この記事でわかること
- 内田クレペリン検査の練習は「何のため」に、どこまでやるべきか(公式見解と運営事務局の考え)
- 検査のやり方(1行1分・下1桁・行替え)と、本番で起きやすいつまずき
- 練習用紙の入手方法と、自分で練習問題を作る手順
- アプリ・無料サイト・問題集の使い分けと注意点
- 「行飛ばし」など当日トラブルへの対処と、受検3日前からの過ごし方
著者:テストビズ運営事務局
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最終更新日:2026年9月6日
内田クレペリン検査の練習で目指すべきものは、「作業量を増やすこと」でも「定型曲線を作ること」でもありません。
検査を提供する日本・精神技術研究所(日精研)は、練習で作業量はある程度増えても成績の向上にはならず、短期間に何度も受けると本人らしさを損なう結果になりうると公式に述べています。
それでも運営事務局が「1〜2回は体験しておくべき」と伝えているのは、当日のやり方の戸惑い(下1桁の書き方・行替え・行飛ばし)が、本来の作業とは無関係にペースを崩すからです。
この記事では、その「慣れ」を最短で作るための練習用紙・アプリの使い方と、個別対策セッションで実際に多かったつまずきを匿名で紹介します。
検査そのものの仕組みや判定は「内田クレペリン検査とは?判定・作業曲線の見方と何がわかるか」で先に確認してください。
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内田クレペリン検査の練習は必要?目的は「慣れ」であって「作業量」ではない
練習の目的はやり方への慣れであり、計算スピードの底上げや曲線づくりではありません。公式は反復練習を勧めておらず、運営事務局も本番形式の体験は1〜2回で十分と考えています。
公式(日精研)の見解|練習効果と副作用
日精研のよくあるご質問には、「練習することで成績が上がりますか?」という項目があります。
回答の要点は、作業量(足し算の量)はある程度まで増えることがあるが、作業量以外にも判定要素があるため作業量の増加=成績の向上にはならない、というものです。
さらに、短い期間に何度も受検すると作業量以外の判定要素に影響が出て、本人らしさを損なう検査結果となることがあると注意しています。
また受検者向けページでは、作業量を増やそうと事前に何度も練習する行為にはマイナスの影響が出てくる、と踏み込んだ表現をしています。
「内田クレペリン 練習効果」を調べている方は、まずこの提供元の立場を押さえておくことが大切です。
練習すれば有利になる検査ではなく、練習しすぎると不利になりうる検査、というのが公式のスタンスです。
運営事務局の考え|「慣れ」は1〜2回で作れる
一方で、運営事務局は「まったく触らずに本番」も勧めていません。
理由は、個別対策セッションで聞き取ったつまずきの多くが、計算能力ではなく手順の戸惑いに起因していたからです。
- 2桁になったときに下1桁だけ書くルールを、1行目の途中で思い出した
- 「はい、次」の合図で次の行に移ることを知らず、前の行を書き続けた
- 数字と数字のあいだに答えを書くスペースの感覚がつかめず、字がつぶれた
- 1行が60センチ以上あると知らず、体の向きや用紙の位置で慌てた
これらは、本番と同じ形式を1回体験すればほぼ解消します。
つまり練習の役割は「やり方を体に入れて、当日は作業だけに集中できる状態にする」ことです。
公式が言う「作業量を増やすための反復」と、運営事務局が言う「形式に慣れるための体験」は、まったく別のものと考えてください。
練習で「やること」と「やらないこと」
| やること(慣れ) | やらないこと(操作・反復) |
|---|---|
| 本番形式(1行1分・前後半・休憩)を1〜2回通しで体験する | 作業量を増やすために連日・複数回の反復練習をする |
| 下1桁だけ書くルールと行替えを体で覚える | 1行目だけ多く書き2行目から抑えるなど、曲線の形を作る |
| 鉛筆の持ち替え・用紙の位置など物理的な段取りを確認する | 「1行◯個以上」を目標にしてスピードを追う |
| 受検3日以上前に体験を終え、前日は何もしない | 前日夜や当日朝に練習する |
以下の練習方法は、すべて左側の「慣れ」を作るためのものです。
内田クレペリン検査のやり方|練習前に押さえる3つのルール
隣同士の1桁を足して下1桁だけを書く、1行1分で合図とともに次の行へ移る、間違えても消さずに進む。この3つを体で覚えることが練習の到達点です。
ルール1:隣同士を足して「下1桁」だけ書く
検査用紙には1行に116個の1桁の数字(3〜9の組み合わせ)が横に並んでいます。
隣り合う2つの数字を左から順に足し、答えの下1桁だけを2つの数字のあいだの下に書きます。
例:「4 9 6 8 7」の場合
- 4+9=13 → 「3」
- 9+6=15 → 「5」
- 6+8=14 → 「4」
- 8+7=15 → 「5」
つまずきやすいのは、10以上になったときに「13」と2桁で書いてしまうこと、そして「10」のとき「0」を書くことに一瞬ためらうことです。
「内田クレペリン 検査用紙」の実物は薄く細長いため、字は小さめに、数字と数字の真下に書く感覚を練習で確認しておきます。
ルール2:1行1分、合図で必ず次の行へ
1行にかけられる時間は1分で、「はい、次」の号令(多くの会場では音声ガイダンス)で次の行に移ります。
1行を最後まで終える必要はなく、途中でも合図があればその行は終わりです。
前半15行(15分)、休憩5分、後半15行(15分)という構成は、日精研の公式説明どおりです。
練習で確認したいのは、「合図が聞こえたら書いている途中でも手を止めて左端に戻る」という動作です。
この動作が遅れると、次の行の出だしが削られ、1分ごとの作業量にブレが出ます。
自宅で練習するときは、スマホのタイマーで1分ごとに音を鳴らし、合図に反応する練習を兼ねてください。
ルール3:消しゴムは使わず、間違えてもそのまま進む
一般的な実施では消しゴムは使いません。
間違いに気づいても消さず、そのまま次の計算に進みます(会場の指示があれば斜線などで訂正)。
書き直す時間があるなら1つ先の計算をした方がよい、というのが受検者側の基本方針です。
誤答の出方も判定材料の1つですが、公式は「多少のミスは誰にでもある」ことを前提に判定しています。
練習の段階で「間違えたら消したくなる」自分の癖に気づいておくと、当日は割り切りやすくなります。
内田クレペリン検査の練習用紙はどこで手に入る?自作する方法
公式の検査用紙は個人には販売されていません。公式マニュアル本付属の用紙、高校などが配布する練習問題、または自作の練習用紙のいずれかを使います。
公式の検査用紙は個人に販売されていない
日精研は、個人のお客様への検査用紙の販売はしていないとFAQで明記しています。
また、検査用紙は問題と解答用紙を兼ねているため、これから受検する人に事前配布するのは適切ではないともしています。
「内田クレペリン 用紙 購入」で探しても、公式ルートで練習用に用紙だけを買うことはできません。
個人が公式の用紙で受検できるのは、書店で販売されている「内田クレペリン検査完全理解マニュアル」(つちや書店発行・日本・精神技術研究所著)に付属する検査用紙を使う方法です。
受検後に本の指示に従って日精研へ送ると判定を受けられるため、「本番同様の用紙で1回体験する」目的にはもっとも近い選択肢です。
ただし付属用紙は1回分ですので、繰り返し練習用ではなく「本番前の通しリハーサル」に使ってください。
高校・自治体が公開している練習問題
一部の高校では、進路指導用に「内田クレペリン検査 練習問題」をPDFで公開しています。
運営事務局が確認した例では、本番の116個ではなく1行31個×4行を1分で解く簡略版として作られており、用紙の幅も一般的なA4に収まる形でした。
やり方(隣同士を足す・下1桁・間違えても進む)を体で覚える目的なら、こうした簡略版で十分です。
ただし、公開元が本番の用紙を再現しているわけではないため、「1行に何個書けたか」を本番の作業量と比較することはできません。
あくまでルール確認用として使ってください。
自分で練習問題を作る手順(Excel・スプレッドシート)
「内田クレペリン検査無料」で探す方に、運営事務局が最初に案内しているのは自作です。
所要時間は10分程度で、本番に近い形式を用意できます。
- 表計算ソフトの1行に、3〜9のランダムな1桁整数を116個並べる(関数例:RANDBETWEEN(3,9))
- これを30行コピーし、値として貼り付けて数字を固定する
- 用紙を横向き(A4横またはA3横)にし、数字のフォントを小さめに、行間を広めに設定する
- 印刷し、数字と数字のあいだの下に答えを書くスペースがあることを確認する
- スマホのタイマーを1分間隔で鳴らし、前半15行→休憩5分→後半15行を通す
本番の用紙は横60センチ以上あるため、A4横では1行が2〜3段に折り返されます。
段が変わっても「隣同士を足す」流れは切れないようにし、折り返し位置では前の段の最後の数字と次の段の最初の数字を足してください。
この違いは判定に影響する話ではなく、慣れの目的なら問題ありません。
練習用紙を使うときの注意点
| 注意点 | 理由 |
|---|---|
| 通しで行うのは1〜2回まで | 公式が反復による本人らしさの損失に注意しているため |
| 「◯個書けた」を記録・比較しない | 作業量を追うと速さ優先になり誤答が増えやすい |
| 鉛筆(HB〜B)で書く | 本番の筆記用具に合わせる。シャーペンより芯折れに強い |
| 机の上を広く空ける | 60センチの用紙を動かす感覚に近づける |
| 受検日の3日以上前に済ませる | 前日・当日の練習は疲労として本番に出る |
内田クレペリン検査のアプリ・無料サイト・問題集の使い方
アプリと無料サイトは「隙間時間でルールを思い出す」用途に限り有効です。手書き・紙・60センチ幅という本番の身体感覚は再現できないため、通しリハーサルは紙で行います。
アプリで練習するメリットと限界
「内田クレペリン アプリ」で検索すると、1桁の足し算を1分単位でこなす練習アプリが複数見つかります。
就活サイトでは、手書き入力に対応した有料版のあるものや、S〜Cのランク判定が出るものが紹介されています。
通学・通勤の移動中に「下1桁を書く」「10のとき0」という感覚を思い出す用途には便利です。
一方で、アプリには次の限界があります。
- タップ入力や画面への手書きは、鉛筆で薄い紙に小さく書く負荷と異なる
- ランクや「1分◯問」の表示が出るため、つい作業量を追ってしまう
- 1行が画面幅に収まるため、60センチの用紙を目と手で追う感覚が身につかない
運営事務局の相談では、アプリで高ランクを取り続けていたのに本番は「紙に書く手が追いつかず、途中から数字を飛ばしそうになった」という受検後の声がありました。
アプリは補助、紙で1回通す、という順序を崩さないでください。
無料サイトの「1分測定」を使うときの注意
会員登録なしで1分間の作業量を測定できる無料サイトもあります。
「40問以上で標準、60問以上で安心」といった目安を示すサイトもありますが、これらは各サイト独自の基準であり、日精研が公表している合格ラインではありません。
公式は、どのような判定結果の人材を採用するかは企業や自治体が主体となって決めると述べており、受検者向けの共通ボーダーは存在しません。
1分測定は「下1桁のルールを間違えずに続けられるか」の確認に使い、数値の良し悪しで安心も不安もしないでください。
「内田クレペリン 攻略」を掲げるサイトの目標数値を追いかけることは、公式の見解とも運営事務局の方針とも合いません。
問題集・マニュアル本の位置づけ
「内田クレペリン 問題集」として市販されているのは、実質的に日精研が著者となっている「内田クレペリン検査完全理解マニュアル」がほぼ唯一の公式系書籍です。
検査の考え方や判定の仕組みを提供元の立場で解説しており、付属の用紙で1回受検して判定を依頼できます。
「対策本を何冊も回す」タイプの検査ではないので、買うとしてもこの1冊で十分です。
SPI・玉手箱のように市販問題集を回すほど伸びる形式とは、勉強の設計がまったく違います。
形式ごとの時間配分の考え方は「Webテスト対策の完全ガイド|種類別の勉強法と始め方」を参考にしてください。
内田クレペリン検査のコツ|運営事務局が見てきたつまずきと対処
当日のペースを崩す原因は計算力より「手順の戸惑い」です。行飛ばし・下1桁・合図への反応・手の疲れの4つを練習で先に経験しておけば、本番は作業だけに集中できます。
運営事務局が見てきた実例|セッションで多かった質問5つ
個別対策セッションで、内田クレペリン検査について実際に多かった質問と、運営事務局の回答を匿名で整理します。
質問1「1行目を全部埋められなかった。落ちますか?」
1分で115回の計算を終えることは想定されておらず、途中で合図が来るのが普通です。
「全部解く」前提を捨てることが、練習で最初に得るべき感覚です。
質問2「10になったとき、0を書くのか空けるのか」
下1桁なので「0」を書きます。
空欄にすると、判定側からは「飛ばした」か「未着手」か区別できなくなります。
質問3「行を1つ飛ばして書いてしまった気がする。戻るべきか」
戻りません。
気づいた時点の行で続け、検査終了後に検査官へ「◯行目あたりで行を飛ばした可能性がある」と伝えてください。
公式FAQには、号令のタイミングがずれた場合に検査官が用紙にメモを記入する運用が示されており、実施側は「イレギュラーの記録」に慣れています。
質問4「途中で手が疲れて字が乱れた。減点されるか」
検査は身体的な負荷をかけることを前提に設計されており、後半の作業量が徐々に落ちるのは定型曲線の特徴でもあります。
字の乱れそのものより、読める数字を書き続けることを優先してください。
質問5「休憩5分は何をすればいいか」
手首と肩を回し、目を閉じて深呼吸する程度で十分です。
スマホを見たり計算の反省をしたりすると、後半の出だしが重くなる、という受検者の振り返りが複数ありました。
「行飛ばし」を防ぐ手元の置き方
行飛ばしは、練習で意識すれば予防できるつまずきの代表です。
運営事務局が受検者に伝えている手元の工夫は次の3つです。
- 利き手と反対の手の指を、いま解いている行の左端に軽く置く(合図で1行分下にずらす)
- 合図が鳴ったら「手を止める→左端を見る→指を1行下げる→書き始める」の4動作を口の中で唱える
- 用紙は体の正面に置き、行の右側に進むにつれて用紙ではなく体を少しずらす
自作の練習用紙で1回通すとき、この動作だけを意識して行えば、本番で行飛ばしを起こす可能性はかなり下がります。
練習で気づいておきたい自分の癖
練習の価値は、作業量ではなく「自分の癖に気づくこと」にあります。
| 癖 | 本番での影響 | 対処 |
|---|---|---|
| 間違いを消したくなる | 書き直しで作業量が落ち、焦りが誤答を呼ぶ | 消さない・戻らないを練習で1回体験する |
| 合図の直前に急ぐ | 行末の誤答が増える | 合図は「途中で止まるもの」と割り切る |
| 繰り上がりで一瞬止まる | 7+8、9+6などでテンポが乱れる | 3〜9同士の組み合わせを声に出して確認しておく |
| 姿勢が前かがみになる | 後半の手・肩の疲労が早まる | 椅子の高さと用紙の位置を練習時に決めておく |
| 隣の人の音が気になる | 集中が途切れる | 練習時にあえて生活音のある場所で1回行う |
受検3日前からの過ごし方|練習をやめるタイミング
練習は受検3日前までに終え、前日は睡眠、当日は激しい運動を避けて臨みます。公式も極端な睡眠不足や疲労、激しい運動の直後は検査に影響が出ると明記しています。
3日前:通しリハーサルを1回
自作または公式マニュアル本の用紙で、前半15行→休憩5分→後半15行を1回通します。
目的はルールと段取りの最終確認で、作業量は数えません。
ここで行飛ばしや下1桁の迷いが出なければ、練習は終了です。
同日にSPIや玉手箱など対策で伸びる形式も課される場合は、そちらの直前対策もこの日までに仕上げます。
運営事務局では、受検3日前・7日前からの短期計画を形式ごとに組む相談を受けていますが、クレペリンについては「3日前以降は触らない」を計画に組み込んでいます。
前日:何もしない、寝る
日精研は、極端な睡眠不足や疲労時には検査に影響が出ることがあると述べています。
前日にやることは、鉛筆を2〜3本削り、会場の場所と集合時間を確認し、早めに寝ることだけです。
「前日に1回だけ」の練習も、疲労と焦りとして本番に持ち込まれるため勧めません。
当日:激しい運動を避け、他の検査より先の実施を想定する
公式FAQでは、激しい運動の直後は検査に影響が出ることがあるとして、学校で実施する場合は体育の後を避けるよう助言しています。
受検者側も、会場まで走る、重い荷物で腕を疲れさせるといった状況は避けてください。
また公式は、他の検査と同時に実施する場合はクレペリンを最初に行うことを勧めているため、企業側もその順で組んでいる可能性があります。
「筆記試験の後で疲れた状態」を前提に体力を配分するより、開始直後に集中を要する構成を想定しておくとよいでしょう。
内田クレペリン検査の練習に関するよくある質問(FAQ)
内田クレペリン検査は練習すれば作業量が増えますか?
日精研は、練習で作業量はある程度まで増えることがあると認めています。
ただし作業量以外の判定要素(誤答の出方・作業曲線)があるため、作業量の増加がそのまま成績の向上にはならないとしています。
さらに短期間に何度も受けると、本人らしさを損なう結果になることがあると注意しています。
運営事務局も、練習は形式への慣れを目的に1〜2回にとどめることを勧めています。
練習用紙は無料で手に入りますか?
公式の検査用紙は個人には販売されておらず、無料配布もありません。
一部の高校が進路指導用に簡略版の練習問題をPDFで公開している例はあります。
運営事務局が案内しているのは、表計算ソフトで3〜9の乱数を1行116個×30行並べて印刷する自作用紙です。
慣れが目的なら、自作で十分です。
アプリだけで練習しても大丈夫ですか?
アプリは「下1桁を書く」「10は0」といったルールを隙間時間に思い出す用途には有効です。
ただし、鉛筆で薄い紙に小さく書く負荷や、60センチの用紙を目で追う感覚は再現できません。
アプリで高ランクだったのに本番で手が追いつかなかった、という受検後の声も実際にあります。
最後の通しリハーサルは必ず紙で行ってください。
行を飛ばしてしまったらどうすればいいですか?
戻らず、気づいた行から続けてください。
書き直しのために戻ると、その行の作業量が大きく落ち、曲線が乱れます。
検査終了後、検査官に「◯行目あたりで行を飛ばした可能性がある」と伝えてください。
公式FAQでも、号令のズレなどイレギュラーは検査官が用紙にメモする運用が示されています。
1分で何個できれば合格ですか?
日精研は受検者向けの合格ラインを公表しておらず、どのような判定結果を採用するかは企業や自治体が決めるとしています。
無料サイトが示す「40問で標準」「60問で安心」といった目安は各サイト独自の基準です。
数値を目標にすると速さ優先で誤答が増えやすくなるため、練習で作業量を数えること自体を勧めていません。
消しゴムを使って練習してもいいですか?
本番では消しゴムを使わないのが一般的なので、練習でも使わないでください。
「間違えても消さず次に進む」感覚を体験しておくことが、練習の目的の1つです。
消したくなる癖に気づいたら、本番でその衝動を抑えやすくなります。
練習は受検の何日前までにやめるべきですか?
運営事務局では、通しリハーサルを受検3日前までに1回行い、それ以降は触らないよう勧めています。
公式が睡眠不足や疲労の影響を明記している以上、前日や当日朝の練習は疲れとして本番に出ます。
前日は鉛筆の準備と睡眠だけにしてください。
定型曲線になるように練習で調整した方がいいですか?
日精研は、作業曲線の形を操作的に作ろうとする行為は不自然な結果につながり、多くの場合、普通に受検したときよりマイナスに影響すると明言しています。
運営事務局も、曲線づくりの練習は一切勧めていません。
判定や作業曲線の仕組みを知りたい方は「内田クレペリン検査の判定と作業曲線|定型・非定型の見方」を読み、理解にとどめてください。
まとめ|内田クレペリン検査の練習は「1〜2回の体験」で終える
内田クレペリン検査の練習は、作業量を増やすためでも、定型曲線を作るためでもなく、当日にやり方で戸惑わないための「慣れ」を作るものです。
提供元の日精研は、反復練習や曲線の操作がマイナスに働きうると明言しており、運営事務局の方針もこれに沿っています。
この記事の要点を再掲します。
- ルールは3つ:隣同士を足して下1桁だけ書く/1行1分で合図とともに次の行/消さずに進む
- 練習用紙は自作で十分(3〜9の乱数を116個×30行、横向き印刷)。公式用紙は個人に販売されない
- アプリ・無料サイトは隙間時間のルール確認用。通しリハーサルは紙で1〜2回
- つまずきの多くは手順の戸惑い。行飛ばしは「戻らない・終了後に申告」で対処
- 受検3日前に通しを1回、前日は寝る、当日は激しい運動を避ける
対策で伸びるSPIや玉手箱に時間を使い、クレペリンは1回体験して「整えて臨む」のが最も合理的です。
同日に複数の形式が課されて時間配分に迷うときは、テストビズのような対策サービスに形式名と受検期限を伝え、優先順位を整理してもらうのも選択肢の一つです。
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