TG-WEB新型(時短型)の対策|従来型との違いと例題

この記事でわかること

  • TG-WEB新型(時短型)の出題内容と、従来型との具体的な違い
  • 制限時間で新型か従来型かを見分ける方法
  • 新型の言語・計数で実際に問われる形式と、考え方がわかる例題
  • 新型は「簡単」と言われるのに得点が伸びない理由
  • どちらが出るかわからないときの対策の配分
  • 受検日までの残り日数別にやることを絞る方法

著者:テストビズ運営事務局
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最終更新日:2026年9月8日

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TG-WEB新型(時短型)とは?

TG-WEB新型とは、ヒューマネージ社が提供する適性検査TG-WEBの2つの出題タイプのうち、問題数が多く1問あたりの時間が極端に短いほうを指します。「時短型」とも呼ばれ、言語7分・計数8分という制限時間が最大の特徴です。

TG-WEBには、出題傾向がまったく異なる2つのタイプがあります。
一方が「従来型(標準型)」、もう一方が「新型(時短型)」です。

受検画面に「新型」「従来型」と表示されるわけではありません。
そのため、制限時間から自分で判別する必要があります。

新型と従来型の違い

項目 新型(時短型) 従来型(標準型)
言語の制限時間 7分 12分
計数の制限時間 8分 18分
1問あたりの目安 15秒程度 1〜2分程度
言語の内容 同義語・対義語・ことわざ・慣用句・長文読解 空欄補充・並べ替え・長文読解
計数の内容 四則演算・図表の読み取り 推論・図形・暗号
難易度の性質 1問は易しいが量が多い 1問が難しく時間をかけて解く
英語 従来型と違いはほぼない 同左

判別の決め手は制限時間です。
計数が8分と表示されていれば新型、18分なら従来型と判断できます。

問題数についても「新型は言語43問・計数36問」といった数字が出回っていますが、媒体によって記載が異なります。
問題数より制限時間のほうが判別材料として確実です。

実際には従来型のほうが多い

新型という名前から「今はこちらが主流」と受け取る方がいますが、実態は逆です。
現在は標準型(従来型)が主流であると整理している情報源が複数あります。

つまり、「新型」は新しい標準ではなく、選択肢の一つという位置づけです。
名前に引きずられて新型だけを対策すると、当日に従来型が出て手が止まります。

なお、TG-WEBと玉手箱の「新型・旧型」を混同している方も多く見られます。
玉手箱には新型・旧型という区分そのものが存在しません。
この点は「玉手箱の新型・旧型の違いと由来」で整理しています。

新型の言語では何が出るのか?

同義語・対義語・ことわざ・慣用句といった語彙問題と、長文読解が中心です。知識で即答できる問題が多いぶん、迷った時点で失点します。

語彙問題は「知っているか」で決まる

従来型の言語が読解と論理構成を問うのに対し、新型の言語は語彙の知識を直接問います。
考えて導き出す種類の問題ではないため、知らない語に当たったら潔く飛ばすのが正解です。

考え方がわかるよう、形式に沿った例を挙げます。
以下は運営事務局が作成した練習用の例題です。

例題1(同義語)
「示唆」と最も意味が近い語を選びなさい。
1. 断定 2. 暗示 3. 反論 4. 承認 5. 依頼

正解は2の「暗示」です。
「示唆する」は、はっきり言わずにそれとなく示すことを意味します。

例題2(慣用句)
「気が置けない」の意味として最も適切なものを選びなさい。
1. 油断できない 2. 遠慮がいらない 3. 落ち着かない 4. 興味がない 5. 我慢できない

正解は2の「遠慮がいらない」です。
「気を置く」が遠慮するという意味なので、その否定形になります。
日常では逆の意味で使われがちな語で、こうした誤用されやすい表現が狙われます

長文読解は設問から読む

長文が出る場合も、7分という制限時間は変わりません。
本文を最初から丁寧に読むと、それだけで時間が尽きます。

  • 先に設問と選択肢に目を通す
  • 本文中で該当しそうな段落だけを拾い読みする
  • 一致するか判断できたら、その時点で次に進む
  • 迷ったら選択肢を1つに絞らず、印をつけて先に進む

言語対策の詳細は「TG-WEBの言語対策」系の記事とあわせて確認してください。

新型の計数では何が出るのか?

四則演算と図表の読み取りが中心です。従来型のような推論・図形・暗号は出ません。計算そのものは易しく、速度だけが問われます。

四則演算は正確さより処理量

新型の計数は、8分で30問前後を処理する設計です。
1問あたり15秒程度しか使えません。

例題3(四則演算)
次の式の空欄に当てはまる数を選びなさい。
□ × 12 − 24 = 60
1. 5 2. 6 3. 7 4. 8 5. 9

正解は3の「7」です。
移項して84 ÷ 12 = 7と求めます。

このレベルの計算を、迷わず連続で処理できるかが問われます。
知識ではなく、手の速さの問題です。

図表の読み取りは「拾う場所」を決めてから

例題4(図表の読み取り)
ある店舗の月別売上が次のとおりであるとき、4月は2月の約何倍か。

売上(万円)
2月 180
3月 240
4月 450
5月 300

1. 約1.5倍 2. 約2.0倍 3. 約2.5倍 4. 約3.0倍 5. 約3.5倍

正解は3の「約2.5倍」です。
450 ÷ 180 = 2.5と計算します。

ここで大事なのは、表全体を読まないことです。
必要なのは2月と4月の2つの数値だけで、3月と5月は見る必要がありません。
表を上から順に目で追う癖がある人は、そこで時間を失います。

  • 設問を読んでから、必要な行と列だけに目を向ける
  • 選択肢の数値が離れていれば、概算で判断する
  • 求められていない中間値は計算しない

新型は簡単なはずなのに、なぜ点が伸びないのか?

1問の難易度が低いことと、得点しやすいことは別だからです。新型で落とす原因は、知識不足ではなく処理の詰まりにあります。

運営事務局が見てきた実例:新型でつまずく3パターン

運営事務局に寄せられるTG-WEB新型の相談には、はっきりした型があります。

最も多いのが、難易度の低さを見て対策を省略したケースです。
ある相談では、「参考書を見たら簡単そうだったので流し読みで済ませた」という方が、本番で半分も終わらなかったと話されていました。
問題を見て解けるかどうかと、15秒で処理できるかどうかは別の能力です。

次に多いのが、わからない語彙で止まってしまうケースです。
語彙問題は考えても答えが出ません。
それでも「あと少しで思い出せそう」と粘ってしまい、そこで20秒、30秒と失います。
7分のうち30秒は、全体の7%にあたります。

3つ目は、従来型の対策だけをして臨んだケースです。
推論や図形の練習を積んでいても、新型では出題されません。
逆に、語彙の知識はまったく別の準備が必要です。

  • 「簡単そう」と感じた形式こそ、時間を計って解いてみる
  • 語彙問題は5秒考えて出てこなければ飛ばす
  • 従来型と新型では、必要な準備がほとんど重ならない

新型で優先すべきこと

課題 やるべきこと
時間が足りない 時間を計って解く練習に切り替える
語彙が出てこない 誤用されやすい慣用句から覚える
計算で詰まる 1桁台の暗算を反射で出せるようにする
表を読むのが遅い 必要なセルだけ拾う読み方に変える
途中で焦る 飛ばす基準をあらかじめ決めておく

「飛ばす基準を事前に決めておく」ことが、新型では特に効きます。
本番でその都度判断していると、判断自体に時間を使ってしまいます。

どちらが出るかわからないときはどうするか?

企業はどちらの型を使うか公表していません。両方に触れたうえで、時間の少ないほうから仕上げるのが現実的です。

TG-WEBは、企業がどちらの型を採用しているかを公表していません。
受検画面にログインして初めて、制限時間から判別できるという状況になります。

配分の考え方

準備期間が限られている場合、次のように配分してください。

受検日まで 優先順位
3週間以上 従来型の推論・図形を軸に、新型の語彙と計算も並行する
1〜2週間 従来型の頻出パターンを固め、新型は語彙の確認に絞る
1週間 従来型の計数(推論)を優先。新型は例題形式に触れるだけ
3日以内 どちらか一方に絞る。迷うなら主流である従来型
前日 解く順番と飛ばす基準の確認のみ

従来型が主流である以上、時間がない場合の優先は従来型です。
ただし新型は「触れたことがあるか」で結果が大きく変わるため、1回だけでも形式を見ておく価値があります。

従来型の対策は「TG-WEB従来型(旧型)の対策」で扱っています。
形式の判別方法そのものは「WebテストのURL見分け方」を確認してください。

受検開始直後にやること

ログインして制限時間が表示されたら、その場で方針を切り替えます。

  • 計数8分と表示された → 新型。速度優先で、迷ったら即飛ばす
  • 計数18分と表示された → 従来型。1問に時間をかけて確実に取る
  • 表示がない場合 → 最初の数問の手応えで判断する

この切り替えを事前に想定しておくだけで、開始直後の混乱が減ります。

対策全体の進め方は「Webテスト対策の完全ガイド」にまとめています。

テストビズでは、形式の特定から演習までを1形式ずつ整理する個別対策を行っています。
対策の選択肢の一つとして、形式名と受検期限を送るだけで進め方を確認できます。

よくある質問(FAQ)

TG-WEBの新型と従来型はどう見分けますか?

制限時間で判別するのが最も確実です。
計数の制限時間が8分であれば新型(時短型)、18分であれば従来型(標準型)と判断できます。
言語については、新型が7分、従来型が12分という設定が目安です。
受検画面に「新型」「従来型」という表示が出るわけではないため、ログイン後の案内画面で時間を確認してください。
問題数からも判断できるとされていますが、媒体によって記載される数字に差があるため、時間のほうを優先してください。

新型と従来型では、どちらが難しいですか?

性質が異なるため、単純な比較はできません。
従来型は1問あたりの難易度が高く、推論・図形・暗号といった対策なしでは手が出ない問題が出ます。
新型は1問の難易度こそ低いものの、1問あたり15秒程度しか使えないため、処理速度が足りないと大量に失点します。
「新型のほうが易しい」と言われることが多いのは前者の意味であり、得点しやすいという意味ではありません。
自分がどちらを苦手とするかは、実際に時間を計って解いてみないとわかりません。

新型はいつから導入されたのですか?

明確な導入時期は公表されていません。
提供会社が公式に「この年から新型を追加した」と発表した情報は確認できていないため、この点は要確認の扱いとします。
実務上重要なのは導入時期ではなく、自分が受ける企業がどちらの型を使うかです。
そして企業側もどちらを採用しているかを公表していないため、結局はログイン後の制限時間で判断することになります。
導入時期を調べる時間があるなら、両形式の例題に触れておくほうが役立ちます。

新型の対策には何を使えばよいですか?

TG-WEB対応の問題集で、新型のセクションがあるものを選んでください。
新型は語彙問題と四則演算・図表の読み取りが中心のため、従来型の推論・図形の練習では備えになりません。
語彙については、同義語・対義語・ことわざ・慣用句をまとめた一覧で確認するのが効率的です。
特に「気が置けない」のように誤用されやすい表現は狙われやすいため、意味を正確に押さえておいてください。
計算は特別な教材を用意するより、簡単な計算をタイマーで解く練習のほうが効果があります。

新型の言語で長文が出ることはありますか?

あります。
新型の言語は語彙問題だけで構成されるわけではなく、長文読解も含まれます。
ただし制限時間は7分のままなので、本文を丁寧に読む余裕はありません。
先に設問と選択肢を確認し、本文中の該当しそうな箇所だけを拾い読みする進め方が現実的です。
判断がつかない設問は印をつけて先に進み、時間が余ったら戻るという運用にしてください。

従来型の対策をしていれば新型にも対応できますか?

ほとんど対応できません。
従来型の計数は推論・図形・暗号が中心ですが、新型の計数は四則演算と図表の読み取りです。
言語も、従来型が空欄補充や並べ替えであるのに対し、新型は語彙の知識を直接問います。
出題される内容がほぼ重ならないため、片方だけの準備では対応が難しくなります。
時間が限られている場合は、主流とされる従来型を優先しつつ、新型の形式に一度は触れておくのが現実的です。

新型で全部解き終わらないのですが、問題ないですか?

全問解き切れない受検者は珍しくありません。
新型は1問あたり15秒程度という設計のため、解き切ることを前提にしていない側面があります。
重要なのは、解ける問題を確実に取り、わからない問題で止まらないことです。
特に語彙問題は考えても答えが出ないため、5秒程度で判断して飛ばす基準を決めておいてください。
通過基準は企業ごとに設定されており公表もされていないため、解き切れなかったことだけで結果を判断する必要はありません。

まとめ

この記事の要点を整理します。

  • TG-WEB新型(時短型)は、言語7分・計数8分という短い制限時間が最大の特徴
  • 判別は制限時間で行う。計数8分なら新型、18分なら従来型
  • 新型の言語は語彙問題(同義語・対義語・ことわざ・慣用句)と長文読解が中心
  • 新型の計数は四則演算と図表の読み取り。推論・図形・暗号は出ない
  • 実際には従来型(標準型)のほうが主流とされ、「新型」は新しい標準ではない
  • 1問が易しいことと得点しやすいことは別。落とす原因は処理の詰まり
  • 従来型の対策と新型の対策はほとんど重ならないため、両方に触れておく
  • 新型の導入時期は公表されておらず、この点は要確認

新型で差がつくのは、知識量ではなく「飛ばす判断の速さ」です。
わからない語彙に15秒使った時点で、その1問だけでなく次の1問も失っています。

まずは手元の問題集を開いて、タイマーを7分にセットしてください。
時間を計らずに解いた練習は、新型に関してはほとんど準備になりません。

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