デザイン思考テストのランクは、SSからEまでの7段階で表示されます。
ただし、このランクは固定の点数で区切られているわけではありません。
提供元のヘルプセンターには、ランクは過去1年以内の全受検者を母数にした相対値であると明記されています。
この記事では、スコアの内訳、ランクごとの位置づけ、どこを目標にすべきかを整理します。
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この記事でわかること
ランクの決まり方と400点の内訳、目標にすべき水準、結果が見られない場合の原因まで、公式情報をもとに整理します。
- SS・S・A・B・C・D・Eの7段階が何を意味しているか
- デザイン思考スコア400点の内訳と4つのスコア
- 就活で目標にすべきランクの目安
- 平均点や平均回答数が公表されていない理由
- ランクが低いと落ちるのか、企業がスコアをどう使うか
- 結果の開示時期と、結果が見られない場合の原因
著者:テストビズ運営事務局
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最終更新日:2026年9月8日
デザイン思考テストのランクはどう決まる?7段階の相対評価
ランクはSSからEまでの7段階で、過去1年以内の全受検者を母数にした相対評価です。固定の点数ボーダーは存在しません。
提供元のVISITS Technologiesが運営するヘルプセンターには、ランクの定義がはっきり書かれています。
ランクは、過去1年以内のデザイン思考テスト全体の受検者を母数にした相対値である、という説明です。
ここが重要な点です。
「300点を取ればAランク」といった固定の対応表は公式には存在しません。
母集団の水準が変われば、同じ点数でもランクが変わり得るということです。
就活サイトで紹介されているランクごとの位置づけは、次のように整理されています。
| ランク | 受検者全体での位置づけ |
|---|---|
| SS | 上位1%以内に相当 |
| S | 上位5%以内に相当 |
| A | 上位20%以内に相当 |
| B | 上位40%以内に相当 |
| C | 上位60%以内に相当 |
| D | 上位80%以内に相当 |
| E | 下位20%に相当 |
この分布は複数の就活メディアで共通して紹介されているものです。
ただし提供元の公式サイトが数値として公表しているものではないため、あくまで目安として扱ってください。
テストの全体像を先に確認したい場合は「デザイン思考テストとは?受け方・ランク・企業と対策」を参照してください。
スコアは何点満点?デザイン思考スコア400点の内訳
デザイン思考スコアは400点満点です。創造力スコア200点と評価力スコア200点に分かれ、それぞれさらに2つの下位スコアで構成されます。
スコアの構造は次のとおりです。
| スコア | 配点 | 測定している力 |
|---|---|---|
| ニーズ発見力 | 100点 | 根本的なニーズや、まだ満たされていないニーズに気づく力 |
| ソリューション創出力 | 100点 | ニーズに対して新規性と適切さのある解決策を出す力 |
| ニーズ評価力 | 100点 | 未解決のニーズや願望の強さを見抜く力 |
| ソリューション評価力 | 100点 | 解決策の新規性・実現性を適切に判断する力 |
上の2つを合計したものが創造力スコア(200点)です。
下の2つを合計したものが評価力スコア(200点)です。
そして両方を足した合計400点がデザイン思考スコアになります。
創造セッションと評価セッションはそれぞれ30分、合計60分の構成です。
見落とされがちなのは、評価セッションにも200点分の配点があるという事実です。
アイデアを出すことばかり練習して、他人のアイデアを評価する側の精度を意識しない受検者は少なくありません。
しかし、配点上は評価力が半分を占めています。
創造力スコアは他人の評価で決まる
もう一つ理解しておくべき仕組みがあります。
創造セッションで出したアイデアは、ほかの受検者による評価セッションで採点されます。
- 自分のアイデアの点数は、他の受検者からの評価で決まる
- ただし単純な多数決ではない
- 良いアイデアを見抜く力の高い人の票ほど、重みが大きくなる
- この重みづけの仕組みが、提供元が特許を取得しているアルゴリズムの中核にあたる
つまり、独りよがりのアイデアは点が伸びません。
他人が読んで「たしかにその課題は困る」「その解決策なら成立しそうだ」と納得できることが、点数に直結します。
どのランクを目指せばいい?就活での目安
就活でスコアを提出する場合、Aランク以上が一つの目安になります。上位20%であり、対策すれば十分に届く水準です。
目的別の目安を整理すると次のようになります。
| 状況 | 目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| 初めての受検 | まずは完走する | 操作と時間配分に慣れることが先。スコアは気にしなくてよい |
| 企業へのスコア提出を考えている | Aランク以上 | 上位20%。自己PRの材料として意味を持ちやすい |
| 人気企業のデザイン選考を狙う | Sランク以上 | 上位5%。母集団の水準が高い選考では差がつきにくくなるため |
| Bランクだった | 次でAを狙う | 上位40%から20%への移動。1段階の改善で届く距離 |
| Cランク以下だった | 時間の使い方を見直す | アイデアの質より、書ききれていない可能性が高い |
ただし、企業が合否をどう判断しているかは公開されていません。
「Aランクなら通過」といった基準を公表している企業もありません。
そのため、この目安は「提出して恥ずかしくない水準」という意味で捉えてください。
運営事務局が見てきた実例:Bランクで止まる人の共通点
運営事務局に届く相談のなかで、デザイン思考テストは少し特殊な位置にあります。
SPIや玉手箱と違い、「勉強量を増やせば上がる」という感覚が通じないためです。
相談を受けてきたなかで、BランクからAランクに上がらないと悩む人には共通した傾向があります。
一つめは、ニーズの設定が抽象的すぎることです。
「忙しい人が困っている」ではなく、「誰が、どんな場面で、何ができなくて困っているのか」まで書けているかどうかで、評価する側の共感度が変わります。
二つめは、ソリューションが既存サービスの言い換えになっていることです。
すでに世の中にあるものをそのまま書くと、新規性の観点で評価されにくくなります。
三つめは、評価セッションを流し読みしていることです。
評価力スコアは200点分あるのに、創造セッションで疲れて評価セッションを雑に処理してしまう人が目立ちます。
相談者に共通していたのは、「アイデアの才能が足りない」と思い込んでいたことでした。
実際には、時間配分と書き方の問題であることのほうが多いというのが、私たちが見てきた範囲での実感です。
平均点や平均回答数は公表されている?
提供元は平均点も平均回答数も公表していません。ランクが相対評価である以上、絶対的な平均値を示す意味が薄いためです。
検索では「平均点」「平均回答数」「平均個数」といった語がよく調べられています。
しかし、公式に公表されている数値は見当たりません。
理由は明確です。
- ランクは過去1年以内の受検者を母数にした相対値である
- 母集団が変われば同じ点数の位置づけも変わる
- そのため「平均◯点」という固定値を示すこと自体が制度と噛み合わない
回答数についても同様です。
創造セッションで何件出せば良いという公式の基準はありません。
スコアは提出した件数ではなく、提出したアイデアが他の受検者からどう評価されたかで決まります。
数を出すこと自体が減点されるわけではありませんが、質の伴わない量産で点が上がる仕組みにはなっていません。
時間の使い方の具体的な考え方は「デザイン思考テストの時間配分|30分で何問・何個出すか」で扱っています。
ランクが低いと落ちる?企業はスコアをどう見ている?
ランク単体で機械的に足切りしているかは非公開です。ただし多くの企業は選考要素の一つとして扱っており、スコアだけで合否が決まるわけではありません。
企業の使い方は、公開されている導入事例から次のように分かれます。
| 使い方 | 内容 |
|---|---|
| 選考の一部として使用 | 面接では見抜きにくい発想力を補完する材料として扱う |
| デザイン選考として独立 | テスト結果を軸に選考を組み立てる。インターン選考の中心になる場合もある |
| 優秀者の抜擢 | 高スコア者に面接免除やインターン参加権を与える運用が報じられている |
| 入社後の育成指標 | 採用ではなく社内人材の育成状況の可視化に使う |
注意すべきは、企業によっては受検者にスコアを開示しないことです。
自分の結果がわからないまま選考が進むケースもあります。
また、ランクが低かったことを理由に落ちたと確定できる材料は、受検者側には基本的にありません。
落ちた原因をスコアだけに求めても改善につながらないため、次の受検機会に向けて書き方を整えるほうが建設的です。
結果はいつ見られる?見れない場合の原因は?
公開テストは終了後5日以内に開示されます。団体テストは企業ごとに開示の可否が決まるため、見られないこと自体は異常ではありません。
公式ヘルプセンターの記載を整理すると次のとおりです。
| 受検経路 | 結果の開示 |
|---|---|
| 公開テスト(自分で申し込み) | テスト終了後5日以内に開示される |
| 公開テスト(企業・団体のクーポン利用) | 開示されない場合がある |
| 団体テスト(企業主催) | 開示するかどうかを団体ごとに指定。開示日時もテストごとに異なる |
結果が見られない場合、まず自分がどの経路で受検したかを確認してください。
企業から送られてきたリンクやクーポンで受けた場合は、非開示に設定されている可能性が高くなります。
この場合、提供元に問い合わせても開示はされません。
受検日程や再受検についても、主催した企業・団体に直接確認するよう案内されています。
確実に自分のスコアを知りたいのであれば、企業経由ではなく自分で公開テストに申し込むのが確実です。
結果画面ではランク以外に何がわかる?
ランクとスコアに加えて、6種類のスコアタイプと講評が表示されます。タイプは自分の強みの方向を知る手がかりになります。
公式ヘルプセンターによれば、結果ページには6種類のスコアタイプのいずれかが表示されます。
| スコアタイプ | 特徴 |
|---|---|
| 創造タイプ | 自分でアイデアを創造するのが得意 |
| 評価タイプ | 他人のアイデアを目利きするのが得意 |
| ニーズタイプ | ニーズを考え、その適切さを評価することに長けている |
| ソリューションタイプ | 解決策の発案と、その適切さの評価に長けている |
| ニーズ発見・ソリューション評価タイプ | ニーズ発見と解決策の評価に長けている |
| ソリューション創出・ニーズ評価タイプ | 解決策の発案とニーズ評価に長けている |
あわせて、講評として良かった点・足りなかった点・今後に向けたアドバイスも表示されます。
ランクだけを見て一喜一憂するより、この講評を読むほうが次回のスコアには直結します。
なお、過去のテストの結果ではスコアタイプが表示されない場合があると公式に注記されています。
ランクを上げるには何をすればいい?
知識を増やすより、課題設定の具体性を上げることと、評価セッションを丁寧にやることの2点が効きます。
優先順位をつけると次のようになります。
- ニーズを「誰が・どんな場面で・何に困っているか」まで具体化する
- ソリューションが既存サービスの言い換えになっていないか確認する
- 評価セッションを最後まで集中して行う(配点の半分を占めるため)
- 結果画面の講評を読み、指摘された弱点を次回の受検で意識する
- 公開テストで受検回数を重ね、時間配分を体に入れる
過去問を暗記するタイプの対策は、この形式では効きません。
決まった答えが存在しないテストであるためです。
そのぶん、受検経験の有無が素直に差になります。
セッション別の具体的な進め方は「デザイン思考テストのコツ|評価セッション・創造セッション高得点法」で解説しています。
受検機会の作り方は「デザイン思考テストの公開テストと料金|無料で受ける方法」を参照してください。
デザイン思考テストだけを受ける就活生はほとんどいないため、ほかの形式との時間の割り振りは「Webテスト対策の完全ガイド|種類別の勉強法と始め方」で全体像を見ながら決めるとよいでしょう。
よくある質問(FAQ)
ランクとスコアについて、受検者から寄せられやすい疑問をまとめました。
Cランクだったら選考は厳しいですか?
Cランクは上位60%以内に相当する位置づけです。
企業がどのランクで線を引いているかは公表されていないため、Cランクだから確実に不利とは言い切れません。
ただし、スコア提出が任意の場面では、Cランクの結果をあえて提出する必要はないでしょう。
重要なのは、Cランクだった原因を振り返ることです。
時間内に書ききれていなかったのか、ニーズが抽象的だったのか、評価セッションを流してしまったのか。
結果画面の講評に原因のヒントが書かれているため、そこを起点に次の受検につなげてください。
Bランクからどのくらいで上がりますか?
個人差が大きく、確実な目安はありません。
ただしBランクは上位40%、Aランクは上位20%なので、順位を倍に押し上げる必要があります。
実務的には、書き方を変えるだけで届くケースが多い距離です。
特に効果が出やすいのは、ニーズの具体化と評価セッションの丁寧さの2点です。
受検の機会が限られている場合は、1回ごとの振り返りを丁寧に行うほうが、回数を重ねるより効率的です。
SSランクはどのくらい難しいですか?
上位1%以内に相当するため、簡単ではありません。
ただし母数は過去1年以内の全受検者であり、就活生だけではありません。
社会人の研修受検者や教育機関の学生も含まれます。
そのため、特定の企業の選考母集団のなかで上位1%という意味ではない点に注意してください。
SSを取ること自体を目的にするより、Aランク以上を安定して出せる状態を目指すほうが現実的です。
スコアは履歴書やESに書けますか?
資格試験ではないため、資格欄に書くものではありません。
ただし、自己PRのなかで客観的な根拠として触れることは可能です。
公式の導入事例でも、テスト結果を自己PRシートや面接で活用した企業の例が公開されています。
書く場合は、ランクだけを提示するのではなく、どのような課題設定をしたかを具体的に語れる状態にしておいてください。
スコアの数字よりも、そこに至る思考プロセスのほうが面接では問われます。
スコアは何回受けても記録されますか?
受検した結果はマイページ上で確認できます。
複数回受検した場合、それぞれの結果が残ります。
企業へ提出する際にどの結果を使えるかは、企業側の指定によって変わります。
最新の結果のみを求める企業もあれば、任意の結果を提出できる場合もあります。
受け直しや日程変更の扱いは「デザイン思考テストの受け直し・日程変更・受け忘れの対処法」で整理しています。
ランクは同じ点数でも変わりますか?
変わり得ます。
公式ヘルプセンターに、ランクは過去1年以内の受検者全体を母数にした相対値であると明記されているためです。
母集団の水準が上がれば、同じスコアでもランクが下がる可能性があります。
逆に、母集団の水準が下がれば同じスコアで上のランクになることもあり得ます。
そのため、ネット上で見かける「◯点でAランクだった」という報告は、そのまま自分に当てはまるとは限りません。
点数の絶対値より、講評とスコアタイプから自分の弱点を読むほうが役に立ちます。
まとめ
ランクは相対評価であり、固定の点数ボーダーはありません。目標はAランク以上、伸ばすべきは課題設定の具体性と評価セッションの精度です。
この記事の要点を整理します。
- ランクはSSからEまでの7段階。過去1年以内の全受検者を母数にした相対値
- 目安はSS上位1%、S上位5%、A上位20%、B上位40%、C上位60%、D上位80%、E下位20%
- デザイン思考スコアは400点満点。創造力200点+評価力200点
- 評価セッションにも200点の配点があり、軽視すると伸びない
- 平均点・平均回答数は公式に公表されていない
- 公開テストの結果は終了後5日以内に開示。団体テストは企業の指定次第
- 就活でスコア提出を考えるならAランク以上が目安
ランクの数字だけを見て落ち込む必要はありません。
相対評価である以上、同じ実力でも母集団によって表示は変わります。
結果画面に表示される講評とスコアタイプのほうが、次に何を直せばいいかを教えてくれます。
受検の機会が残っているなら、ニーズの具体化と評価セッションの丁寧さ、この2点だけを意識して臨んでみてください。
参考にした一次情報源
スコアとランクの定義、結果開示のルールは提供元の公式情報で確認しています。
- デザイン思考テスト ヘルプセンター「スコア、ランクの定義を知りたい」(VISITS Technologies株式会社)
- デザイン思考テスト ヘルプセンター「スコアタイプを知りたい」
- デザイン思考テスト ヘルプセンター「結果がいつ開示されるかを知りたい」
- デザイン思考テスト公式サイトおよび導入事例ページ
- ランクごとの上位割合は複数の就活メディアで共通して紹介されている目安(二次情報として区別して掲載)
スコアの算出方法や開示ルールは変更される可能性があります。
受検前には提供元の最新のヘルプセンターをご確認ください。
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