C-GABプラスとは?従来のC-GABとの違いと対策

この記事でわかること

  • C-GAB plusとは何か、従来のC-GABと何が違うのか
  • 「Web会場」で受ける場合の本人認証と監視の仕組み
  • 自宅受検でも電卓が使えない理由と、その前提での計数対策
  • テストセンター会場とWeb会場、どちらを選ぶべきか
  • 「玉手箱と同じ問題が出る」という話をどう扱えばよいか
  • 受検日までの残り日数別にやることを絞る方法

著者:テストビズ運営事務局
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最終更新日:2026年9月8日

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C-GAB plusとは?

C-GAB plusとは、テストセンター型の総合適性検査であるC-GABに「Web会場」という受検方法が加わったものです。テストセンターに行かなくても、自宅から厳格な本人認証と監視のもとで受検できます。出題される問題そのものは、従来のC-GABと変わりません。

ここを最初に押さえてください。
plusで増えたのは受検場所の選択肢であって、問題の難易度や科目ではありません。

「新しい形式が来た。対策をやり直さなければ」と身構える必要はありません。

提供会社の公式説明

C-GAB plusは、日本エス・エイチ・エル(SHL)社が提供しています。
同社の案内によれば、テストセンター型の総合適性検査であるC-GABに、Web会場(オンライン監視付きWebテスト)での受検機能が加わったものと説明されています。
テストセンター会場を利用できない場合でも、自宅などで厳密な本人認証とAI・人の目による監視下での受験が可能になり、不正受験の防止だけでなく、受験機会の拡大や受験者の離脱防止にも効果があるとされています。

リリースは2021年1月です。
コロナ禍でオンライン選考が主流になった時期に、テストセンター式の検査にWebテストの要素を取り入れる形で登場しました。

なお、一部のサイトでは「C-GAB plus one」「C-GABプラスワン」という表記も見られます。
提供会社の公式名称は「C-GAB plus」です。

従来のC-GABとの違い

項目 従来のC-GAB C-GAB plus
受検場所 テストセンター会場のみ テストセンター会場+Web会場(自宅など)
本人認証 会場での本人確認 公的証明書と顔写真撮影の照合
監視 試験監督が会場で巡回 Web会場ではAIと人の目による監視
出題科目 言語・計数・英語+パーソナリティ 同じ
電卓 使用不可 使用不可
事前準備 会場予約と持ち物 予約に加えて環境準備が必要

違いは受検環境に集中しています。
言い換えると、対策の中身を変える必要はほとんどありません

C-GABそのものの出題内容は「C-GABとは?玉手箱との違いとテストセンター予約・持ち物」で確認できます。

Web会場で受けるとき、何が必要なのか?

専用ブラウザのインストール、カメラとマイクの動作確認、通信回線の安定性確認が必要です。予約可能枠にも制限があるため、直前の予約は避けてください。

事前に必要な環境準備

提供会社の案内では、Web会場での受検にあたって専用ブラウザのインストール、カメラ・マイクの動作確認、回線の安定性確認などが必要になるとされています。
また、予約可能枠には制限があると明記されています。

実務的には、次の順序で進めると詰まりにくくなります。

  • 予約画面からシステムテストを実施し、使用予定のパソコンで動作を確認する
  • 専用ブラウザをダウンロードし、起動できるところまで確認する
  • カメラ・マイク・通信速度を確認する
  • 受検場所の照明と背景、机の上の状態を整えておく

通信環境については、有線接続を求められる場合があるという情報もあります。
無線環境しかない場合は、この点を早めに確認しておいてください。

運営事務局が見てきた実例:準備で失点する人が多い

運営事務局に寄せられるC-GAB系の相談で、意外に多いのが問題の解き方ではなく環境準備でつまずいたという報告です。

最も多いのが、受検当日に初めてシステムテストを実行するケースです。
ある相談では、開始10分前に専用ブラウザの導入で手間取り、落ち着かないまま受検が始まったという話を伺いました。
言語も計数も1問あたり30秒前後という設計のため、最初の数問を焦って落とすと、そのまま最後まで立て直せません。

次に多いのが、予約枠を軽く見ているケースです。
枠に制限があるため、受検期限の直前ほど選択肢が減ります。
期限ぎりぎりで押さえた枠が、自分の集中しやすい時間帯とは限りません。

3つ目は、自宅なら電卓が使えると思い込んでいるケースです。
自宅受検であっても、C-GAB系では電卓は使えません。
この前提を知らずに練習していると、当日の計数で手が止まります。

  • システムテストは、受検日の数日前までに必ず一度通す
  • 予約は枠に余裕があるうちに、集中しやすい時間帯で押さえる
  • 練習の段階から電卓なしで解く時間を作っておく

電卓が使えないのに、計数はどう解けばよいのか?

正確な計算より概算で足りる問題が多いため、選択肢の差を見てから計算の粗さを決めるのが基本方針になります。

C-GABおよびC-GAB plusでは、能力テストでの電卓の使用が認められていません。
使えるのは支給される筆記用具と計算用紙だけです。
計算用紙も潤沢ではないため、書く量そのものを減らす必要があります。

概算で足りるかを先に判断する

図表の読み取りでは、選択肢の数値が大きく離れていることがあります。
その場合、下の位を省略しても答えは一つに決まります。

選択肢の見え方 取るべき計算
数値が大きく離れている 上位2桁程度の概算で判断する
数値が近接している 必要な桁まで丁寧に計算する
比率や割合を問われている 分数のまま比較して計算を減らす
増減を問われている 差分だけを計算し、全体は求めない

「まず正確に計算し、それから選択肢を見る」という順番では間に合いません。
選択肢を先に見て、どこまで雑に計算してよいかを決めるという順番に変えてください。

筆算の量を減らす

電卓なしの環境で効くのは、計算力そのものより手を動かす量の削減です。

  • 桁の大きい数は、千単位・万単位に丸めてから扱う
  • 割り算は、割り切れる数に近づけてから概算する
  • 表から拾う数値は、必要なセルだけに印をつけて視線の往復を減らす
  • 求める必要のない中間値は計算しない

具体的な解法は「GABの計数対策」に整理しています。
時間の使い方については「C-GABの時間配分」を確認してください。

テストセンター会場とWeb会場、どちらを選ぶべきか?

集中できる環境をすでに持っているかどうかで決めてください。自宅の環境に不安がある人は、会場を選ぶほうが安全です。

企業がWeb会場を選択肢として用意している場合、受検者はどちらかを選ぶことになります。

判断材料 会場受検が向く人 Web会場が向く人
通信環境 自宅の回線に不安がある 安定した有線環境がある
同居家族 物音や来客が読めない 受検中の静穏を確保できる
移動時間 会場が近い 会場が遠方・海外にいる
機材 自分のパソコンが古い 動作確認済みの機材がある
心理面 会場のほうが集中できる 自宅のほうが落ち着く

会場側の利点は、環境が用意されていることです。
Web会場の利点は、移動が不要で予約の自由度が上がることです。

なお、テストセンター会場が予約で埋まっている場合に、Web会場が現実的な選択肢になることもあります。
海外に滞在している場合も同様です。

自宅受検全般の注意点は「C-GABは自宅で受けられる?テストセンターとの違いと注意点」にまとめています。

「玉手箱と同じ問題が出る」というのは本当か?

玉手箱・GAB・C-GABは同じ提供会社の製品で、出題形式の考え方が共通しています。そのため対策は流用できます。ただし「同じ問題が出るから答えを覚えればよい」という発想は、通用しないうえに割に合いません。

対策が流用できるのは事実

玉手箱の計数で扱う図表の読み取りと、C-GABの計数は考え方が近い設計になっています。
言語も、長文を読んで設問の記述を判定するという構造が共通しています。

そのため、玉手箱の問題集で積んだ練習は、C-GABでもそのまま効きます。
検査名が違うという理由だけで、別々の教材を用意する必要はありません。

検査 対策の流用しやすさ
玉手箱 → C-GAB 高い(形式の考え方が共通)
GAB → C-GAB 高い(同系統)
CAB → C-GAB 低い(対象職種と科目が別)
SPI → C-GAB 低い(出題の設計が異なる)

CABはIT・エンジニア職向けの検査で、暗算・法則性・命令表・暗号といった別の科目で構成されています。
同じSHL社の製品でも、こちらは流用が効きません。

「答えを覚える」方向に進んでも得しない理由

C-GAB系は、そもそも本人認証と監視を厳格にした設計になっています。
テストセンター会場では試験監督のもとで受検し、Web会場では公的証明書と顔写真の照合による本人認証に加え、AIと人の目による監視が行われます。

運営事務局は、代行や替え玉受検を一切行いません。
そのうえで申し上げると、この設計の検査に対して近道を探すのは、時間の使い方として効率が悪すぎます。

理由は単純です。
C-GAB系のスコアは、複数の企業で使い回せる場面があります。
つまり、一度きちんと得点を取れば、その後の選考が楽になります。
形式に慣れる練習に10時間使うほうが、結果として消費する時間は少なくて済みます。

受検日までに何をすればよいのか?

残り日数によって、やることを削ってください。全部やろうとすると、どれも仕上がりません。

残り日数別の優先順位

受検日まで 優先してやること
3週間以上 言語・計数を一通り解き、電卓なしでの計数演習を組み込む
1〜2週間 計数(図表の読み取り)を集中的に反復し、概算の判断に慣れる
1週間 システムテストと予約を先に済ませ、残りを計数に充てる
3日以内 概算で答えを絞る練習に絞る。新しい教材には手を出さない
前日 環境の最終確認と、解く順番の確認のみ

Web会場を選ぶ場合、環境準備を演習より先に済ませるのが鉄則です。
準備を後回しにすると、直前に問題が発覚したときに演習時間ごと失います。

インターン選考の段階から受けておく

C-GAB系のスコアは、条件を満たせば他社の選考でも使える場合があります。
そのため、本選考の第一志望でいきなり受けるより、早い段階で一度受けておくほうが有利に働くことがあります。

ただし、使い回しの可否は企業側の運用によります。
必ず選考案内の記載を確認してください。

使い回しの詳細は「C-GABの使い回しとは?やり方・期限と企業側の見え方」で扱っています。
全体の進め方は「C-GAB対策」と「Webテスト対策の完全ガイド」を参照してください。

テストビズでは、形式の特定から演習までを1形式ずつ整理する個別対策を行っています。
対策の選択肢の一つとして、形式名と受検期限を送るだけで進め方を確認できます。

よくある質問(FAQ)

C-GAB plusと従来のC-GABで、問題は違いますか?

出題科目と問題形式は同じです。
言語理解・計数理解・英語理解の能力検査と、パーソナリティ検査という構成に変わりはありません。
plusで加わったのは「Web会場」という受検方法であり、自宅などから監視下で受検できるようになった点が主な違いです。
したがって、対策としてやるべきことは従来のC-GABと変わりません。
違いを意識すべきなのは、受検環境の準備の部分だけです。

C-GAB plusは自宅で受けられますか?

Web会場を選択した場合は、自宅などから受検できます。
ただし、公的証明書と顔写真の撮影による本人認証が行われ、受検中はAIと人の目による監視が実施されます。
また、専用ブラウザのインストールやカメラ・マイクの動作確認、通信回線の確認が事前に必要です。
予約可能枠にも制限があるため、受検期限の直前に慌てないよう、早めに予約と環境確認を済ませてください。
なお、企業がWeb会場を用意していない場合は、テストセンター会場での受検になります。

C-GAB plusで電卓は使えますか?

使えません。
自宅のWeb会場で受検する場合であっても、電卓の使用は認められていません。
使用できるのは、支給または指定された筆記用具と計算用紙のみです。
そのため、計数の練習は最初から電卓なしで行う必要があります。
特に図表の読み取りでは、選択肢の数値差を見て概算で足りるかを判断する練習が有効です。

テストセンター会場とWeb会場、どちらが有利ですか?

有利不利ではなく、自分の環境で選んでください。
通信回線が安定していて、受検中に中断されない部屋を確保できるならWeb会場が便利です。
一方、自宅の回線や同居家族の状況に不安がある場合は、会場受検のほうが安全です。
また、会場が予約で埋まっている場合や、遠方・海外にいる場合はWeb会場が現実的な選択肢になります。
どちらを選んでも、出題される内容は同じです。

C-GABの対策は玉手箱の問題集で足りますか?

基本的には足ります。
玉手箱・GAB・C-GABはいずれも同じ提供会社の製品で、出題形式の考え方が共通しているためです。
玉手箱の図表の読み取りやGAB形式の言語で積んだ練習は、C-GABでもそのまま活きます。
ただし、C-GABでは英語が加わる場合があり、電卓が使えないという条件の差があります。
問題集をそのまま使いつつ、電卓なしで解く時間を別途確保してください。

「C-GABプラスワン」というのは別のテストですか?

同じものを指していると考えて差し支えありません。
提供会社の公式名称は「C-GAB plus」です。
一部のサイトで「plus one」「プラスワン」という表記が使われていますが、公式の製品名としては確認できません。
検索の際に表記のゆれで情報が見つからない場合は、「C-GAB plus」で調べ直してみてください。
なお、正式な情報は選考案内と提供会社の公開情報を優先してください。

C-GAB plusのスコアは使い回せますか?

企業側の運用によりますが、使い回せる場面があります。
C-GABとC-GAB plusは出題内容と監視体制の水準が同等とされているため、結果を共有できるという整理がされています。
そのため、インターン選考など早い段階で一度受けて納得のいくスコアを取っておくと、その後の選考で有利に働くことがあります。
ただし、使い回しの可否や有効期限は企業ごとに異なり、公表されていない場合もあります。
必ず選考案内の記載を確認してください。

まとめ

この記事の要点を整理します。

  • C-GAB plusは、従来のC-GABに「Web会場」での受検機能が加わったもの。2021年1月のリリース
  • 増えたのは受検場所の選択肢であり、出題科目・問題形式・難易度は従来と同じ
  • Web会場では、公的証明書と顔写真による本人認証、AIと人の目による監視が行われる
  • 事前に専用ブラウザの導入、カメラ・マイク・回線の確認が必要。予約枠にも制限がある
  • 自宅受検でも電卓は使えない。計数は「選択肢を先に見て、概算で足りるか判断する」が基本
  • 玉手箱・GABの対策は流用できるが、CABは別物なので流用できない
  • 公式名称は「C-GAB plus」。「プラスワン」表記は同じものを指している

C-GAB plusという名前を見て、新しい対策が必要だと感じた方も多いはずです。
実際に必要なのは、新しい勉強ではなく、環境準備を前倒しすることだけです。

まずは予約画面を開いて、システムテストを一度通してください。
そのうえで残った時間を、電卓なしの計数演習に充ててください。

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