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この記事でわかること
CABの法則性は、1問あたり約24秒で図形の規則を見抜く科目です。変化する要素は5つしかないため、確認する順番を決めておけば速度が上がります。
- 法則性問題がCABのどの科目にあたり、何問を何分で解くのか
- 出題される法則の5パターン(回転・移動・交互移動・増減・色)
- 24秒で規則を見抜くための確認手順
- 手を動かして確認できる練習問題5問と解説
- 何割取れば良いのか、という問いへの現実的な答え方
- 「玉手箱の法則性テスト」「GABの法則性」で検索している方向けの整理
CAB全体の勉強の進め方は「CAB対策」で扱っています。
CABの法則性問題とは?4科目のうち「直感的推理テスト」のこと
法則性問題は、日本エス・エイチ・エル社のCABに含まれる4科目のうちの1つで、正式には直感的推理テストと呼ばれます。並んだ図形群の規則を読み取り、空欄に入る図形を選ぶ形式です。
CABはSE・プログラマなどのIT職向けに設計された適性検査です。
日本エス・エイチ・エル社はCABをコンピュータ職の適性を測る検査として提供していますが、個別の設問内容は公開していません。
そのため出題パターンは、受検者の報告と市販の問題集から再構成されたものになります。
法則性は30問12分、1問あたり約24秒
| 科目(通称) | Web-CAB | ペーパーCAB |
|---|---|---|
| 計数理解テスト(暗算・四則逆算) | 50問/9分 | 50問/10分 |
| 直感的推理テスト(法則性) | 30問/12分 | 40問/15分 |
| プログラミング言語テスト(命令表) | 36問/15分 | 50問/20分 |
| 構造理解テスト(暗号) | 30問/16分 | 39問/20分 |
※実施形式や企業により構成が変わる場合があります。受検案内の記載を必ず確認してください。
Web-CABの法則性は30問を12分なので、1問あたり24秒です。
暗号のように1つの図から複数の設問が出る形式ではなく、1問ごとに独立しています。
つまり、1問に粘っても他の問題には波及しないため、見切りの判断がそのまま得点に直結します。
出題の形は「並んだ図形群の空欄を埋める」
問題では、いくつかの図形がある論理的な順序で並べられ、そのうち1つが空欄になっています。
選択肢のなかから、その配列を満たす図形を1つ選ぶ形式です。
空欄は列の末尾とは限らず、途中に置かれることもあります。
末尾でない場合は前後の両方から規則を確認できるため、かえって特定しやすくなります。
規則性・図形法則性という呼び方について
この科目は「規則性」「図形の法則性」と呼ばれることもあります。
いずれも同じ直感的推理テストを指しており、対策範囲は変わりません。
市販の問題集でも表記が分かれているため、教材を探すときは両方の言葉で確認してください。
法則性の5パターンとは?変化する要素はこれだけ
図形群の変化は、回転・移動・交互移動・増減・色のいずれかに分類できます。この5つを決まった順番で確認すれば、規則の発見に迷う時間が減ります。
| パターン | 変化の内容 | 見分けるポイント |
|---|---|---|
| 回転 | 一定の角度で図形が回る | 形と個数は同じで向きだけ変わる |
| 移動 | 枠内を一定方向へ動く | 図形自体は変わらず位置だけ変わる |
| 交互移動 | 行って戻る動き、または左右交互の動き | 3コマ目で1コマ目に戻る動きがある |
| 増減 | 図形の個数が増える・減る | 数えれば一瞬で判別できる |
| 色 | 白と黒が入れ替わる | 形と位置が同じで塗りだけ変わる |
実際の出題では、これらが2つ組み合わさることがあります。
たとえば「右に90度ずつ回転しながら、色が白黒交互に変わる」といった形です。
組み合わせが出た場合も、要素を1つずつ分けて追えば処理できます。
確認する順番を固定する
規則を探すときは、次の順番で見ると速くなります。
- 個数を数える — 数の変化は一瞬で判別でき、他の要素と独立しています
- 色を見る — 白黒だけの変化かどうかを確認します
- 位置を見る — 枠内での配置が動いているかを確認します
- 向きを見る — 回転しているかを最後に確認します
回転は判別に時間がかかるため、最後に回すのが効率的です。
個数と色で決着がつく問題も少なくありません。
練習問題で確認しよう(5問・解説つき)
以下は手順を確認するためのオリジナル練習問題です。図形は文章で表現していますが、規則を見抜く思考の流れは本番と同じです。
練習問題1:回転
【問題】次のように矢印が並んでいる。空欄に入るのはどれか。
1コマ目:上向きの矢印 / 2コマ目:右向きの矢印 / 3コマ目:下向きの矢印 / 4コマ目:( ) / 5コマ目:上向きの矢印
【解説】個数も色も変わっていないので、向きに注目します。
上から右、右から下と、右に90度ずつ回転しています。
4コマ目は下からさらに90度回って左向きです。
5コマ目が上向きに戻っている点も、この規則と一致します。
答えは「左向きの矢印」です。
練習問題2:移動
【問題】2×2のマスのなかに黒い丸が1つある。次のように並んでいるとき、空欄に入るのはどれか。
1コマ目:左上 / 2コマ目:右上 / 3コマ目:右下 / 4コマ目:( )
【解説】個数も色も形も変わらず、位置だけが動いています。
左上から右上、右上から右下と、時計回りに1マスずつ移動しています。
4コマ目は右下から時計回りに進んだ左下です。
答えは「左下に黒い丸」です。
練習問題3:増減
【問題】次のように白い丸が並んでいる。空欄に入るのはどれか。
1コマ目:1個 / 2コマ目:3個 / 3コマ目:5個 / 4コマ目:( )
【解説】まず個数を数えます。
1個、3個、5個と2個ずつ増えています。
4コマ目は5個から2個増えた7個です。
答えは「白い丸7個」になります。
個数の変化は最初に確認する要素なので、この型は数秒で処理できます。
練習問題4:交互移動
【問題】横一列に3つのマスがあり、黒い丸が1つ入っている。次のように並んでいるとき、空欄に入るのはどれか。
1コマ目:左 / 2コマ目:中央 / 3コマ目:右 / 4コマ目:中央 / 5コマ目:( )
【解説】左から右へ進んだあと、中央に戻っています。
一方向の移動ではなく、往復する交互移動です。
4コマ目が中央なので、5コマ目は左に戻ります。
答えは「左のマスに黒い丸」です。
3コマ目で折り返す動きが見えたら、交互移動を疑ってください。
練習問題5:回転と色の組み合わせ
【問題】次のように三角形が並んでいる。空欄に入るのはどれか。
1コマ目:白い上向き三角 / 2コマ目:黒い右向き三角 / 3コマ目:白い下向き三角 / 4コマ目:( )
【解説】要素を分けて追います。
色は白、黒、白と交互に変わっているので、4コマ目は黒です。
向きは上、右、下と右に90度ずつ回転しているので、4コマ目は左向きです。
答えは「黒い左向き三角」になります。
2要素が同時に動く問題では、一方ずつ紙に書き出すと混乱しません。
コツは?24秒で規則を見抜くための5つの工夫
法則性で崩れる原因は、規則が複雑だからではなく、どこを見ればよいか決まっていないことです。確認の順番を固定するだけで処理速度は変わります。
- 個数から確認する — 数の変化は最も速く判別でき、他の要素と独立しています。
- 変化していない要素を先に外す — 色が同じなら色の候補を消し、確認対象を絞ります。
- 要素が2つ動くときは分けて追う — 回転と色が同時に変わる問題は、色だけ、向きだけ、と順に見ます。
- 選択肢の差に注目する — 選択肢のあいだで何が違うかを見れば、確認すべき要素が絞れます。
- 15秒で糸口が見えなければ飛ばす — 1問24秒なので、粘ると後半がまるごと失われます。
また、前半の問題は難易度が低めに設定されているという報告があります。
序盤で時間を貯め、後半の複合パターンに回す配分が有効です。
運営事務局が見てきた実例:法則性でつまずく人の共通点
運営チーム累計の相談記録では、法則性の失点は図形の見落としではなく、確認する順番が毎回変わっていることに起因していました。
模擬演習で確認された3つの傾向
個別対策セッションでWeb-CABを扱う際、解答中の目の動きや手元を確認させてもらうことがあります。
法則性で繰り返し現れたのは、次の3つでした(いずれも個人が特定されない形で整理しています)。
- 傾向1:毎回ちがう要素から見始める — ある問題では色から、次の問題では向きから見る。順番が決まっていないため、判別できるまでの時間が問題ごとにばらついていました。
- 傾向2:複合パターンを同時に追おうとする — 回転と色が同時に変わる問題で、両方を一度に追って混乱する。一方ずつに分けて追うよう変えた結果、正答率が安定した例が複数ありました。
- 傾向3:選択肢を見ずに図形群だけを見る — 選択肢どうしの差を見れば確認すべき要素が絞れるのに、図形群だけを何度も見返していました。
法則性は、1問あたりの時間が短いぶん、手順の差がそのまま得点差になります。
難易度自体は4科目のなかで高くないため、手順を固定するだけで伸びやすい科目です。
法則性は何割取れば良い?目標ラインの考え方
合格ラインは企業ごとに設定されており公表されていません。ただし法則性は難易度が高くないぶん受検者全体の正答率が上がりやすく、取りこぼしが響きやすい科目だと考えられます。
「何割で通過」という具体的な数値は、受検者の体感に基づく推定であり、断定はできません。
また、CABは暗算・法則性・命令表・暗号の4科目の結果を総合して評価されます。
法則性1科目の割合だけを気にするより、4科目の合計で崩れない状態を作るほうが実際的です。
| 局面 | 目安時間 | やること |
|---|---|---|
| 規則の発見 | 10〜15秒 | 個数→色→位置→向きの順に確認する |
| 選択肢の照合 | 5〜10秒 | 見つけた規則に合う選択肢を選ぶ |
| 行き詰まったとき | 15秒で判断 | 糸口が見えなければ次の問題へ移る |
難易度とボーダーの考え方は「CABの難易度とボーダー」で整理しています。
よくある質問(FAQ)
玉手箱に法則性テストはありますか?
ありません。
玉手箱の能力検査は計数・言語・英語で構成されており、図形の法則性を問う科目は含まれません。
計数は図表の読み取り、四則逆算、表の空欄推測のいずれかの形式が出題されます。
法則性はCAB固有の科目なので、玉手箱の対策時間を図形問題に使うのは効率が悪くなります。
ただし、玉手箱もCABも同じ日本エス・エイチ・エル社の検査であるため名前が混同されやすく、検索結果に情報が混ざることがあります。
受検案内に記載された検査名と科目構成を確認したうえで、対策範囲を決めてください。
GABやC-GABに法則性は出ますか?
出ません。
GABは言語理解・計数理解・英語・性格検査で構成されており、図形問題は含まれません。
C-GABはGABをテストセンターで受検する形式なので、科目構成はGABに準じます。
法則性や暗号といった図形系の科目が出るのはCABです。
GABは総合職向け、CABはSE・プログラマなどのIT職向けという棲み分けがあり、志望職種によってどちらを受けるかが決まります。
両方を受ける可能性がある場合は、まず受検案内で検査名を確認してから対策を始めてください。
適性検査の法則性テストはCAB以外にもありますか?
図形の規則性を問う検査は他にも存在しますが、出題形式は検査ごとに異なります。
「Webテストの法則性テスト」という言葉で検索される場合、多くはCABの直感的推理テストを指しています。
ただし、IT職向けの検査や一部の適性検査でも、図形の並びから規則を読み取る設問が出ることがあります。
形式が近いため、CABの対策がある程度応用できる場合もあります。
とはいえ制限時間や選択肢の作り方は検査によって異なるため、まずは受検する検査名を特定することが先です。
検査の種類ごとの違いは「Webテスト対策の完全ガイド」で整理しています。
法則性は対策すれば伸びますか?
伸びやすい科目です。
変化する要素が回転・移動・交互移動・増減・色の5つに収まり、無限に新しいパターンが出てくるわけではありません。
そのため、確認する順番を固定して10問ほど練習すれば、規則を見抜くまでの時間が短くなります。
実際、法則性はCABの4科目のなかでも難易度が高くないとされる科目です。
知識ではなく手続きを問う問題なので、練習量が結果に反映されやすい性質があります。
逆に、まったく対策せずに本番を迎えると、24秒という時間感覚に慣れておらず大きく失点します。
規則が2つ以上あるときはどうすればいいですか?
要素ごとに分けて、1つずつ追ってください。
回転と色が同時に変わる問題では、まず色だけを見て「白、黒、白」と交互かどうかを確認します。
次に向きだけを見て、何度ずつ回転しているかを確認します。
両方を同時に追おうとすると、どちらの規則も見失いやすくなります。
紙やメモ欄が使える環境であれば、「色:白黒交互」「向き:右90度」と書き出してから選択肢を見ると確実です。
2つの要素が独立して動いているという前提で処理すれば、複合パターンも単純な問題の組み合わせに分解できます。
ペーパーCABとWeb-CABで法則性の難易度は違いますか?
Web-CABのほうが難しいという声が多く聞かれます。
問題数と制限時間を比べると、ペーパーCABは40問を15分、Web-CABは30問を12分で、1問あたりの時間はほぼ同じです。
それでもWeb-CABが難しいと言われるのは、出題される図の複雑さに差があるためだと考えられます。
また、画面上で図を見比べる形式では、紙のように図に直接書き込むことができません。
実施形式は企業により異なるため、受検案内の記載を必ず確認してください。
どちらの形式でも、確認する順番を固定するという対策は共通して有効です。
法則性の練習問題はどこで手に入りますか?
市販のCAB・GAB対策本に例題が掲載されています。
法則性は図形を使う形式なので、文章だけの解説では感覚がつかみにくく、図が載った紙の問題集が向いています。
選ぶ際は、Web-CABとペーパーCABの両方に対応しているものを基準にしてください。
また、解説で「どの要素に注目すれば規則が見えるのか」という手順が書かれているかを確認するとよいでしょう。
答えだけが載っている問題集では、本番で初見の図に対応できません。
暗号の対策とあわせて進めたい方は「CAB暗号問題の解き方」も参照してください。
まとめ
CABの法則性は、4科目のうち直感的推理テストにあたる科目です。
Web-CABでは30問を12分、ペーパーCABでは40問を15分で解答します。
1問あたり約24秒なので、規則を見抜く速度がそのまま得点になります。
変化する要素は、回転・移動・交互移動・増減・色の5つに収まります。
確認の順番は、個数、色、位置、向きの順が効率的です。
回転は判別に時間がかかるため最後に回し、個数と色で決着がつく問題を先に処理してください。
2つの要素が同時に変わる問題では、一方ずつ分けて追うことが崩れないコツです。
つまずく原因の多くは、図形が読めないことではなく、確認する順番が毎回変わっていることでした。
手順を固定するだけで、同じ実力でも処理時間は短くなります。
何割取れば良いかについては、企業ごとに基準が異なり公表されていません。
法則性1科目の割合を気にするより、4科目の合計で崩れない状態を作るほうが実際的です。
なお、玉手箱やGAB・C-GABに法則性テストはありません。
志望企業がIT職・技術職の採用でなければ、対策範囲から外して構わない分野です。
まずは本記事の練習問題5問を、確認の順番を意識しながら解いてみてください。
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