「Webテストの案内に2時間、あるいは120分と書かれていた」。
webテスト 2時間という長さは、SCOAの2科目実施、SPIのペーパーテスティング、TG-WEBの全科目セットが主な候補です。
ただしその前に確認すべきことがあります。「120」という数字が時間なのか問題数なのか、という点です。形式ごとの時間を横断して見たい場合は「Webテストの所要時間一覧」もあわせてご覧ください。
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この記事でわかること
- 「120分」と「120問」を取り違えないための確認方法
- 2時間前後になるのはSCOAの2科目実施が最多という理由
- SPIで2時間近くになるのはペーパーテスティングだけという事実
- 55分・65分・85分・100分で候補になる形式
- COMPASSの85分が「基礎能力65分+適性検査20分」である理由
著者:テストビズ運営事務局
2021年開業の学習支援チームが運営するWebテスト対策サービスです。
運営チーム累計6,000件超の学習相談実績(レポート等の支援を含む)をもとに、SPI・玉手箱・TG-WEB・GAB/CAB・SCOA・CUBIC等の個別対策と模擬演習を提供しています。
最終更新日:2026年9月7日
Webテスト2時間・120分は何の形式?候補は限られる
2時間前後になるのは、SCOAを2科目実施する場合、SPIのペーパーテスティング、TG-WEBの全科目セットが中心です。1つの検査で2時間かかる形式はほとんどありません。
| 時間 | 形式 | 中身 | 手がかり |
|---|---|---|---|
| 約120分 | SCOA(2科目) | 基礎能力検査+事務能力検査 | CBTSテストセンター・公務員試験 |
| 約110〜120分 | SPI ペーパーテスティング | 能力検査70分+性格検査40分 | 会場でマークシート |
| 約100分 | TG-WEB(全科目) | 言語+計数+英語+性格 | 検査が4つに分かれる |
| 約105分 | CBTSテストセンター | 2科目の所要時間枠 | 操作説明・練習を含む |
| 約85分 | CAB(ペーパー) | 暗算・法則性・命令表・暗号・性格 | IT・SE職の募集 |
| 約85分 | COMPASS | 基礎能力65分+適性検査20分 | 科目が5つに分かれる |
| 約55〜65分 | 玉手箱・COMPASS | 科目の組み合わせ | 科目ごとの時間が併記 |
2時間という長さは、ほぼ例外なく複数の検査を足した結果です。
そのため「何が2つ組み合わさっているのか」を特定するのが判別の近道になります。
「120分」と「120問」を取り違えていないか?
SCOAには「60分で120問」という代表的な構成があります。案内で見た120という数字が時間なのか問題数なのかで、想定すべき負荷がまったく変わります。
SCOA-Aは60分120問
SCOAの基礎能力検査(SCOA-A)は、言語・数理・論理・常識・英語の5科目で構成され、制限時間60分で120問という設計が知られています。
1問あたり30秒しかない、密度の高い検査です。
つまり「テストセンターで120」という情報だけでは、次の2つの可能性があります。
- 120問/60分:SCOA-Aの基礎能力検査。1科目で1時間
- 120分:基礎能力検査と事務能力検査など、2科目を実施する枠
案内文に「問」という単位が付いているかを確認してください。
ここを取り違えると、準備すべき科目の数が倍違います。
CBTSテストセンターで120分なら2科目を疑う
CBTソリューションズが運営するテストセンターでは、企業や自治体が採用する検査によって出題が変わります。
2時間前後の枠が設定されている場合、基礎能力検査と事務能力検査のように、性質の異なる2科目が組まれているケースが目立ちます。
| 検査 | 時間の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| SCOA-A(基礎能力) | 45〜60分 | 言語・数理・論理・常識・英語 |
| SCOA-C(事務能力) | 45〜60分 | 照合・分類・置換・記号・計算 |
| SCOA-B(パーソナリティ) | 20〜35分 | 気質類型・性格特徴・意欲態度 |
| SCOA-i(基礎能力・簡易版) | 約20分 | 言語・数と論理・空間・知覚の正確さ |
基礎能力検査と事務能力検査は、求められる力がまったく違います。
前者は知識と思考力、後者は処理の速さと正確さです。
両方が課されると分かった時点で、練習の内容を分けて組む必要があります。
科目別の勉強順は「SCOA対策」で優先順位を整理しています。
公務員試験で2時間前後の案内が来た場合
自治体の採用試験でSPI3やSCOAを教養試験の代替として使う例が増えています。
この場合、基礎能力検査と事務能力検査を組み合わせて110〜120分という設定になることがあります。
募集要項には検査名が明記されているケースが大半です。
時間から推測する前に、まず募集要項の検査名を確認してください。
記載がない場合は、採用担当窓口への問い合わせが最短ルートになります(自治体ごとの運用は要確認)。
SPIで2時間近くになるのはどんなときか?
SPIのWeb受検は最長でも65分程度です。2時間近くになるのはペーパーテスティングで、能力検査70分と性格検査40分を合わせた構成になります。
SPIの受検方式ごとの時間を並べると、120分の位置づけがはっきりします。
- テストセンター:基礎能力検査 約35分(性格検査約30分は事前に自宅)
- WEBテスティング:能力検査35分+性格検査30分=計65分
- インハウスCBT:能力検査 約35分
- ペーパーテスティング:能力検査70分(言語約30分+非言語約40分)+性格検査約40分=計110分
ペーパーテスティングは、説明や配布の時間を含めると2時間近くになります。
会場に集められてマークシートで受けるという案内であれば、この形式を想定してください。
ペーパーテスティングはWeb受検と設計が違い、冊子全体を見渡せるため解く順番を自分で選べます。
得意分野から着手して確実に点を積む戦い方が有効です。
分野ごとの優先順位は「SPI対策の始め方」で整理しています。
55分・65分・85分・100分は何の形式か?
この時間帯は、玉手箱・COMPASS・CAB・TG-WEBが候補です。特にCOMPASSは科目を選ぶ設計なので、時間から受検科目数を逆算できます。
COMPASSは65分なら5科目すべて
COMPASSは適性検査と基礎能力検査の2種類で構成されます。
適性検査は設問数148問・検査時間20分程度で固定される一方、基礎能力検査は科目ごとに時間が異なります。
| 科目 | 時間 |
|---|---|
| 言語能力 | 5分 |
| 数的能力 | 15分 |
| 図形認知 | 10分 |
| 論理類推 | 20分 |
| 英語 | 15分 |
この5科目をすべて足すと65分です。
解説記事でも、表示されている解答時間が65分であれば5科目すべての受検だと予測できると説明されています。
さらに適性検査20分を加えると85分になり、これが「COMPASSで85分」という表示の正体です。
- 85分=基礎能力5科目65分+適性検査20分
- 65分=基礎能力5科目のみ
- 20分=適性検査(148問)のみ
- 時間から受検科目の組み合わせを逆算できる
図形認知と論理類推はSPIにない科目です。
COMPASSだと判明したら、この2科目の出題形式を先に確認しておくと差がつきます。
CABのペーパー形式は所要85分
CABは日本エス・エイチ・エル(SHL)が提供する、IT職・SE職向けの適性検査です。
実施方法によって所要時間が変わります。
| 実施形式 | 所要時間 | 科目 |
|---|---|---|
| CAB(ペーパー) | 約85分 | 暗算・法則性・命令表・暗号・性格検査 |
| C-CAB(テストセンター) | 約72分 | 四則逆算・法則性・命令表・暗号・性格検査 |
| Web-CAB | 約80分 | 言語理解・計数理解・パーソナリティ |
ペーパー形式では暗算、テストセンター形式では四則逆算というように、計算分野の出題形式が変わります。
法則性・命令表・暗号は共通で、これらはSPIの対策では代替できない独自分野です。
分野別の解き方は「CAB対策」にまとめています。
TG-WEBが100分前後になるケース
TG-WEBは言語・計数・英語・性格検査で構成されます。
従来型で全科目を実施し、性格検査を複数種類組み合わせると、合計が100分前後まで伸びることがあります。
TG-WEBの性格検査はA8・G9・W8など種類が多く、企業は2〜3種類を組み合わせて出題します。
そのぶん所要時間が読みにくくなるのが特徴です。
なお、計数の時間が18分なら従来型、8分なら新型という判別は変わりません。
玉手箱で55分・1時間になる場合
玉手箱は科目ごとに時間が決まっており、その組み合わせで合計が決まります。
計数35分+言語15分、計数35分+言語25分といった組み合わせで、50〜60分になります。
- 計数35分+言語15分=50分
- 計数35分+言語25分=60分
- 計数15分+言語15分+英語10分+性格20分=60分
- 科目ごとの時間が併記されていれば玉手箱の可能性が高い
ドメインからの判別手順は「WebテストのURL見分け方」に一覧でまとめています。
運営事務局が見てきた実例:長時間の案内で起きやすい取り違え
運営チーム累計6,000件超の学習相談から、2時間前後の案内について寄せられたケースを匿名化して整理すると、次の傾向がありました。
- 最も多い取り違え — 「120」という数字を時間だと思い込んでいたが、実際は「60分120問」の問題数だった。逆に、120分を1科目分だと考えて事務能力検査の存在に気づかなかった例もあった
- 損失が大きい取り違え — 公務員試験で基礎能力検査と事務能力検査の2科目だったが、基礎能力の対策しかしていなかった。事務能力は処理速度の反復練習が必要で、直前では間に合わなかった
- 判別できて助かったケース — 「85分」という表示からCOMPASSの5科目+適性検査だと逆算でき、図形認知と論理類推を確認して臨めた
実務的な学びとして、長時間の案内では「科目がいくつあるか」を数えることが最初の作業になります。
2時間を1つの検査だと考えると、準備の設計そのものが崩れます。
2時間の検査をどう戦い切るか?
2時間は集中力ではなく体力の勝負になります。科目の切れ目を休憩点として使い、性質の異なる科目ごとに頭を切り替えることが要になります。
| 局面 | やること | 避けること |
|---|---|---|
| 開始前 | 持ち物確認。トイレを済ませる | 直前に大量の水分を取る |
| 前半の科目 | ペースを固定し、貯金を作る | 1問目から粘る |
| 科目の切れ目 | 姿勢を正し、頭を切り替える | 惰性で次に入る |
| 事務能力検査 | 速さと正確さを両立させる | あてずっぽうで埋める |
| 終盤 | 未回答をゼロにすることを優先 | 見直しに時間を使う |
事務能力検査については、誤謬率(間違いの割合)が評価されるという指摘があります。
基礎能力検査とは逆に、分からない問題を埋めることが不利に働く可能性があるため、案内文の説明をよく読んでください(検査ごとの採点方式は要確認)。
運営事務局の模擬演習では、2時間の通し経験がない受検者ほど、後半40分での正答率低下が大きい傾向が見られました。
分割練習だけでなく、一度は通しで体験しておくことをおすすめします。
受検日までの残り日数で何をすべきか?
科目数が多いぶん、優先順位づけが成否を分けます。性質の違う科目が組まれている場合、対策が間に合わない科目を先に見極めてください。
- 残り2週間以上:科目構成を確定させ、基礎能力と事務能力の両方が課されるなら並行して進めます
- 残り1週間:配点が読める科目に絞り、通し演習を1回入れます。組み立て方は「Webテスト対策を1週間で仕上げる短期計画」を参照してください
- 残り3日:事務能力検査は反復で伸びるため優先度が高く、常識は頻出テーマの確認にとどめます
- 前日:新しい教材は開かず、会場までの経路と持ち物(身分証)の確認に充てます
科目構成が未確定なら、数理と図表の読み取りを進めておくのが最も無駄になりません。
SCOA・SPI・COMPASSのいずれに転んでも共通で必要になるからです。
よくある質問(FAQ)
Webテストが2時間と案内されました。何の形式ですか?
複数の検査が組み合わされている可能性が高いです。
2時間前後になるのは、SCOAの基礎能力検査と事務能力検査を両方実施する場合、SPIのペーパーテスティング(能力検査70分+性格検査40分)、TG-WEBの全科目セットが中心です。
1つの検査だけで2時間かかる形式はほとんどありません。
まず案内文を読み直し、科目がいくつ書かれているかを数えてください。
会場に集められてマークシートならSPIのペーパー、会場を予約するならCBTSテストセンターのSCOA系が有力になります。
「テストセンターで120」と聞きました。120分ですか、120問ですか?
どちらの可能性もあるため、単位の確認が必要です。
SCOAの基礎能力検査(SCOA-A)は、言語・数理・論理・常識・英語の5科目で制限時間60分・120問という構成が知られています。
この場合の120は問題数で、所要時間は1時間です。
一方、120分という時間枠なら、基礎能力検査と事務能力検査など2科目が組まれている可能性が高くなります。
準備すべき科目数が倍違うため、案内文に「問」という単位が付いているかを必ず確認してください。
SPIで120分になることはありますか?
ペーパーテスティングであればあり得ます。
SPIのペーパーテスティングは能力検査70分(言語約30分+非言語約40分)と性格検査約40分で計110分となり、説明や配布の時間を含めると2時間近くになります。
一方、テストセンターやWEBテスティングといったWeb受検では、最長でも65分程度です。
つまり120分という表示は、マークシート方式のサインだと考えてよいでしょう。
ペーパーは冊子全体を見渡せるため、得意分野から解くという戦い方ができます。この利点を活かせるかどうかで結果が変わります。
公務員試験で110〜120分の適性検査と言われました。何が出ますか?
基礎能力検査と事務能力検査の組み合わせである可能性が高いです。
自治体の採用試験ではSPI3やSCOAを教養試験の代替として使う例が増えており、SCOAの場合は基礎能力検査(言語・数理・論理・常識・英語)と事務能力検査(照合・分類・置換・記号・計算)が両方課されることがあります。
この2つは求められる力がまったく違い、前者は知識と思考力、後者は処理の速さと正確さです。
募集要項には検査名が明記されているケースが大半なので、時間から推測する前に確認してください。
記載がなければ採用担当窓口に問い合わせるのが最短です。
COMPASSで85分と表示されました。何を受けるのですか?
基礎能力検査の5科目と適性検査の両方だと考えられます。
COMPASSの基礎能力検査は言語能力5分・数的能力15分・図形認知10分・論理類推20分・英語15分という構成で、5科目すべてを足すと65分になります。
ここに設問数148問・約20分の適性検査を加えると85分です。
逆に65分と表示されていれば基礎能力の5科目のみ、20分なら適性検査のみと逆算できます。
図形認知と論理類推はSPIには存在しない科目なので、COMPASSだと判明した時点でこの2つの出題形式を確認しておくことをおすすめします。
85分の適性検査でCABの可能性はありますか?
あります。
CABのペーパー形式は暗算・法則性・命令表・暗号・性格検査で構成され、所要時間85分という整理が知られています。
テストセンター形式のC-CABは約72分で、計算分野が暗算から四則逆算に変わります。
Web-CABは約80分で、言語理解・計数理解・パーソナリティという構成です。
いずれもIT職・SE職向けの検査なので、応募職種がエンジニア系であれば可能性が高まります。
法則性・命令表・暗号はSPIの対策では代替できない独自分野なので、この3つを最優先で確認してください。
2時間の検査で集中力を保つコツはありますか?
科目の切れ目を意図的に区切りとして使ってください。
2時間の検査は複数の科目で構成されているため、切り替わりのタイミングが自然な休憩点になります。
その数秒で姿勢を正し、深呼吸するだけでも後半の失速は変わります。
また、基礎能力検査と事務能力検査のように性質の違う科目が続く場合は、頭の使い方を切り替える意識も必要です。
加えて、本番と同じ長さを一度は通しで測っておくことをおすすめします。
運営事務局の模擬演習でも、分割練習しかしていない受検者は後半40分で正答率が落ちる傾向が見られました。学力ではなく体力の問題として捉えたほうが対処しやすくなります。
まとめ
Webテストで2時間・120分と案内された場合、それはほぼ例外なく複数の検査を足した結果です。
最も多いのはSCOAの基礎能力検査と事務能力検査の2科目、次いでSPIのペーパーテスティング(能力70分+性格40分)、TG-WEBの全科目セットです。
最初に確認すべきは、見た「120」が時間なのか問題数なのかという点です。
SCOA-Aは60分120問という構成なので、120問なら1科目1時間、120分なら2科目という違いになります。
準備すべき科目数が倍違うため、単位の確認は必須です。
55分から100分の帯では、COMPASSが分かりやすい判別材料になります。
基礎能力5科目で65分、適性検査20分を加えて85分という積み上げなので、表示時間から受検科目を逆算できます。
CABのペーパー85分、C-CAB72分、Web-CAB80分という違いも、職種と併せて見れば絞り込めます。
長時間の案内でやるべきことは、まず科目がいくつあるかを数えることです。
2時間を1つの検査だと考えると、対策の設計そのものが崩れます。
何から始めるか迷う場合は「Webテスト対策の完全ガイド」で全体像を確認できます。
参考にした一次情報源
日本経営協会総合研究所(NOMA総研)「SCOA総合適性検査」公開情報/リクルートマネジメントソリューションズ「SPI3」公式サイト(受検方式別の検査構成)/日本エス・エイチ・エル(SHL)提供のCAB・玉手箱に関する公開情報/ネオキャリア提供の適性検査COMPASSに関する公開情報/ヒューマネージ提供のTG-WEBに関する公開情報/株式会社CBT-Solutionsのテストセンター運用に関する公開情報。
本記事の時間・問題数は2026年9月7日時点で確認した内容です。企業・自治体ごとの検査の組み合わせにより変動するため、受検案内および募集要項の記載を最優先してください。
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