 | 修正した配分 | 2回目の変化 |
|---|---|---|---|
| 1 | 推論に平均3分20秒 | 推論上限2分 | 後半の正答数が増え、合計約3割増 |
| 2 | 簡単な計算も電卓で20秒ロス | 暗算と電卓の線引き、語彙20秒 | 言語の未回答がゼロに |
| 3 | 全問を上限の1.5倍で解く | 語彙15秒・公式問題1分に固定 | 正答率維持のまま到達問題数が増加 |
対策の選択肢の一つとして、テストビズの模擬演習では1問ごとの所要時間を記録し、上限を超えた分野を特定する形で時間配分を修正しています。
市販の問題集でも、ストップウォッチで1問ごとに計れば同じ分析は自分でできます。
関連記事:「SPI対策の始め方|出題範囲と勉強法(就活・転職)」
関連記事:「転職(中途採用)のSPI対策|社会人向けの勉強法と目安」
受検日までに時間配分を身につける練習法は?
結論:1周目は時間を計らず解法の理解に使い、2周目から1問ごとに計測します。受検3日前からは35分の通し演習で、本番と同じ時間感覚を作ってください。
時間配分は知識ではなく感覚なので、読んだだけでは身につきません。
受検日までの残り日数別に、練習の組み方を示します。
| 残り日数 | 練習の内容 | 時間配分の目標 |
|---|---|---|
| 2週間以上 | 問題集1周目(時間を計らず解法理解)→2周目から1問ごとに計測 | 分野別の上限秒数の「体感」を作る |
| 1週間 | 苦手分野の上限秒数内での正答率を上げる。3日目と6日目に35分通し演習 | 上限を超える問題を分野単位で特定する |
| 3日 | 毎日35分の通し演習1回+上限超え分野の復習 | 「超えたら選んで次へ」を反射にする |
| 前日 | 通し演習1回と、分野別の上限秒数の確認のみ | 新しい分野には手を出さない |
練習で計った時間は、分野ごとに「平均秒数」と「上限を超えた回数」を記録してください。
上限を超えた回数が多い分野が、本番で時間を失う分野です。
その分野は「速く解く練習」ではなく、「上限で切る練習」に切り替えると、短期間で未回答が減ります。
1週間・3日での仕上げ方は「Webテスト対策を1週間で仕上げる短期計画|形式別」、前日の過ごし方は「SPIの一夜漬け・前日対策でやるべきこと|当日の注意点」を参照してください。
関連記事:「Webテスト対策を1週間で仕上げる短期計画|形式別」
関連記事:「SPIの一夜漬け・前日対策でやるべきこと|当日の注意点」
よくある質問(FAQ)
SPIの能力検査は何分ですか?試験時間の全体はどれくらいですか?
テストセンター・WEBテスティング・インハウスCBTの能力検査(言語+非言語)は約35分です。
ペーパーテスティングは言語30分・非言語40分の合計70分です。
性格検査は約30分で、テストセンターでは会場受検の前に自宅で受けます。
英語検査と構造的把握力検査は各約20分で、実施する企業のみ追加されます。
受検案内に「約35分」とあれば言語・非言語のみ、「約55分」や「約75分」ならオプション検査が含まれている可能性が高いため、案内メールで組み合わせを確認してください。
テストセンターのタームが80分や2時間なのはなぜですか?
タームは受検の時間枠で、受付・本人確認・操作説明・練習問題・退室の時間を含みます。
能力検査は約35分ですが、これらを合わせると60分程度になり、英語検査や構造的把握力検査が加わると80分(1時間20分)の枠が使われます。
オンライン会場では接続確認や環境チェックに時間を取るため、2時間の枠で表示されることもあります。
タームが長いほど問題数が多いということではなく、「余裕を持った枠」と理解しておけば十分です。
自分のタームに何が含まれるかは、企業からの受検案内で確認できます。
SPIは全部で何問出ますか?非言語は何問ですか?
テストセンターとWEBテスティングの問題数は公開されていません。
回答状況で出題が変わり、制限時間内に到達する問題数も人によって違うためです。
運営事務局の模擬演習と受検者の聞き取りでは、言語・非言語を合わせて60〜70問前後まで進む人が多い印象ですが、目安であって保証ではありません。
ペーパーテスティングは言語40問・非言語30問の計70問と決まっています。
問題数より「1問あたりの上限秒数」を決めておくほうが、結果に直結します。
テストセンターの画面右上の時間表示は何を意味しますか?
問題ごとの残り時間を示すバーで、緑→黄→赤の順に色が変わります。
赤になった後しばらくすると、回答していなくても自動で次の問題へ進みます。
黄色や赤に変わるまでの秒数は公開されておらず、問題の種類によっても異なります。
受検者の報告では「黄色で約1分、赤で約2分」という声が多いものの公式の数値ではないため、緑のうちに答えを確定させることを目標にしてください。
赤になった時点で迷っているなら、考えるのではなく、その場で1つ選ぶ判断が必要です。
テストセンターで時間内に解き終わらないと落ちますか?
制限時間内にすべての問題に到達できなくても、それだけで不合格になるわけではありません。
テストセンターは回答状況で出題が変わる方式で、最後まで問題が出続けるのが通常であり、「解き終わる」という概念自体が当てはまりにくい形式です。
影響が大きいのは、時間切れで自動的に次へ進んだ未回答の数です。
未回答が続くほど到達できる問題数が減るため、上限秒数を超えたら消去法で選ぶ習慣が重要です。
ボロボロだったと感じた後の考え方は「SPIがボロボロでも受かる?できなかった時の考え方と次の一手」を参考にしてください。
Webテストは1問何分が目安ですか?SPIと玉手箱では違いますか?
形式によって大きく違います。
SPIは言語15秒〜1分30秒、非言語1〜2分が上限の目安です。
玉手箱は計数の四則逆算が9分50問(1問約11秒)、図表の読み取りが15分29問(1問約30秒)のように、SPIより1問あたりの時間が大幅に短い設定です。
TG-WEBの従来型は逆に1問2分前後をかけて解く問題が中心です。
同じ「1問何分」でも形式で3〜10倍の差があるため、まず自分の受ける形式を確定させてから目安を確認してください。
形式別の所要時間は「Webテストの所要時間一覧|形式別の制限時間と問題数」にまとめています。
練習では解けるのに本番で時間が足りないのはなぜですか?
練習で時間を計っていないことがほぼすべての原因です。
問題集を「解けるまで考える」進め方で解いていると、本番の1問ごとの制限に体が慣れていません。
対処は、2周目以降を必ずストップウォッチで1問ごとに計り、分野別の上限秒数を超えた回数を記録することです。
上限を超えた分野は「速く解く練習」ではなく「上限で切って次へ進む練習」に切り替えると、短期間で未回答が減ります。
受検3日前からは35分の通し演習で、本番と同じ時間の流れを体験しておいてください。
まとめ
SPIの時間配分は、次の3つで決まります。
- 知っておく:テストセンター・WEBテスティングは約35分で1問ごとに制限があり戻れない。ペーパーテスティングは70分70問で配分自由。タームの長さと問題数は無関係
- 決めておく:言語は語彙系15〜20秒、長文1分〜1分30秒。非言語は公式問題1分、推論・場合の数は2分が上限。上限の半分で解法が見えなければ、選んで次へ
- 計っておく:2周目からストップウォッチで1問ごとに計測し、上限を超えた分野を特定する。受検3日前からは35分の通し演習
時間が足りない人は、知識が足りないのではなく、配分が決まっていないだけのことがほとんどです。
運営事務局の模擬演習でも、配分を変えただけで正答数が伸びた相談者は数多くいます。
今日、自分の受検方式を確認し、この記事の分野別の上限秒数を手元に書き出して、次の練習から1問ごとに時間を計ってみてください。
Test-Biz
受検期日まで時間がない方へ
テストビズは2021年の開業から累計6,000件超のご相談に対応する中で蓄積された出題傾向のノウハウと、SPI・玉手箱・TG-WEBなどテストごとに精通したスタッフをご用意して、お客様お一人おひとりに合わせたサービスをお届けします。 転職活動中の社会人の方、就活中の学生・大学院生の方、学生時代以来のテストにブランクのある方など、さまざまなお客様にご利用いただいています。お一人おひとりの志望企業、経歴に合わせた点数の取得をお手伝いさせていただく立場でご提供しております。
受検が近い場合は直前対策料金(通常料金の1.33〜2倍)となります。まずはLINEで受検期限をお知らせください。