この記事でわかること
- 日本郵船のWebテストが職種・年度でGAB(C-GAB)とSCOAに分かれる理由と、受検報告の整理
- 案内文・予約サイト(CBTS)から自分がどちらを受けるのかを判別する方法
- GABとSCOAそれぞれのボーダーの目安と、推定値の扱い方
- GABとSCOAで対策の中身がどう違うか(共通で使える部分・別に必要な部分)
- 受検日までの残り日数別のやること
著者:テストビズ運営事務局
2021年開業の学習支援チームが運営するWebテスト代行サービス。SPI・玉手箱・TG-WEB・GAB/CAB・SCOA・CUBICなど主要形式から企業オリジナルまで広範囲に対応し、運営チーム累計6,000件超の相談実績をもとに就職活動、転職活動に励む方を支援しています。
最終更新日:2026年9月6日
日本郵船のGABについて調べると、「C-GABだった」「SCOAだった」「CBTSのテストセンターだった」と受検報告が食い違っていて戸惑う方が多いはずです。
結論を先にお伝えします。
日本郵船のWebテストは職種と年度で形式が分かれており、陸上職事務系はGAB(C-GAB)、陸上職技術系や海上職はCBTSテストセンターで受けるSCOAの報告が中心で、まず自分の案内文で形式を確定させることが対策の第一歩です。
この記事では、受検報告を職種別に整理し、GABとSCOAの見分け方、それぞれのボーダーの目安、対策の共通点と相違点、運営事務局の相談事例をまとめます。
主な読者は本選考を控えた大学3〜4年生・院生(商船系・工学系を含む)で、キャリア採用で海運のWebテストを受ける社会人の方向けの補足も末尾に入れています。
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日本郵船のWebテストは職種でGAB(C-GAB)とSCOAに分かれる
日本郵船の受検報告は、陸上職事務系が「GAB/C-GAB(言語・計数・英語)」、陸上職技術系が「SCOA(英語・数学・国語)+小論文」、海上職が「CBTSテストセンター」に大別されます。年度によってSPIや玉手箱に近い形式の報告もあり、形式は案内文で確定させる必要があります。
日本郵船のWebテストとは、職種ごとに異なる適性検査の総称で、公式サイトでは形式名が明示されていません。
受検報告を職種別に整理します。
| 職種 | 報告されている形式 | 科目・時間の報告 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 陸上職事務系 | GAB(C-GAB)が多数 | 言語32問/15分・計数29問/15分・英語20〜24問/10分 | 「他社で練習して慣れた」との声が複数 |
| 陸上職技術系 | SCOA(CBTSテストセンター) | 英語・数学・国語 | 別途、小論文(3題から1題選択・50分)の報告あり |
| 海上職(自社養成コース等) | CBTSテストセンター | 詳細の報告は少ない | 筆記試験の報告もあり |
| 年度による例外 | SPI、CBTSで「言語・非言語(玉手箱に近い)各約20分」 | 採用年度・コースで変動 |
※2026年時点の受検報告(就活会議・ワンキャリア等)を整理したもので、公式情報ではありません。年度・コースで変わるため、必ず案内文を優先してください。
運営事務局に寄せられる日本郵船の相談で最も多いのは、「予約サイトがCBTSなのでSCOAだと思ったが、友人はC-GABだと言っている」という混乱です。
C-GABはSHL社のテストセンター、SCOAはCBTS(CBT-Solutions)社のテストセンターで受検するため、予約サイトのドメインを見れば区別できます。
同じ「テストセンター」でも運営会社が違う点を押さえておいてください。
案内文と予約サイトで形式を見分ける
日本郵船のGABかSCOAかは、案内文の次の情報で判別できます。
| 確認ポイント | GAB(C-GAB) | SCOA |
|---|---|---|
| 予約サイト | SHL社のテストセンター予約ページ | CBTS(cbtsol.com等)の予約ページ |
| 科目名 | 言語・計数・英語(+性格) | 言語・数理・論理・常識・英語のうち企業が選んだ組み合わせ(英語・数学・国語など) |
| 所要時間 | 約45分(能力検査。性格は事前に自宅) | 3科目版で約45分、5科目版で60分。性格検査を含めると75〜95分の案内も |
| 電卓 | 不可 | 不可 |
| 結果の使い回し | 可(企業設定による) | 不可が原則 |
科目名に「計数」とあればGAB系、「数理」「数学」「常識」とあればSCOA系と考えてほぼ間違いありません。
所要時間が「95分」など長めに書かれている場合は、SCOAの能力検査+性格検査の合計時間です。
日本郵船のGABボーダーとSCOAボーダーはいずれも推定・非公開
日本郵船はボーダーを公表していません。GABは総合商社の「7〜8割」より低く語られ、就活メディアの一覧では海運系が「5〜6割」の区分に置かれることが多い一方、SCOAは一般論として「6割前後」が目安とされます。人気企業のため、演習ではGAB・SCOAとも7割を目標にするのが安全です。
ボーダーとは、企業が能力検査に設ける通過基準のことで、日本郵船は公表していません。
以下はすべて推定です。
| 形式 | 就活メディアの目安 | 読み方の注意 |
|---|---|---|
| GAB(C-GAB) | 海運・専門商社は「5〜6割」の区分。総合商社より低め | 集計元は体験談。日本郵船単独の数字は少ない |
| SCOA | 一般論として「6割前後」 | 企業別の推定はほぼ存在しない。5科目の合計で見る企業が多い |
運営事務局では、日本郵船の通過・不通過の報告をいただいた相談者について、直前の模擬演習の正答率を合わせて記録しています。
運営チーム累計の範囲では、GABを受けた陸上職事務系志望者は言語・計数で70%前後から通過報告があり、5大商社で不通過だった結果をそのまま送って通過した例もあります。
SCOAを受けた技術系志望者は、数理・論理が得意でも「常識」「英語」で失点し、合計で6割を下回って不通過になった報告が目立ちました。
これは日本郵船が設定する基準ではなく、演習成績と結果報告の相関にすぎません。
ただ「GABは言語・計数7割、SCOAは5科目の合計で7割」を演習目標に置くのは、記録と矛盾しない水準です。
海運は「商社より低め」を鵜呑みにしない
日本郵船の陸上職事務系は、総合商社と併願する受検者が多い職種です。
5大商社の対策をしてきた層が同じC-GABの結果を送ってくるため、「海運は低め」と語られていても平均点は高くなりやすい構造です。
一方SCOAは、公務員試験や地方企業で使われることが多く、商社志望者は形式そのものに触れたことがない場合がほとんどです。
「GABに慣れているからSCOAも大丈夫」という前提で受けて、常識・英語で崩れた相談が運営事務局には複数寄せられています。
日本郵船のGABとSCOAは対策の中身がほとんど重ならない
GABは「長文の3択判定」と「図表の概算」に特化した処理速度のテスト、SCOAは「5科目の基礎学力を1問30秒で解く」総合テストです。共通するのは時間配分の訓練だけで、教材は別に用意する必要があります。
両者の構成と対策の重心を比較します。
| 項目 | GAB(C-GAB) | SCOA |
|---|---|---|
| 出題 | 言語32問・計数29問・英語24問 | 言語・数理・論理・常識・英語から企業設定。5科目版で約120問 |
| 時間 | 各15分・15分・10分(計45分) | 3科目版約45分/5科目版60分 |
| 1問あたり | 25〜31秒 | 約30秒 |
| 問題の性質 | 論理的読解・図表の概算。学力より処理速度 | 中学〜高校レベルの基礎学力。範囲が広い |
| 対策の重心 | B/C判定の区別、電卓なしの概算 | 苦手科目を作らない、常識・英語の取りこぼし防止 |
| 使える教材 | 玉手箱・C-GAB対応の問題集 | SCOA専用問題集(玉手箱教材は代用にならない) |
GAB(陸上職事務系)の対策:言語・計数を7割、英語は5割
言語は「本文から論理的に導けるか」を判定します。
運営事務局の模擬演習では、初回受検者の言語の誤答のうち6割超がBとCの取り違えです。
「本文と矛盾する(B)」と「本文に書いていない(C)」を区別する練習だけで正答率は動きます。
計数は電卓が使えないため、3,458÷12,100を3,500÷12,000と丸めて選択肢の中で最も近い値を選ぶ概算練習が必須です。
英語は言語と同じ3択判定なので、設問先読みと「本文に根拠があるか」の判定に慣れて5割を確保してください。
SCOA(技術系・海上職)の対策:5科目を満遍なく、常識と英語を捨てない
SCOAは問題ごとの難易度は高くありませんが、範囲が広く問題数が多いのが特徴です。
数理は方程式・数列・確率、論理は推論・図形、言語は語句の意味・ことわざ・読解、常識は理科・社会・時事、英語は語彙・文法・短文読解が中心です。
理系の受検者は数理・論理で稼げる一方、常識と英語の取りこぼしで合計が伸びない相談が多く寄せられます。
「1科目あたり最低6割」を目標に、苦手科目から先に着手してください。
SCOAは結果の使い回しができないため、日本郵船の受検日に照準を合わせた仕上げが必要です。
技術系の小論文は「中期経営計画」を読んでから
陸上職技術系では、SCOAとは別に小論文(3題から1題選択・50分)の報告があります。
海運業界の技術動向(脱炭素燃料・自動運航など)と日本郵船の中期経営計画に目を通し、自分の専攻と結びつけて書けるよう準備しておくと、当日のテーマ選びに迷いません。
日本郵船のWebテストに受検日から逆算した対策手順
日本郵船の本選考は3〜6月に集中し、GABなら他社結果の使い回しが選択肢になる一方、SCOAは使い回せないため受検日に合わせた仕上げが必要です。残り日数に応じて「形式の確定→教材の選定→分野別演習→通し演習」の順に進めてください。
| 残り日数 | 1日の学習時間 | GABの場合 | SCOAの場合 |
|---|---|---|---|
| 4週間以上 | 45〜60分 | 玉手箱・C-GAB対応の問題集で言語・計数を1周。2周目からタイマーで1問30秒 | SCOA専用問題集で5科目を1周し、科目別の正答率を記録。最も低い科目から2周目 |
| 2〜3週間 | 60〜90分 | 誤答を「B/C混同」「概算ミス」「時間切れ」に分類し、最多から潰す。他社結果の送信可否を確認 | 常識・英語の暗記事項を毎日15分。数理・論理はタイマー付きで解き直し |
| 1週間以内 | 90〜120分 | 45分の通し演習を1日1回。新教材は増やさない | 60分の通し演習を1日1回。技術系は小論文の構成メモを1本作る |
運営事務局が見てきた実例:日本郵船志望者の2つのパターン
運営事務局の個別対策セッションで実際にあった相談を、個人が特定されない形で紹介します。
1つ目は、陸上職事務系志望で、総合商社と併願していた大学3年生の例です。
5大商社のC-GABで不通過となり、「同じ結果を日本郵船に送っていいか」という相談でした。
直前の模擬演習は言語74%・計数69%で、海運の推定ボーダーは上回る水準と判断し、再受検せずに同じ結果を送りました。
本人からは通過の報告をいただいています。
GABを受ける職種では、商社の結果がそのまま活きるケースが珍しくありません。
2つ目は、陸上職技術系志望の理系院生で、「CBTSの予約サイトだったので玉手箱の対策をしていた」という例です。
案内文の科目名が「英語・数学・国語」だったことからSCOAと判断し、締切まで16日の時点で教材を切り替えました。
初回の模擬演習は数理82%・言語71%に対し、英語48%・常識44%でした。
英語の語彙と常識の理科・時事を毎日15分ずつ積み、12日後の演習で英語64%・常識61%まで引き上げて受検しています。
本人からは通過の報告をいただきました。
「CBTS=玉手箱」という思い込みで教材を間違えると、限られた日数を失います。
2例に共通するのは、「形式を確定してから教材を選び、科目別の正答率を数字で把握した」ことです。
テストビズの模擬演習+解説はその現在地を測る選択肢の一つですが、市販の問題集をタイマー付きで解いて科目別に正答率を記録するだけでも同じ目的は果たせます。
日本郵船のWebテストに関するよくある質問(FAQ)
日本郵船のWebテストはGABですか?SCOAですか?
職種と年度で異なります。
受検報告では、陸上職事務系がGAB(C-GAB)、陸上職技術系がSCOA(+小論文)、海上職がCBTSテストセンターに大別されますが、年度によってSPIや玉手箱に近い形式の報告もあります。
判別のポイントは、予約サイトがSHL社かCBTS社か、科目名が「言語・計数・英語」か「英語・数学・国語」などか、所要時間が約45分か60分以上かの3点です。
案内文が届く前に対策を始めるなら、玉手箱・C-GAB系の言語・計数から進めておき、SCOAと分かった時点で専用教材に切り替えてください。
日本郵船のGABボーダーは何割ですか?
公式には非公開です。
就活メディアの一覧では海運・専門商社は「5〜6割」の区分に置かれ、総合商社の「7〜8割」より低めに語られています。
運営事務局の相談記録でも、言語・計数70%前後で通過報告があり、5大商社で不通過だった結果をそのまま送って通過した例があります。
確定的な数字は言えませんが、併願者の多くが商社対策をしてくる職種のため、「言語・計数7割、英語5割」を演習目標にしておくと余裕を持てます。
C-GABは結果が本人に返らないため、ネット上の数字はすべて手応えベースです。
日本郵船のSCOAは何が出ますか?ボーダーは?
SCOAは日本経営協会総合研究所(NOMA総研)の適性検査で、言語・数理・論理・常識・英語の5科目から企業が組み合わせを選びます。
日本郵船の技術系では「英語・数学・国語」の報告があり、3科目版なら約45分、5科目版なら60分・約120問が目安です。
ボーダーは非公開で、一般論として「6割前後」が目安とされます。
理系の受検者は数理・論理で稼げても常識・英語で崩れる相談が多いため、1科目あたり最低6割を目標に苦手科目から着手してください。
なおSCOAの科目構成は企業設定のため、案内文の科目名を必ず確認してください。
CBTSのテストセンターで日本郵船を受けます。SPIやGABと何が違いますか?
CBTS(CBT-Solutions)は試験会場の運営会社で、SCOAをはじめ複数の検査を実施しています。
SPIはリクルート社、C-GABはSHL社がそれぞれ別の会場網で実施しており、CBTSの会場で受けるのは主にSCOA系です。
「CBTSだから玉手箱」「CBTSだからSPI」という判断はできません。
案内文の科目名と所要時間を確認し、「数理」「常識」があればSCOAの専用教材を、「言語・非言語」で各約20分なら玉手箱に近い形式の教材を用意してください。
CBTSの会場でも、顔写真付きの本人確認書類と事前のID登録が必要です。
他社で受けたC-GABの結果を日本郵船に使い回せますか?
陸上職事務系でC-GABが課される場合、原則として他社で受けた結果を送信できます。
運営事務局の記録でも、総合商社の結果をそのまま送って通過した例が複数あります。
ただし送信できるのは日本郵船の締切より前に受検した結果に限られ、企業側の設定やメンテナンス期間によっては操作できない場合があります。
一方、SCOAはテストセンター方式でも結果の使い回しが原則できないため、日本郵船の受検日に合わせて仕上げる必要があります。
GABの再受検は、模擬演習で前回を明確に上回ってから判断してください。
日本郵船の技術系は小論文もありますか?
陸上職技術系では、SCOAとは別に小論文(3題から1題選択・50分)の報告があります。
テーマは海運業界の技術動向や会社の方向性に関わるものが中心と報告されており、日本郵船の中期経営計画と、脱炭素燃料・自動運航などの技術トピックに目を通しておくと、当日のテーマ選びに迷いません。
自分の専攻や研究内容と結びつけて論じられるよう、800字程度の構成メモを1本作っておくことをおすすめします。
実施の有無は年度で変わるため、案内文で確認してください。
日本郵船のテストセンターは私服で受けられますか?持ち物は?
SHL社のテストセンターもCBTSの会場も、私服で問題ありません。
受付で本人確認のための顔写真が撮影される場合があり、清潔感のある服装が無難です。
必須の持ち物は、顔写真付きの本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード・パスポート等)と予約確認メールです。
電卓・私物のメモ用紙・スマートフォンは持ち込めず、計算は会場で配布されるメモ用紙と筆記具で行います。
初回はそれぞれの会場でID登録が必要なので、案内が届いたら早めに済ませてください。
キャリア採用(転職)で日本郵船のWebテストを受ける場合も同じですか?
キャリア採用では募集ポジションによって形式が異なり、新卒と同じテストセンター形式とは限りません。
自宅受検型のWeb-GABや玉手箱、SCOAのオンライン監督型(OLTC)が案内される場合もあります。
形式は案内文で必ず確認してください。
自宅受検型なら電卓が使える場合があり、対策の重心が変わります。
社会人の方は学習時間の確保が難しいため、通勤時間に言語系の練習、週末にまとめて数理・計数の演習という配分が現実的です。
まとめ:日本郵船のWebテストは「形式の確定」が対策の8割
日本郵船のWebテスト(GAB・SCOA)について、要点を再掲します。
- 形式は職種と年度で分かれる。陸上職事務系はGAB(C-GAB)、技術系はSCOA+小論文、海上職はCBTSテストセンターの報告が中心
- 予約サイト(SHL社かCBTS社か)・科目名・所要時間の3点で判別する。「CBTS=玉手箱」の思い込みは危険
- ボーダーは非公開。GABは商社より低めに語られるが併願者の水準は高い。SCOAは一般論で6割前後。演習目標はいずれも7割
- GABとSCOAは教材が別。GABは玉手箱・C-GAB系、SCOAは専用問題集で5科目を満遍なく
- GABは他社結果を使い回せる。SCOAは使い回せないため受検日に照準を合わせる
日本郵船のWebテストは、形式を確定させた時点で対策の方向が決まります。
最初にやるべきことは、案内文の科目名と予約サイトを確認し、正しい教材で今の正答率を数字で知ることです。
受検日までの残り日数から逆算して、苦手科目から着実に固めていってください。
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