この記事でわかること
- 富士通のWebテストが「玉手箱+Web-CAB(構造理解)」の組み合わせである根拠と、職種による違い
- 受検報告で「特殊」「初見では解けない」と語られる構造理解(暗号)の正体
- 富士通のボーダーの目安と、推定値の扱い方
- 玉手箱パート・CABパートそれぞれの対策の重心と、教材の選び方
- 受検日までの残り日数別の対策手順
著者:テストビズ運営事務局
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最終更新日:2026年9月6日
富士通のWebテストは、「玉手箱だと思って受けたら暗号が出た」「構造理解という見たことのない科目があった」という相談が毎年繰り返される、対策の盲点が多いテストです。
結論を先にお伝えします。
富士通のWebテストは玉手箱(言語・計数・英語)にWeb-CABの構造理解(暗号など)を組み合わせた富士通仕様で、玉手箱の教材だけでは構造理解に手が出ないため、CABの教材を1冊追加して暗号・法則性に慣れることが最優先です。
この記事では、受検報告の整理、構造理解の正体、ボーダーの目安、パート別の対策、運営事務局の相談事例をまとめます。
主な読者は本選考・インターン選考を控えた大学3〜4年生・院生(文理不問)で、キャリア採用で富士通のWebテストを受ける社会人の方向けの補足も末尾に入れています。
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富士通のWebテストは「玉手箱+Web-CAB(構造理解)」の富士通仕様
富士通の受検報告は「玉手箱(言語・四則逆算・英語)+構造理解(Web-CABの暗号)+性格」がほぼ一致しており、「玉手箱とCABを組み合わせた企業オリジナル」「富士通共通仕様」と表現されています。SE系のコースではCAB寄りのIT適性検査が約30分課される報告もあります。
富士通のWebテストとは、日本エス・エイチ・エル(SHL)社の玉手箱とWeb-CABを組み合わせた自宅受検型のテストを指します。
公式サイトでは形式名が明示されていないため、受検報告から構成を整理します。
| パート | 出題形式 | 元になっている検査 | 報告されている時間 |
|---|---|---|---|
| 言語 | 論理的読解(A/B/Cの3択) | 玉手箱(GAB形式) | 約25分との報告 |
| 計数 | 四則逆算 | 玉手箱/Web-CAB共通 | 「約20分」「CABパートで25分」など |
| 英語 | 長文の論理的読解 | 玉手箱 | 約10分 |
| 構造理解 | 暗号(規則性・命令表の報告も) | Web-CAB | 計数と合わせて約25〜30分 |
| 性格 | パーソナリティ | 玉手箱(OPQ) | 約20分 |
※2026年時点の受検報告(就活会議・ONE
CAREER等)を整理したもので、公式情報ではありません。年度・コースで構成や時間が変わるため、案内文を優先してください。
職種による違いも報告されています。
| コース | 報告されている構成 | 補足 |
|---|---|---|
| JOBマッチングコース(コーポレート・営業系) | 玉手箱+構造理解+英語+性格 | 「一般的な玉手箱+特殊な構造理解」 |
| JOBマッチングコース(ソリューションエンジニア等) | 玉手箱+IT適性検査(暗号・規則性・四則逆算、約30分) | CABに近い構成。一部でコーディングテストの報告 |
| 富士通Japanなどグループ会社 | 「富士通共通仕様」として同構成の報告 | グループで同じテストを使う年度あり |
運営事務局への富士通の相談で最も多いのは、「玉手箱の対策を終えて受けたら、構造理解で何をすればいいか分からず時間だけ過ぎた」というものです。
玉手箱の教材には暗号や法則性が載っていません。
富士通を受けるなら、CABの教材を1冊追加することが対策の出発点です。
「構造理解」の正体はWeb-CABの暗号
構造理解とは、富士通の案内で使われる科目名で、受検報告の多くは「Web-CABの暗号」と一致すると述べています。
暗号は、図形や記号が「ある変換ルール」で別の形に変わる例を見て、ルールを推測し、別の入力に適用した結果を選ぶ形式です。
一部の報告では規則性(図形の並びの法則を見抜く)や命令表(記号で指示された操作を図形に適用する)も含まれていたとされ、年度で組み合わせが変わる可能性があります。
「一般的な知識で解けたが、構造理解は他と比べて特殊だった」という報告が示すとおり、学力ではなく形式への慣れが得点を左右します。
富士通のWebテストボーダーは推定5〜6割・公式は非公開
富士通はボーダーを公表していません。就活メディアのGAB・玉手箱系の一覧では富士通が「5〜6割」の区分に置かれ、総合商社や広告代理店より低めに語られています。ただし構造理解で0点に近い受検者が多く、玉手箱パートで7割を取れれば相対的に有利になる構造です。
ボーダーとは、企業が能力検査に設ける通過基準のことで、富士通は公表していません。
以下はすべて推定です。
| 情報源の種類 | 富士通に関する記述 | 読み方の注意 |
|---|---|---|
| 就活メディア(GAB系一覧) | 「5〜6割」区分(みずほ・長瀬産業などと同区分) | 出典は体験談。構造理解を含めた割合かは不明 |
| 受検報告 | 「問題数は多く時間が足りなかった」「参考書を1周した」 | 通過者のみが投稿する偏り。得点の自己申告は少ない |
| 採用規模 | 数百名規模の大量採用 | 足切りは相対的に緩めと推測されるが、応募者数も多い |
運営事務局では、富士通の通過・不通過の報告をいただいた相談者について、直前の模擬演習の正答率を合わせて記録しています。
運営チーム累計の範囲では、玉手箱パート(言語・計数)で65%以上、暗号で50%以上の方から通過報告が多く、玉手箱パートが70%を超えていても暗号がほぼ0だった方に不通過の報告がありました。
これは富士通が設定する基準ではなく、演習成績と結果報告の相関にすぎません。
ただ「構造理解を捨てると通らないことがある」という傾向は、相談の中で繰り返し見られます。
「ボーダーが低め」でも構造理解は捨てられない
富士通は採用人数が多く、総合商社のような高いボーダーは語られていません。
一方で、構造理解は多くの受検者が初見で解けず、ここで差がつきます。
運営事務局の模擬演習では、暗号の初回正答率は平均で30%前後、対策後は70%前後まで上がります。
玉手箱パートの1〜2割の上積みより、暗号の0→50%のほうが伸び幅が大きく、投資対効果の高い科目です。
富士通のWebテスト対策は「玉手箱1冊+CAB1冊」が基本
富士通の対策は、玉手箱の教材で言語・四則逆算・英語を仕上げ、CABの教材で暗号・法則性・命令表に慣れる2冊構成が基本です。四則逆算は両方に含まれるため重複せず、暗号は「ルールの当て方」を3日で覚えられる形式です。
パート別の対策の重心を整理します。
| パート | 教材 | 目標正答率 | 対策の要点 |
|---|---|---|---|
| 言語(論理的読解) | 玉手箱 | 70% | A(正しい)/B(誤り)/C(判断不能)の区別。BとCの取り違えを潰す |
| 計数(四則逆算) | 玉手箱 or CAB | 75% | 電卓を使い、□を求める式に変形する手順を固定。1問10秒前後 |
| 英語 | 玉手箱 | 50% | 設問先読み、語順どおりに読む。8本中2本は割り切る |
| 構造理解(暗号) | CAB | 50〜60% | 「1つの変換=1つのルール」を前提に、色・向き・位置・数の4観点でルールを当てる |
| 法則性・命令表(出た場合) | CAB | 50% | 例題を10問解いて記号の意味を覚える |
言語:「本文に書いていない」をCと即断する
言語は筆者の主張への賛否ではなく、「本文から論理的に導けるか」を判定します。
運営事務局の模擬演習では、初回受検者の言語の誤答のうち6割超がBとCの取り違えです。
「本文と矛盾する(B)」と「本文に書いていない(C)」を区別する練習だけで、正答率は目に見えて動きます。
四則逆算:電卓前提で「変形→入力」を機械化する
自宅受検の富士通では電卓が使えます。
四則逆算は「□×12=3,456」のような式の□を求める形式で、式を「3,456÷12」に変形して電卓に入れる作業を1問10秒前後で回すのが目標です。
分数や小数が混ざる問題は、選択肢を概算で絞ってから電卓で確認すると速くなります。
構造理解(暗号):ルールは4観点で当てる
暗号は、図形Aが図形A’に変わる例を見て、変換のルールを推測します。
運営事務局のセッションでは、「色(白黒反転)」「向き(回転・反転)」「位置(移動・入れ替え)」「数(増減・分割)」の4観点で順に照合する方法を案内しています。
複数の記号が連続する場合は、1記号=1ルールとして分解します。
初回は1問に2分かかっても、10問解けばパターンが見えてきます。
CABの教材で暗号を30問解けば、本番で「何をすればいいか分からない」状態は避けられます。
SE系コースはCABの比重が上がる
ソリューションエンジニア等のコースでは、玉手箱に加えてCAB寄りのIT適性検査(暗号・規則性・四則逆算、約30分)が報告されています。
このコースを受ける方は、CABの教材を主教材に、玉手箱の言語・英語を副教材にする配分が現実的です。
一部の部署でコーディングテストの報告もあるため、案内文でテストの構成を必ず確認してください。
富士通のWebテストに受検日から逆算した対策手順
富士通のWebテストは自宅受検のため締切まで受検日を自分で選べます。残り日数を「玉手箱パートの仕上げ」と「暗号への慣れ」に分け、暗号は最低3日・30問を確保したうえで、締切3日前までに受検を終える計画にしてください。
富士通の本選考は3〜5月、インターン選考は6〜7月と10〜12月に受検案内が届くのが一般的です。
| 残り日数 | 1日の学習時間 | やること |
|---|---|---|
| 4週間以上 | 45〜60分 | 玉手箱の教材で言語・四則逆算・英語を1周。並行してCABの教材で暗号を毎日5問。2周目からタイマーで形式別の持ち時間を計測 |
| 2〜3週間 | 60〜90分 | 誤答を「B/C混同」「四則逆算の変形ミス」「暗号のルール見落とし」に分類し、最多パターンから潰す。法則性・命令表も10問ずつ触れておく |
| 1週間以内 | 90〜120分 | 本番と同じ順序で通し演習を1日1回。暗号は毎日10問。新教材は増やさない。締切3日前までに受検し、通信トラブルの余裕を残す |
問題集は「玉手箱1冊+CAB1冊を各2〜3周」が原則です。
1周目で解法を理解し、2周目で正答率を上げ、3周目で制限時間内に収めます。
運営事務局が見てきた実例:富士通志望者の2つのパターン
運営事務局の個別対策セッションで実際にあった相談を、個人が特定されない形で紹介します。
1つ目は、文系のJOBマッチングコース志望で、締切まで8日の段階で相談があった大学3年生の例です。
玉手箱の対策は済んでおり、模擬演習の言語は74%、四則逆算は78%でしたが、暗号は初見で20%でした。
セッションでは暗号だけに絞り、4観点でルールを当てる手順を固定して毎日10問を解く計画にしました。
6日後の模擬演習で暗号は63%に上がり、その状態で受検しています。
本人からは通過の報告をいただきました。
玉手箱パートが仕上がっている方は、残り日数をすべて暗号に投じるのが最も効率的です。
2つ目は、理系院生のソリューションエンジニア志望で、「玉手箱の教材だけで足りるか」という相談でした。
案内文にIT適性検査の記載があり、CABの比重が高いコースと判断しました。
初回の模擬演習は四則逆算82%・暗号45%・法則性38%で、言語は68%でした。
締切まで3週間あったため、CABの教材を主教材に暗号・法則性を毎日15分、玉手箱の言語を週3回の配分にしました。
受検前の模擬演習は暗号76%・法則性70%・言語72%で、本人からは通過の報告をいただいています。
2例に共通するのは、「玉手箱パートと構造理解を分けて正答率を数字で把握し、伸び幅の大きいほうに時間を寄せた」ことです。
テストビズの模擬演習+解説はその現在地を測る選択肢の一つですが、市販の教材をタイマー付きで解いて形式別に正答率を記録するだけでも同じ目的は果たせます。
富士通のWebテストに関するよくある質問(FAQ)
富士通のWebテストは玉手箱ですか?CABですか?
両方を組み合わせた富士通仕様です。
受検報告では「玉手箱(言語・四則逆算・英語)+構造理解(Web-CABの暗号)+性格」がほぼ一致しており、「玉手箱とCABを組み合わせた企業オリジナルテスト」「富士通共通仕様」と表現されています。
SE系のコースではCAB寄りのIT適性検査(暗号・規則性・四則逆算、約30分)が加わる報告もあります。
玉手箱の教材だけでは構造理解に対応できないため、CABの教材を1冊追加してください。
案内文の科目名と所要時間で、自分のコースの構成を確認するのが確実です。
富士通の「構造理解」とは何が出ますか?
構造理解は富士通の案内で使われる科目名で、受検報告の多くは「Web-CABの暗号」と一致すると述べています。
暗号は、図形や記号がある変換ルールで別の形に変わる例を見て、ルールを推測し、別の入力に適用した結果を選ぶ形式です。
一部の報告では規則性や命令表も含まれていたとされます。
学力ではなく形式への慣れが得点を左右するため、CABの教材で暗号を30問解いておけば「何をすればいいか分からない」状態は避けられます。
運営事務局の模擬演習では、暗号の初回正答率は平均30%前後、対策後は70%前後です。
富士通のWebテストのボーダーは何割ですか?
公式には非公開です。
就活メディアのGAB系一覧では富士通は「5〜6割」の区分に置かれ、総合商社や広告代理店より低めに語られています。
運営事務局の相談記録では、玉手箱パート65%以上・暗号50%以上の方から通過報告が多く、玉手箱パートが70%を超えていても暗号がほぼ0だった方に不通過の報告がありました。
確定的な数字は言えませんが、「玉手箱パート7割、暗号5割」を演習目標にしておくと余裕を持てます。
自宅受検のため結果は本人に返らず、ネット上の数字はすべて手応えベースです。
富士通のWebテストで電卓は使えますか?
自宅受検型のため、電卓の使用が認められています。
四則逆算は電卓を前提に設計された形式で、「□を求める式に変形して電卓に入れる」作業の速さが得点を左右します。
暗号は電卓が不要で、メモ用紙にルールを書き出しながら解くと見落としが減ります。
関数電卓より、キーの大きい普通の電卓のほうが誤入力が減ります。
案内文に電卓の使用可否が明記されている場合は、そちらに従ってください。
玉手箱の対策は済んでいます。富士通のために追加で何をすればいいですか?
CABの教材を1冊追加し、暗号を最低30問、法則性と命令表を各10問解いてください。
四則逆算は玉手箱と共通なので、追加の対策は不要です。
運営事務局の相談では、玉手箱パートが仕上がっている方が暗号だけに残り日数を投じて、6日で20%から63%に上げた例があります。
暗号は「色・向き・位置・数」の4観点でルールを当てる手順を固定すると、短期間でも安定して伸びます。
締切まで8日以上あれば、玉手箱パートの復習より暗号への慣れを優先してください。
富士通Japanなどグループ会社も同じテストですか?
受検報告では、富士通Japanでも「玉手箱+構造理解+英語+性格」「WEB-GAB(富士通共通仕様)」と、富士通本体と同じ構成が報告されています。
グループで共通のテストを使う年度があると考えられますが、会社・年度で変わる可能性があります。
グループ会社を併願する方は、それぞれの案内文で科目名と所要時間を確認してください。
構成が同じであれば対策は共通で、自宅受検型のため企業ごとに受検が必要です。
富士通のWebテストは他社の結果を使い回せますか?
自宅受検型の玉手箱・Web-CABは、テストセンター方式と異なり結果の使い回しが原則できません。
富士通の案内で受検し、富士通の締切に間に合わせる必要があります。
一方、玉手箱・CABの対策そのものは他のSIerやメーカーの選考にも活きるため、無駄にはなりません。
複数のSIerを併願する方は、暗号・法則性・命令表を含むCABの対策を先に済ませておくと、各社の案内が届いてからの負担が減ります。
キャリア採用(転職)で富士通のWebテストを受ける場合も同じですか?
キャリア採用ではSHL社系の適性検査が課される可能性が高いものの、新卒と同じ構成とは限らず、募集職種によって構造理解の有無や科目が変わると考えられます。
形式は募集ポジションの案内文で必ず確認してください。
自宅受検型なら電卓が使えるため、四則逆算の手順固定が最も効率のよい対策です。
社会人の方は学習時間の確保が難しいため、通勤時間に暗号を5問、週末にまとめて言語・四則逆算の演習という配分が現実的です。
まとめ:富士通のWebテストは「構造理解に3日」で差がつく
富士通のWebテスト(玉手箱・CAB)について、要点を再掲します。
- 富士通のWebテストは玉手箱(言語・四則逆算・英語)+Web-CABの構造理解(暗号など)+性格の富士通仕様。SE系はCABの比重が上がる
- 構造理解の正体はWeb-CABの暗号。玉手箱の教材には載っていないため、CABの教材を1冊追加する
- ボーダーは非公開。推定は5〜6割と低めだが、暗号を捨てると通らないことがある。演習目標は玉手箱パート7割・暗号5割
- 暗号は「色・向き・位置・数」の4観点でルールを当てる。30問解けば初見の混乱は避けられる
- 自宅受検は締切3日前までに済ませ、通信トラブルの余裕を残す
富士通のWebテストは、多くの受検者が構造理解で手が止まる分、そこに3日かけるだけで相対的に有利になるテストです。
最初にやるべきことは、案内文で構成を確認し、玉手箱パートと暗号を分けて今の正答率を数字で知ることです。
受検日までの残り日数から逆算して、伸び幅の大きい暗号から着実に固めていってください。
Test-Biz
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