この記事でわかること
- インターンのWebテストが本選考に影響しうる制度的な根拠(三省合意の改正)
- サマー・秋冬インターンで実際に使われる形式と、本選考との出題の違い
- テストセンターの結果は本選考に使い回せるが、自宅受検型は使い回せないこと
- 使い回したかどうかは企業に通知されないこと、送れるのは最新の結果だけであること
- 学年・時期別に、インターン前どこまで対策しておけばよいかの目安
著者:テストビズ運営事務局
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最終更新日:2026年9月8日
インターンのWebテストは、本選考に影響する可能性があります。
かつては「インターンで得た学生情報を採用選考に使ってはならない」とされていましたが、2022年6月の三省合意改正により、条件を満たすインターンシップでは取得した学生情報を採用活動に活用できるようになりました。
この記事では、制度の変更点と、テストセンターの結果を本選考に使い回す仕組みを整理します。
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インターンのWebテストは本選考に影響する?
制度上は影響しえます。文部科学省・厚生労働省・経済産業省が改正した三省合意により、一定の要件を満たすインターンシップで取得した学生情報は、採用活動に活用できると定められています。
改正のポイントを整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 改正時期 | 2022年6月、「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(三省合意)を改正 |
| 適用開始 | 2025年卒(2023年度に学部3年生になった学年)から |
| 対象 | タイプ3(汎用的能力・専門活用型)、タイプ4(高度専門型)のインターンシップ |
| 条件 | 定められた情報開示要件を満たすこと |
| 活用できる時期 | 原則として採用活動開始(3月1日)以降 |
改正前は、インターンで取得した情報を広報活動や採用選考活動に使用してはならないとされていました。
改正後は、要件を満たしたインターンシップに限り、参加時の評価やテスト結果を含む学生情報を採用活動で扱えます。
ただし注意点があります。
- すべてのインターンが対象ではありません。1dayの説明会型(タイプ1・2)は対象外です
- 対象であっても、企業がWebテストの結果を本選考でどう扱うかは各社の運用によります
- 「インターンのテスト結果を本選考でそのまま使う」と明言している企業は多くありません(要確認)
つまり制度としては可能になったが、実際の扱いは企業ごとに違うというのが正確な理解です。
「影響しないから手を抜いてよい」という前提で臨むのは危険だと考えてください。
インターンで使われるWebテストの種類は?
本選考と同じ形式が使われるのが一般的です。サマーインターンではSPI・玉手箱・TG-WEBが中心で、企業によってC-GAB plusやデザイン思考テストなども実施されます。
| 形式 | 提供元 | インターン選考での傾向 |
|---|---|---|
| SPI(テストセンター/WEBテスティング) | リクルートMS | 業界を問わず最も広く使われる |
| 玉手箱 | 日本エス・エイチ・エル | 金融・コンサル系で多い |
| TG-WEB | ヒューマネージ | 難易度が高い従来型と時短型がある |
| C-GAB plus | 日本エス・エイチ・エル | テストセンター型。総合商社・金融などで実施 |
| デザイン思考テスト | 提供元により運用が異なる(要確認) | 一部企業のインターン選考で採用 |
出題内容そのものは、インターン選考だからといって易しくなるとは限りません。
同じ企業がインターンと本選考で同じ形式を使うケースが多いため、サマーの受検は本選考のリハーサルとして機能します。
自分が受けるのがどの形式かは、受検案内メールのURLから判別できます。詳しくは「WebテストのURL見分け方|受検前に形式を判別する方法」で解説しています。
インターンの結果は本選考に使い回せる?
テストセンターは使い回せます。自宅で受けるWEBテスティングや玉手箱などは、企業ごとに受け直しが必要です。
リクルートMSは、過去1年以内にテストセンター(オンライン会場を含む)で受検したことがある場合、前回の受検結果を企業に送信できると案内しています。
つまりサマーインターンでテストセンターを受けていれば、その結果を本選考の企業に送ることが可能です。
| 受検方式 | 使い回し | 条件 |
|---|---|---|
| SPI テストセンター | 可能 | 過去1年以内。送れるのは最新の結果のみ |
| SPI WEBテスティング | 不可 | 企業ごとに受検 |
| 玉手箱・TG-WEB等の自宅受検 | 不可 | 企業ごとに受検 |
| C-GAB plus | 各社の運用による(要確認) | ― |
ここで重要なのが、送信できるのは最新の結果だけという制約です。
リクルートMSは、前回の受検結果とは最新の結果を指し、それ以前の結果を選択して送信することはできないと明記しています。
- サマーで受けた結果に手応えがあっても、秋に受け直せば送信対象は秋の結果に置き換わる
- 検査ごと(性格・能力・英語)に、新たに受検するか前回結果を送るかを選べる
- 各検査の有効期限は最後に受検してから1年間
結果の扱い全般は「テストセンターの結果確認と前回結果送信・使い回しのやり方」で詳しく整理しています。
使い回したことは企業に分かる?
リクルートMSは、新たに受検したか前回の受検結果を送信したかは企業に通知しないと明記しています。
そのため「使い回すと印象が悪いのでは」という心配は不要です。
判断すべきなのは印象ではなく、次の2点です。
- その結果が、志望企業の基準に届いている見込みがあるか
- 受け直した場合に、前回より良い結果が出せる準備ができているか
受検結果は本人に開示されないため、前者は推測するしかありません。
だからこそ、受け直すなら準備を整えてからという順序が重要になります。
サマー・秋冬でスケジュールはどう違う?
サマーインターンの選考は大学3年の初夏に始まります。この時点で一度Webテストを通過できる状態にしておくと、秋冬から本選考まで対策の負荷が大きく下がります。
| 時期 | 主な動き | Webテストの位置づけ |
|---|---|---|
| 大学3年 4〜6月 | サマーインターンのエントリー | 初めてのWebテスト。ここで形式に慣れる |
| 大学3年 7〜9月 | サマーインターン本番 | 秋冬インターンの応募と並行 |
| 大学3年 10〜2月 | 秋冬インターン・早期選考 | テストセンター結果の使い回しが効き始める |
| 大学3年 3月〜 | 本選考エントリー開始 | 受検が集中し、会場も混雑する |
サマーの時点で対策を始める最大の利点は、テストセンターの結果を1年間使えることです。
大学3年の夏に受けた結果は、翌年の夏まで有効期限が残ります。
早期選考の動き方は「就活の早期選考とWebテスト|3年生の何月から動くべきか」、開始時期の考え方は「Webテスト対策はいつから?学年・時期別の始め方」で扱っています。
インターン前にどこまで対策すべき?
サマーインターンの段階では、頻出分野を一巡させて時間内に解き切れる状態を目標にしてください。満点を狙う必要はありません。
優先順位は次のとおりです。
- 志望業界で使われる形式を把握する(SPIか玉手箱かで対策内容が変わる)
- SPIなら非言語の推論・図表の読み取り、玉手箱なら四則逆算と図表読み取りから着手する
- 1問あたりの目安時間を決め、時間を計って解く練習に切り替える
- テストセンターを受ける場合は、受検枠を演習で安定していた時間帯に合わせる
- 締切の日付だけでなく時刻を確認する
形式別の勉強法は「SPI対策の始め方|出題範囲と勉強法」、全体の進め方は「Webテスト対策の完全ガイド」にまとめています。
運営事務局に寄せられる相談で多いパターン
個別対策セッションでは、サマーインターンの時期に次のような相談が集中します。
以下は個人が特定されない形に加工したものです。
- サマーは記念受験と考えて無対策で臨み、本選考期に同じ形式で再びつまずいたケース。夏に一度形式に触れていたかどうかで、冬の立ち上がりが変わっていた
- サマーの結果に手応えがあったため秋に受け直さず、本選考で前回結果を送ったケース。有効期限が1年あることを知らず、直前まで受け直すか迷って時間を使っていた
- 秋に受け直した結果、手応えが薄いまま送信対象が置き換わったケース。最新結果しか送れない仕組みを知らなかった
共通するのは、制度と仕組みを知らないまま判断していたという点です。
使い回しの可否と有効期限を先に押さえておけば、受け直すかどうかの判断はずっと単純になります。
受検日まで日数が少ない場合は、テストビズのような個別対策サービスで優先分野を絞るのも選択肢の一つです。
よくある質問(FAQ)
Q. インターンのWebテストの結果は本選考に影響しますか?
制度上は影響しえます。
2022年6月の三省合意改正により、タイプ3(汎用的能力・専門活用型)やタイプ4(高度専門型)のインターンシップで、情報開示要件を満たした場合には、取得した学生情報を採用活動開始以降に活用できるようになりました。
ただし実際にWebテストの結果を本選考でどう扱うかは企業ごとの運用によります。
「必ず影響する」とも「関係ない」とも言い切れないため、本選考と同じ準備で臨むのが安全です。
Q. インターンと本選考でWebテストの形式は変わりますか?
同じ形式を使う企業が多い傾向にあります。
SPI、玉手箱、TG-WEBといった主要な形式は、インターン選考と本選考で共通して使われるケースが一般的です。
そのため、サマーインターンの受検は本選考のリハーサルとして機能します。
一方で企業によっては本選考でのみテストセンターを課すなど運用が変わることもあるため、受検案内が届いた時点で形式を確認してください。
Q. サマーインターンで受けたテストセンターの結果は本選考で使えますか?
使えます。
リクルートMSは、過去1年以内にテストセンター(オンライン会場含む)で受検した結果を企業に送信できると案内しています。
大学3年の夏に受けた結果であれば、翌年の夏まで有効期限が残る計算です。
ただし送信できるのは最新の結果のみで、それ以前の結果を選ぶことはできません。
Q. 使い回したことは企業に知られますか?
知られません。
リクルートMSは、新たに受検したか前回の受検結果を送信したかは企業に通知しないと明記しています。
そのため、使い回すこと自体で不利になる心配はありません。
判断材料になるのは印象ではなく、その結果が志望企業の基準に届いている見込みがあるかどうかです。
Q. 玉手箱やTG-WEBの結果も使い回せますか?
自宅で受検する形式は使い回せません。
玉手箱、TG-WEB、SPIのWEBテスティングなどは、企業ごとに受検依頼が届き、その都度受け直す必要があります。
使い回しが可能なのは、テストセンター方式で受けた結果に限られると考えてください。
C-GAB plusなどテストセンター型の他形式については運用が異なる可能性があるため、受検案内で確認が必要です(要確認)。
Q. サマーインターンの前にどこまで対策すればいいですか?
頻出分野を一巡させ、時間内に解き切れる状態を目指してください。
この段階で満点を狙う必要はありません。
SPIであれば非言語の推論と図表の読み取り、玉手箱であれば四則逆算と図表の読み取りから着手すると、費用対効果が高くなります。
夏に一度形式に触れておくことが、秋冬と本選考での立ち上がりの速さにつながります。
Q. 大学3年の夏から始めるのでは遅いですか?
遅くありません。
サマーインターンのエントリーは大学3年の4〜6月に始まるため、この時期に着手できていれば標準的なペースです。
ただし本選考が始まる3月以降は受検が集中し、テストセンターの会場も混雑します。
夏の段階で一度受検を経験しておくと、混雑期に手続きで慌てる場面を減らせます。
まとめ
インターンのWebテストと本選考の関係について、押さえておくべき点は次のとおりです。
- 2022年6月の三省合意改正により、要件を満たすインターンで取得した学生情報は採用活動に活用できる
- 適用は2025年卒から。対象はタイプ3・タイプ4のインターンシップ
- ただし実際の扱いは企業ごとの運用によるため、本選考と同じ準備で臨むのが安全
- テストセンターの結果は過去1年以内なら使い回せる。ただし送れるのは最新の結果のみ
- 使い回したかどうかは企業に通知されない
- 玉手箱・TG-WEB・WEBテスティングなどの自宅受検型は企業ごとに受け直しが必要
サマーインターンのWebテストは、通過そのものより「形式に一度触れておくこと」に意味があります。
夏に一巡させておけば、秋冬から本選考にかけて対策に使う時間を、面接やエントリーシートに回せます。
受検案内が届いたら、まず形式を確認するところから始めてください。
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