この記事でわかること
- 玉手箱の所要時間(科目別の制限時間・問題数・1問あたりの秒数)と、全体で何分かかるか
- 時間切れ・終わらない・途中で終わる人に共通する3つの原因
- 科目別の時間配分の目安と、「捨て問」を決めるルール
- 全部解けなくても評価されるのか(採点の考え方と運営事務局が見てきた実例)
- 受検当日の時間の使い方と、受検日までの残り日数別の対策
著者:テストビズ運営事務局
2021年開業の学習支援チームが運営するWebテスト代行サービス。SPI・玉手箱・TG-WEB・GAB/CAB・SCOA・CUBICなど主要形式から企業オリジナルまで広範囲に対応し、運営チーム累計6,000件超の相談実績をもとに就職活動、転職活動に励む方を支援しています。
最終更新日:2026年9月5日
玉手箱は、「解ける問題を時間内に何問解けるか」を測るテストです。
1問あたりの時間は四則逆算で11秒、言語の論理的読解で28秒、図表の読み取りでも最長52秒しかなく、全問を解き切る前提で作られていません。
結論から言うと、時間配分で大事なのは「速く解く」ことより「1問ごとの上限時間を決めて守る」ことです。
運営事務局に寄せられる玉手箱の相談のうち、「時間が足りない」「全部解けなかった」に関するものは最も多い部類に入ります(件数は【要確認:相談記録】)。
この記事では、科目別の所要時間と時間配分の目安、途中で終わった場合の考え方、当日の時間の使い方をまとめました。
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玉手箱の所要時間|科目別の制限時間と問題数
玉手箱の所要時間は科目の組み合わせで決まり、能力検査は合計25〜60分、性格検査を含めると45〜80分程度が目安。1問あたりは11〜72秒で、SPIより短い。
科目別の制限時間・問題数・1問あたりの秒数
「玉手箱 時間」「玉手箱 何分」と検索される方のために、科目別の設定を1つの表にまとめます。
| 科目 | 形式 | 制限時間・問題数 | 1問あたり |
|---|---|---|---|
| 計数 | 四則逆算 | 9分50問 | 約11秒 |
| 計数 | 図表の読み取り | 15分29問 または 35分40問 | 約31秒 または 約52秒 |
| 計数 | 表の空欄推測 | 20分20問 または 35分35問 | 約60秒 |
| 言語 | 論理的読解(GAB形式) | 15分32問 または 25分52問 | 約28秒 |
| 言語 | 趣旨判定(IMAGES形式) | 10分32問 | 約19秒 |
| 言語 | 趣旨把握 | 12分10問 | 約72秒 |
| 英語 | 論理的読解 / 長文読解 | 10分24問 | 約25秒 |
| 性格 | 性格・意欲(OPQ等) | 20分前後(68問など)。制限時間を設けない設定もある | — |
※制限時間と問題数は複数の対策本と受検者からの聞き取りで一致している数値です。提供元の日本エス・エイチ・エル(SHL)は科目別の時間を公開していないため、企業の設定で異なる場合があります(要確認)。
各科目は1形式だけが出題されます。
たとえば計数で図表の読み取りが出たら、四則逆算や表の空欄推測は出ません。
全体の所要時間は組み合わせで決まる
| 組み合わせの例 | 能力検査 | 性格検査を含めた目安 |
|---|---|---|
| 言語15分+計数15分 | 30分 | 約50分 |
| 言語15分+計数35分 | 50分 | 約70分 |
| 言語25分+計数35分+英語10分 | 70分 | 約90分 |
| 言語10分+計数9分 | 19分 | 約40分 |
案内メールには「所要時間約○分」と書かれていることが多く、そこから逆算して形式を推測できます。
時間表記から形式を見分ける方法は「Webテストの所要時間一覧」の記事で扱っています。
途中保存はできない
玉手箱は、科目を開始すると制限時間のカウントが止まりません。
科目と科目の間は一度画面を閉じて後で再開できる設定が多いものの、科目の途中で中断すると残り時間は戻りません(企業の設定で異なる場合があるため、受検画面の注意事項に従ってください)。
科目を始める前に、電卓・計算用紙・飲み物・トイレをすべて済ませておくのが時間配分の第一歩です。
玉手箱で時間切れになる3つの原因
時間切れの原因は「1問に上限を決めていない」「本文・表を全部読んでいる」「見直しに時間を残そうとする」の3つ。速く解く練習より、この3つを止めるほうが効く。
原因1:1問の上限時間を決めていない
「玉手箱 時間 足りない」の相談で最も多いのがこれです。
1問11〜60秒しかないのに、解けそうな問題に2分かけてしまい、後半の解ける問題に届かなくなります。
玉手箱は序盤が易しく後半ほど難しい構成が一般的なので、序盤の1問に時間を使うほど損失が大きい設計です。
原因2:本文・表を全部読んでいる
言語では本文を頭から読み、計数では表の全項目を確認してから設問に進む解き方です。
言語の論理的読解は1長文4問で約2分、図表の読み取りは1問で使う数値は2〜3個です。
設問を先に読んで必要な箇所だけを探す読み方に変えないと、どれだけ読解力があっても終わりません。
原因3:見直しに時間を残そうとする
玉手箱は1画面に1問が表示され、次に進むと前の問題には戻れない仕組みです(受検者からの聞き取りベース、要確認)。
そのため、見直しの時間を残す発想そのものが合いません。
1問ごとに決め切り、次に進むしかない前提で時間を使ってください。
玉手箱の時間配分|科目別の目安と捨て問のルール
時間配分の基本は「1問の上限秒数を決める→超えたら選択肢を埋めて次へ」。四則逆算は10秒、図表の読み取りは30秒、言語は判定に迷ったらC、で即決する。
科目別の時間配分の目安
| 科目・形式 | 通常の1問 | 捨て問の判断 | 見直し |
|---|---|---|---|
| 四則逆算(9分50問) | 8〜10秒 | 式の変形が10秒で浮かばなければ選択肢を埋めて次へ | しない |
| 図表の読み取り(15分29問) | 25〜30秒 | 30秒で式が立たなければ次へ | しない |
| 図表の読み取り(35分40問) | 40〜50秒 | 30秒で式が立たなければ次へ。後半は表が複雑になるので前半で時間を稼ぐ | 最後の2分のみ |
| 表の空欄推測(35分35問) | 50〜60秒 | 60秒で連動する行が見つからなければ選択肢の中央を選んで次へ | しない |
| 論理的読解(15分32問) | 1長文4問で約110秒 | 判定質問(本文にある→A/矛盾→B/ない→C)で即決。読み直しは1回まで | しない |
| 趣旨判定(10分32問) | 1長文4問で約75秒 | 結論の段落を先に読む。趣旨かどうか迷ったらB | しない |
| 英語(10分24問) | 1長文3問で約75秒 | 設問文のキーワードが本文で見つからなければC | しない |
「捨て問の判断」の秒数を守ることが、時間配分のすべてです。
各形式の具体的な解き方は、「玉手箱の四則逆算」「玉手箱の図表の読み取り」「玉手箱の表の空欄推測」「玉手箱の言語対策」「玉手箱の英語対策」の各記事で扱っています。
「捨て問」で埋める選択肢の考え方
玉手箱は正解数で採点され、誤答による減点(誤謬率)は測定されないと複数の対策本で説明されています(SHL公式の明言はないため要確認)。
この前提に立てば、空欄で残すより選択肢を埋めて次に進むほうが期待値は高くなります。
ただし、最初から勘に頼ると解ける問題まで落とします。
「上限秒数まで考えて式が立たない問題だけ埋める」と決めてください。
到達問題数の目標
「玉手箱 何問解ける」「平均回答数」と検索される方が多いですが、平均的な到達数は公開されておらず、模擬演習では初回に全問到達する人はごく少数です(実測値は【要確認:演習ログ】)。
全問到達を目標にすると、序盤で焦って正答率が下がります。
運営事務局では、初回は「7割到達・到達分の正答率8割」を目標にし、演習を重ねて到達率を上げる順番を勧めています。
たとえば図表の読み取り35分40問なら、まず28問到達・22問正解を目指し、そこから到達数を伸ばします。
玉手箱が全部解けない・途中で終わるとどうなる?
全部解けなくても、それだけで不合格になるとは限らない。正解数で評価されるため、到達した範囲の正答率が高ければ一定の評価は得られる。運営事務局の相談でも「途中で終わったが通過した」報告は珍しくない。
採点の考え方
玉手箱の結果は正解数をもとに標準化された得点で企業に提供されるとされ、企業ごとに合格基準を設定します。
基準は非公開ですが、全問正解を前提にした基準ではなく、受検者全体の分布の中での位置で評価される設計です。
そのため、途中で終わっても、到達した範囲の正答率が高ければ他の受検者より上位に入ることは十分あります。
ボーダーの考え方は「玉手箱のボーダーは何割?」の記事で整理しています。
運営事務局が見てきた実例
「玉手箱 全部解けない」「玉手箱 途中で終わる」に関する相談を、個人が特定されない形で紹介します。
事例A(大学3年・金融志望)
図表の読み取り(35分40問)で【要確認:相談記録】問目までしか到達できず、「落ちた」と思って相談に来ました。
到達した範囲の正答率は高かったため、結果は通過でした。
次の受検に向けて30秒ルールの練習に切り替え、到達問題数を伸ばしています。
事例B(社会人・転職活動中)
言語の論理的読解(25分52問)で、後半の3長文に届かなかったという相談です。
本文を頭から読む解き方が原因だったため、設問先読みに変えたところ、模擬演習での到達問題数が【要確認:演習ログ】問伸びました。
事例C(受検前日・初受検)
「時間内に全部解けないなら受ける意味がないのでは」という不安の相談でした。
玉手箱は全問到達を前提にしていないこと、序盤の易しい問題を確実に取れば評価は得られることを説明し、当日は7割到達を目標に受検しています。
「時間が足りない」に関する相談は運営事務局の玉手箱相談の中で最も多く、到達問題数の実測値は【要確認:演習ログ】の傾向です。
数値は模擬演習+解説の実測値および相談記録をもとに記載する方針のため、公開前に照合してください。
途中で終わったあとにやること
結果を待つ間にできることは、次の受検の準備です。
到達できなかった原因を「上限時間を決めていなかった」「全部読んでいた」「特定の形式が苦手」のどれかに分類し、該当する対策に戻ってください。
同じ企業の再受検は原則できませんが、玉手箱は多くの企業で使われるため、次の受検はすぐに来ます。
玉手箱の受検当日の時間の使い方
当日は「科目を始める前の準備」「科目間の休憩」「性格検査の順番」で差がつく。能力検査は集中できる時間帯に、性格検査は疲れる前か別の日に。
受検前の10分でやること
| 準備 | 理由 |
|---|---|
| 電卓(12桁の実機)・筆記用具・計算用紙(A4数枚)を机に置く | 科目開始後に探す時間はない |
| スマホを機内モードにして机から離す | 通知で集中が切れる |
| 受検画面の注意事項で、科目の順番・所要時間・電卓の指定を確認する | 形式を確定できれば時間配分を決められる |
| ブラウザの他のタブを閉じ、通信環境を確認する | 途中で切れると残り時間は戻らない |
電卓の準備は「玉手箱で電卓は使える?」、通信環境などは「Webテストの受検環境チェックリスト」の記事でまとめています。
科目間の休憩をとる
科目と科目の間は、画面の指示に従って一度止まれる設定が多いです。
計数35分のあとに言語15分を続けて受けると、集中力が落ちた状態で言語に入ります。
科目の間に2〜3分の休憩をとるだけで、後半の科目の到達問題数は変わります。
ただし、科目の途中で止まることはできないので、休憩は必ず科目と科目の間で取ってください。
性格検査の順番
性格検査は能力検査のあとに配置されることが多く、疲れた状態で受けると回答が雑になります。
別日に分けて受けられる設定なら、能力検査と性格検査を分けるのも1つの方法です。
性格検査の考え方は「玉手箱の性格検査」の記事で扱っています。
受検期限との関係
受検期限の直前は、アクセスが集中して画面の読み込みが遅くなることがあります。
玉手箱は1問ごとに画面が切り替わるため、読み込みの遅さがそのまま時間の損失になります。
期限の1〜2日前までに、集中できる時間帯で受けることを勧めています。
玉手箱の時間切れ対策|受検日までの残り日数別
残り1日なら上限秒数の暗記と当日の準備、3日なら時間を計った演習1〜2セット、1週間以上あれば到達問題数と正答率を記録しながら演習を回す。
| 残り日数 | やること | 目標 |
|---|---|---|
| 当日〜1日 | 科目は1科目ずつ、間に休憩を入れて受ける。科目別の上限秒数(四則逆算10秒・図表30秒・言語は判定質問で即決)を覚える。当日の準備を済ませる | 序盤で時間を使いすぎない |
| 3日 | 出題される形式を案内メールから推測し、その形式を時間を計って1〜2セット解く | 7割到達・到達分の正答率8割 |
| 1週間以上 | 毎日1セットを時間を計って解き、到達問題数と正答率を記録する。誤答を「時間切れ」「解き方の誤り」に分類する | 到達問題数を毎回1〜2問ずつ伸ばす |
「時間切れ」が多いなら上限秒数の徹底、「解き方の誤り」が多いなら形式別の記事に戻ってください。
残り日数が少なく、どこから手をつけるか迷う場合は、テストビズの個別対策セッションのように「現在地の診断→優先順位の決定」を第三者にしてもらう方法もあります。
形式名と受検期限を送るだけで、残り日数に合った手順を提案しています。
玉手箱全体の勉強手順は「玉手箱の対策法」、他形式を含めたWebテスト対策の全体像は「Webテスト対策の完全ガイド」を参照してください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 玉手箱の所要時間は全体で何分ですか?
科目の組み合わせで決まり、能力検査は25〜60分、性格検査を含めると45〜80分程度が目安です。
言語15分+計数15分なら能力検査は30分、言語25分+計数35分+英語10分なら70分になります。
案内メールに「所要時間約○分」と書かれていることが多いので、そこから形式を逆算できます。
性格検査は制限時間を設けない設定もあり、20分前後を見込んでおくと安全です。
Q2. 玉手箱は時間が足りないのが普通ですか?
普通です。
1問あたり11〜60秒という設定は、全問を解き切る前提ではなく、「時間内に何問解けるか」を測る設計です。
多くの受検者が途中で終わるため、全部解けなかったこと自体で不合格になるとは限りません。
序盤の易しい問題を確実に取り、1問の上限時間を守って到達問題数を伸ばすことが対策の中心になります。
Q3. 途中で終わっても通過できますか?
到達した範囲の正答率が高ければ、通過することは十分あります。
玉手箱は正解数をもとにした得点で評価され、企業ごとに基準を設定します。
運営事務局への相談でも「途中で終わったが通過した」という報告は珍しくありません(企業の基準は非公開のため断定はできません)。
ただし、到達問題数が少なすぎると正答率が高くても得点は伸びないため、7割到達を目標にしてください。
Q4. わからない問題は適当に埋めてもいいですか?
玉手箱は正解数で採点され、誤答による減点は測定されないと多くの対策本で説明されています(提供元の公式な明言はないため要確認)。
この前提では、空欄で残すより選択肢を埋めて次に進むほうが期待値は高くなります。
ただし、最初から勘に頼ると解ける問題まで落とします。
科目別の上限秒数まで考えて式が立たない問題だけを埋める、と決めてください。
Q5. 科目の途中で休憩はできますか?
できません。
科目を開始すると制限時間のカウントは止まらず、途中で画面を離れても残り時間は戻りません。
休憩は科目と科目の間で取ってください(一度止まれる設定が多いですが、企業の設定で異なる場合があるため注意事項を確認してください)。
科目を始める前に、電卓・計算用紙・飲み物・トイレをすべて済ませておくことが大切です。
Q6. 前の問題に戻って見直しはできますか?
できないと考えてください。
玉手箱は1画面に1問が表示され、次に進むと前の問題には戻れない仕組みだと受検者から報告されています(要確認)。
そのため、見直しの時間を残す発想は合いません。
1問ごとに決め切って次に進む前提で、時間を使ってください。
Q7. 時間配分の練習はどうすればいいですか?
本番と同じ制限時間で1セットを解き、到達問題数と正答率を記録する練習が最も効果があります。
問題ごとに上限秒数(四則逆算10秒・図表の読み取り30秒など)を決め、超えたら選択肢を埋めて次に進む動作を体で覚えてください。
誤答を「時間切れ」「解き方の誤り」に分類すると、次に直すべき点が見えます。
1週間あれば、到達問題数は毎回1〜2問ずつ伸ばせます。
まとめ
玉手箱の時間配分と所要時間について、要点を再掲します。
- 所要時間は能力検査25〜60分、性格検査込みで45〜80分程度。1問あたりは11〜72秒
- 時間切れの原因は「上限時間を決めていない」「全部読んでいる」「見直しを残そうとする」の3つ
- 時間配分の基本は「1問の上限秒数を決め、超えたら埋めて次へ」(四則逆算10秒・図表30秒・言語は判定質問で即決)
- 全部解けなくても不合格とは限らない。正解数で評価され、7割到達・正答率8割が初回の目標
- 当日は科目開始前の準備と科目間の休憩で差がつく。科目の途中では止まれない
- 残り日数に応じて、上限秒数の暗記→時間を計った演習→到達問題数の記録へ
玉手箱の時間配分は、速さを競うものではなく「上限を守る習慣」です。
受検日までの残り日数を数えて、まずは出題される形式の上限秒数を1つ覚えるところから始めてください。
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