CABの時間配分|暗号・法則性・命令表の制限時間と解く順番

この記事でわかること

  • CABの制限時間と問題数を、Web-CAB・ペーパーCABの2方式・4科目別に整理
  • 四則逆算(暗算)・法則性・命令表・暗号それぞれの1問あたりの目安時間
  • 「時間が足りない」の原因が科目ごとにどう違うか
  • 4科目の出題順と、各科目の中で問題を処理する順番
  • 運営事務局の模擬演習で見えた、配分の型を決めた受検者の到達問題数の変化

著者:テストビズ運営事務局
2021年開業の学習支援チームが運営するWebテスト代行サービス。SPI・玉手箱・TG-WEB・GAB/CAB・SCOA・CUBICなど主要形式から企業オリジナルまで広範囲に対応し、運営チーム累計6,000件超の相談実績をもとに就職活動、転職活動に励む方を支援しています。
最終更新日:2026年9月7日

CABの時間配分で最初に押さえるべきは、Web-CABは四則逆算50問9分・法則性30問12分・命令表36問15分・暗号30問16分で、科目ごとに1問あたりの時間がまったく違うという事実です。
四則逆算は1問約11秒、法則性は約24秒、命令表は約25秒、暗号は約32秒と、同じ試験の中で3倍近い差があります。
「CAB 時間足りない」という相談の多くは、この差を意識せず、全科目を同じペースで解こうとすることが原因です。
この記事では、方式別・科目別の制限時間と問題数、1問あたりの目安、科目ごとの解く順番を、運営事務局の演習データとあわせて解説します。

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CABの制限時間と問題数は?Web-CAB・ペーパーCABの違い

Web-CABは能力検査4科目で合計52分(四則逆算9分・法則性12分・命令表15分・暗号16分)、ペーパーCABは合計65分(暗算10分・法則性15分・命令表20分・暗号20分)です。パーソナリティ68問は制限時間の目安が約20〜30分で、能力検査とは別に受検します。

CABとは、日本エス・エイチ・エルが提供するコンピュータ職・SE・プログラマー向けの適性検査で、IT企業の選考で広く使われています。
「CAB 何問」「CAB 試験時間」という疑問に答える形で、方式別の内訳を表にまとめます。

科目 Web-CAB(問題数/制限時間) 1問あたり ペーパーCAB(問題数/制限時間) 1問あたり
暗算(四則逆算) 50問/9分 約11秒 50問/10分 12秒
法則性 30問/12分 24秒 40問/15分 約23秒
命令表 36問/15分 25秒 50問/20分 24秒
暗号 30問/16分 32秒 39問/20分 約31秒
能力検査合計 146問/52分 179問/65分
パーソナリティ 68問/約20分(制限時間なし) 68問/約30分

Web-CABは能力検査52分にパーソナリティ約20分を加えて約72分、ペーパーCABは全体で247問95分とされています(実施企業により変動するため要確認)。
「CAB 図形 12分」と検索される「図形」は、法則性のことを指しているケースが多く、Web-CABでは30問を12分で解きます。
暗算の科目は、Web-CABでは「□に入る数を選ぶ」四則逆算、ペーパーCABでは「計算結果を選ぶ」暗算で、Web-CABは電卓が使え、ペーパーCABは使えません。
方式ごとの出題内容の違いは「CABとは?Web-CAB/ペーパーの違いと出題4科目・時間」で詳しく解説しています。

科目ごとに1問あたりの時間が3倍違う

CABの時間配分で重要なのは、科目ごとに1問あたりの時間が大きく異なる点です。

科目(Web-CAB) 1問あたり 求められる処理
四則逆算 約11秒 反射的に計算。考える時間はない
法則性 24秒 図形の変化のルールを1つ見つける
命令表 25秒 命令を上から順に図形へ適用する
暗号 32秒 複数の変換例からルールを推測する

四則逆算を暗号と同じペースで解くと、9分で20問程度しか進みません。
逆に暗号を四則逆算のペースで焦って解くと、ルールを見つける前に選択肢を選んで誤答が増えます。
科目が切り替わるたびに、頭の中のペースを切り替える必要があります。

四則逆算50問9分の時間配分はどうする?

四則逆算は1問約11秒で、電卓を使う問題と暗算で済ませる問題を瞬時に分けることが配分の核です。選択肢の桁が離れている問題は暗算、近い数値で並んでいる問題だけ電卓、と決めると9分で45問以上に到達しやすくなります。

四則逆算は「□÷12=48.5」のように□に入る数を選択肢から選ぶ形式です。
1問あたりの時間の使い方を表にまとめます。

手順 時間の目安 ポイント
問題を読む 2秒 □の位置と演算の種類を確認
選択肢の桁を見る 1秒 桁が離れていれば暗算で決まる
計算する 6秒 電卓は桁の大きい掛け算・小数の割り算のみ
選択肢を選ぶ 2秒 迷ったら概算値に近いものを選んで次へ

運営事務局の模擬演習では、全問で電卓を叩く受検者は9分で30問前後で止まり、電卓の使用を6割程度に絞った受検者は45問前後に到達する傾向が明確に出ています。
四則逆算の逆算ルール(□の位置で「引く」「割る」が決まる)を覚えておくと、計算そのものが速くなります。
電卓の選び方と使う問題の見分けは「CABで電卓は使える?四則逆算を速く解くおすすめ電卓」、逆算のパターンは「Web-CAB四則逆算の解き方|頻出パターンとコツ」を参照してください。

法則性30問12分・命令表36問15分の時間配分はどうする?

法則性は1問24秒、命令表は1問25秒で、どちらも「30秒で手がかりが見えなければ次へ進む」ルールが配分の核です。法則性は変化の種類を4パターンに絞って探し、命令表は命令を1つずつ図形に適用して途中結果をメモします。

法則性と命令表は、1問あたりの時間がほぼ同じで、どちらも図形の処理が中心です。
それぞれの手順を表にまとめます。

科目 手順 時間の目安
法則性 5つの図形を見て、変化しているもの(位置・向き・数・色など)を特定 8秒
法則性 変化のルール(回転・移動・増減・反転)を1つ仮定 8秒
法則性 選択肢を当てはめて確認 6秒
法則性 予備 2秒
命令表 命令表を確認し、上から順に命令を図形へ適用 15秒
命令表 途中結果を頭の中またはメモで保持し、最終形を選択肢と照合 8秒
命令表 予備 2秒

法則性で時間を失うのは、変化のルールを1つに絞れず、複数の可能性を同時に考えてしまうときです。
頻出のルールは回転・移動・増減・反転の4パターンで、まずこの4つのどれかに当てはまるかを見ると、探す範囲が狭まります。
命令表で時間を失うのは、命令を飛ばして最終形を直感で選ぼうとするときです。
1つずつ適用するほうが結果的に速く、正確です。
「CAB 図形 12分」の法則性で30秒以上考えても手がかりが見えない問題は、選択肢の中で最も可能性の高いものを選んで次へ進みます。
それぞれの解き方は「CAB法則性の解き方|図形の変化パターン4種と例題」「CAB命令表の解き方|命令の適用手順と例題」で詳しく扱っています。

運営事務局が見てきた実例:科目ごとのペース切り替えで到達問題数が変わった3パターン

運営事務局に寄せられたCABの時間に関する相談から、個人が特定されない形で3つ紹介します。

パターン1:四則逆算を丁寧に解きすぎて、9分で28問で終わった
文系からIT企業を志望した大学3年生の相談です。
四則逆算で全問電卓を叩き、答えを確認してから次に進んでいたため、模擬演習で9分に到達できたのが28問前後でした。
選択肢の桁を見て暗算で済ませる問題を切り分け、電卓の使用を6割程度に絞る練習に切り替えたところ、2週間後には46問前後に到達するようになりました。

パターン2:暗号で1問に1分以上かけ、16分で18問しか進まなかった
転職活動中の社会人の方が、暗号の科目で「ルールが分かるまで考える」解き方をしていたケースです。
1問に1分以上かけることが多く、16分で到達できたのは18問前後でした。
「40秒で手がかりが見えなければ次へ」というルールを決めて練習した結果、到達問題数は27〜28問に伸び、正答率も大きくは落ちませんでした。

パターン3:法則性を暗号のペースで解き、後半に到達できなかった
Web-CABを2回受けた学生の相談です。
1回目は暗号の科目の感覚のまま法則性に入り、1問に40秒以上かけて12分で20問前後で終わりました。
2回目に向けて「法則性は1問24秒、暗号は1問32秒」と科目ごとのペースを紙に書いて練習し、法則性で29問、暗号で28問に到達しました。
本人の振り返りでは「科目が変わるたびにペースを切り替える意識が一番効いた」とのことです。

暗号30問16分の時間配分はどうする?

暗号は1問32秒で、4科目の中で最も1問あたりの時間が長い科目です。複数の変換例を見比べてルールを推測するため、「40秒で手がかりが見えなければ次へ」という上限を決めたうえで、変換の種類(位置・色・大きさ・向き)を1つずつ確認する手順で解きます。

暗号は、図形が矢印や記号の「暗号」によってどう変換されるかの例が複数示され、そのルールを推測して別の図形に適用する問題です。
1問あたりの手順を表にまとめます。

手順 時間の目安 ポイント
変換例を見て、何が変わったかを特定 10秒 位置・色・大きさ・向き・数のうちどれか
複数の例に共通する暗号を絞る 10秒 同じ暗号が使われている例を見比べる
設問の図形に暗号を適用 8秒 変換を1つずつ適用
選択肢と照合 4秒 迷ったら最有力を選んで次へ

暗号で時間を失うのは、すべての暗号の意味を解明しようとするときです。
設問に必要な暗号だけを特定すればよく、使われていない暗号の意味は考える必要がありません。
暗号は1問あたりの時間が長い分、1問で1分以上使うと後半の10問に到達できなくなります。
「40秒で手がかりが見えなければ次へ」の上限を守ることで、解ける問題を取りこぼさずに済みます。
暗号の解き方は「CAB暗号の解き方|変換ルールの見つけ方と例題」で詳しく扱っています。

CABの時間配分はどう練習する?受検日までの進め方

CABの練習は、①科目ごとの1問あたりの時間を覚える→②科目別に制限時間つきの模擬演習で到達問題数を記録する→③到達できなかった科目のペースを修正する、の順で進めます。4科目すべてを一度に上げようとせず、到達率の低い科目から手をつけましょう。

受検日までの日数別に、練習の進め方を整理します。

受検までの日数 四則逆算 法則性 命令表 暗号
2週間以上 逆算ルールを覚える。本番と同じ電卓を用意 変化の4パターンを覚える 命令を1つずつ適用する手順を固定 変換の種類を確認する手順を固定
1週間 9分50問の模擬演習を毎日。電卓使用回数を記録 12分30問の模擬演習 15分36問の模擬演習 16分30問の模擬演習
3日前 電卓か暗算かを0.5秒で決める練習 30秒の上限を守る練習 途中結果のメモ方法を固定 40秒の上限を守る練習
前日 電卓の電池・キー確認 新しい問題は解かず手順の確認 同左 同左
当日 科目ごとの1問あたりの秒数を紙に書いて机に置く(自宅受検) 科目が変わるたびにペースを切り替える 同左 同左

4科目のうち、運営事務局の模擬演習で到達率が最も低いのは暗号、次に四則逆算です。
暗号は上限時間を守る練習、四則逆算は電卓を使わない判断の練習で、それぞれ到達問題数が伸びやすい科目でもあります。
CAB全体の勉強手順は「CAB対策|暗号・法則性・命令表・暗算の勉強法と問題集」、形式ごとの対策の全体像は「Webテスト対策の完全ガイド|種類別の勉強法と始め方」で解説しています。
自分がどの科目で時間を失っているかを確認したい場合は、テストビズの模擬演習のように、科目別に到達問題数と1問ごとの所要時間を記録しながら解く方法も選択肢の一つです。

よくある質問(FAQ)

CABの試験時間は何分ですか?

Web-CABの能力検査は、四則逆算9分・法則性12分・命令表15分・暗号16分の合計52分で、パーソナリティ(68問・約20分)を加えると約72分です。
ペーパーCABは暗算10分・法則性15分・命令表20分・暗号20分の合計65分で、パーソナリティ約30分を加えて全体で95分とされています。
実施企業によって科目や時間が変わる場合があるため、案内文で確認してください。
時間の勝負になるのは能力検査の4科目で、パーソナリティは全問回答するまで終了しないため焦る必要はありません。

CABは何問出ますか?

Web-CABは四則逆算50問・法則性30問・命令表36問・暗号30問の合計146問に、パーソナリティ68問が加わります。
ペーパーCABは暗算50問・法則性40問・命令表50問・暗号39問の合計179問に、パーソナリティ68問を加えて247問です。
1問あたりに換算すると、Web-CABの四則逆算は約11秒、法則性は24秒、命令表は25秒、暗号は32秒で、科目ごとに3倍近い差があります。
この差を意識して、科目が切り替わるたびにペースを変えることが時間配分の基本です。

CABの法則性(図形)は12分で何問ですか?

Web-CABの法則性は30問を12分で解き、1問あたり24秒です。
ペーパーCABでは40問を15分で解き、1問あたり約23秒です。
5つの図形の変化のルールを見つける問題で、頻出のルールは回転・移動・増減・反転の4パターンに絞られます。
30秒以上考えて手がかりが見えない問題は、最有力の選択肢を選んで次へ進むのが時間配分の基本です。
Web-CABの法則性はペーパーより難しい傾向があるとされるため、Web-CABを受ける方は特に上限時間を守る練習が必要です。

CABの時間が足りません。どの科目から直せばいいですか?

運営事務局の模擬演習で到達率が最も低いのは暗号、次に四則逆算です。
暗号は「40秒で手がかりが見えなければ次へ」の上限を守る練習、四則逆算は電卓を使う問題と暗算で済ませる問題を切り分ける練習で、それぞれ到達問題数が伸びやすい科目でもあります。
まず科目別に制限時間つきの模擬演習を行い、到達問題数が最も少ない科目から手をつけてください。
4科目を同時に上げようとするより、1科目ずつペースを修正するほうが結果が出やすいです。

四則逆算は電卓を使えば9分で50問解けますか?

電卓だけでは解き切れません。
四則逆算は1問約11秒で、全問で電卓を叩くと30問前後で時間切れになるのが運営事務局の演習でよく見られる結果です。
選択肢の桁が離れている問題や、一桁・二桁の整数だけの問題は暗算のほうが速く、電卓を使う問題を全体の6割程度に絞ると45問以上に到達しやすくなります。
電卓の操作練習と、電卓を使わない判断の練習を並行させることが重要です。
ペーパーCABの暗算は電卓が使えないため、概算で選択肢を絞る練習をしてください。

暗号は1問にどれくらい時間をかけていいですか?

Web-CABの暗号は30問16分で、1問あたり32秒です。
4科目の中で最も1問あたりの時間が長い科目ですが、1問に1分以上かけると後半の10問に到達できなくなります。
運営事務局では「40秒で手がかりが見えなければ次へ」という上限をおすすめしています。
設問に必要な暗号だけを特定すればよく、使われていない暗号の意味を解明する必要はありません。
実際に、この上限を守る練習で到達問題数が18問前後から27〜28問に伸びた相談例があります。

CABの科目はどの順番で出題されますか?

一般的には暗算(四則逆算)→法則性→命令表→暗号の順で出題され、その後にパーソナリティが続きます。
科目ごとに制限時間が独立しているため、ある科目で時間が余っても次の科目に持ち越すことはできません。
また、科目をまたいで前の科目に戻ることもできないため、各科目の中で最後の問題まで到達することを目標にしてください。
科目が切り替わるたびに1問あたりの時間が変わるため、「四則逆算は11秒、法則性は24秒、命令表は25秒、暗号は32秒」と頭の中で切り替える意識が重要です。

まとめ

CABの時間配分について、要点を振り返ります。

  • Web-CABは四則逆算50問9分・法則性30問12分・命令表36問15分・暗号30問16分の合計52分、ペーパーCABは合計65分
  • 1問あたりは四則逆算約11秒・法則性24秒・命令表25秒・暗号32秒で、科目ごとに3倍近い差がある
  • 四則逆算は電卓を使う問題と暗算で済ませる問題を切り分け、電卓の使用を6割程度に絞る
  • 法則性・命令表は30秒、暗号は40秒で手がかりが見えなければ次へ進む
  • 科目が切り替わるたびにペースを切り替え、到達率の低い科目(暗号・四則逆算)から練習する

「CAB 時間足りない」の解決策は、速く解くことではなく、科目ごとの1問あたりの時間を覚えて、上限を過ぎたら次へ進むことです。
科目別に模擬演習で到達問題数を記録しながら、ペースの切り替えを体に覚えさせてください。

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