GABの時間配分|言語25分・計数35分の目安と終わらない対策

この記事でわかること

  • GABの制限時間と問題数を、Web-GAB・C-GAB・ペーパーGABの3方式別に整理
  • 言語25分52問・計数35分40問を解き切るための1問あたりの目安時間
  • 「時間が足りない」「終わらない」の原因と、科目別の対処法
  • 言語の長文と計数の図表をどの順番で処理するか
  • 運営事務局の模擬演習で見えた、時間配分の型を決めた受検者の到達問題数の変化

著者:テストビズ運営事務局
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最終更新日:2026年9月7日

GABの時間配分で最初に押さえるべきは、Web-GABは言語52問25分・計数40問35分、つまり言語は1問約29秒、計数は1問約52秒しかないという事実です。
「GAB 時間足りない」「GAB 終わらない」という相談は、運営事務局に寄せられるGABの悩みの中で最も多く、原因の大半は問題の難しさではなく配分の型がないことにあります。
この記事では、方式別の制限時間と問題数を整理したうえで、言語・計数それぞれの1問あたりの目安、終わらないときの対処法、解く順番を、運営事務局の演習データとあわせて解説します。

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GABの制限時間と問題数は?Web-GAB・C-GAB・ペーパーの違い

Web-GABは言語52問25分・計数40問35分・パーソナリティ68問(制限時間なし、約20分)で合計約80分です。C-GABは言語32問15分・計数29問15分・英語24問10分で会場での所要時間は約45分、ペーパーGABは言語25分・計数35分・パーソナリティ約30分で合計約90分です。

GABとは、日本エス・エイチ・エルが提供する総合職向けの適性検査で、受検方式によって問題数と制限時間が異なります。
「GAB 何分」「GAB 何問」という疑問に答える形で、3方式を表にまとめます。

方式 言語 計数 英語 パーソナリティ 合計の目安
Web-GAB(自宅受検) 52問/25分 40問/35分 なし 68問/制限時間なし(約20分) 約80分(例題含む)
C-GAB(テストセンター) 32問/15分 29問/15分 24問/10分 事前に自宅で受検 会場で約45分(例題5分含む)
ペーパーGAB(マークシート) 25分(問題数非公表) 35分(問題数非公表) なし 約30分 約90分

1問あたりの時間に換算すると、次のようになります。

方式 言語の1問あたり 計数の1問あたり 英語の1問あたり
Web-GAB 約29秒 約52秒
C-GAB 約28秒 約31秒 約25秒

Web-GABとC-GABでは、言語の1問あたりの時間はほぼ同じですが、計数はC-GABのほうが約20秒短くなります。
さらにC-GABでは電卓が使えないため、計数の負荷はWeb-GABより明確に重くなります。
パーソナリティ(OPQ形式)は68問すべてに回答するまで終了せず、セッションタイムアウト以外の制限時間はありません。
「GAB パーソナリティ 時間」は約20分が目安ですが、ここで焦る必要はなく、時間の勝負は言語と計数だけです。
方式の見分け方や出題内容は「GABとは?C-GAB/Web-GABの違いと出題内容・時間」で詳しく解説しています。

「時間が足りない」のはどの科目か

運営事務局の模擬演習の記録では、GABで時間が足りなくなる科目には方式ごとの傾向があります。

方式 時間が足りなくなりやすい科目 典型的な症状
Web-GAB 言語 長文を全部読んでから設問に入り、後半の長文に到達できない
Web-GAB 計数 電卓で正確に計算しようとして1問に1分以上かける
C-GAB 計数・英語 電卓なしの筆算で計数が進まない。英語の長文を読み切れない

どの方式でも、時間が足りないのは能力不足ではなく、1問にかける時間の上限を決めていないことが原因になっているケースがほとんどです。
次の章から、科目ごとの配分の型を具体的に示します。

GAB言語の時間配分はどうする?25分52問の解き方

Web-GABの言語は、1長文あたり約1分55秒(4設問)を上限とし、本文を先に全文読むのではなく設問文を先に読んでから本文の該当箇所を探す順番で解きます。

GABの言語は、1つの長文に対して4つの設問文が示され、それぞれが本文から「正しい(A)」「誤り(B)」「本文からは判断できない(C)」のどれに当たるかを判定する形式です。
Web-GABは52問なので、長文は13本程度、1本あたり4設問が目安になります。
25分を13本で割ると、1長文あたり約1分55秒です。

手順 時間の目安 ポイント
設問文4つを先に読む 15秒 本文のどこを探すべきかを頭に入れる
本文を読みながら該当箇所に印をつける 60秒 全文を丁寧に読まず、設問のキーワードを探す読み方
4設問を判定する 30秒 「本文に書かれていない」ものは迷わずC
予備 10秒 迷った設問はここで再確認。それでも決まらなければ次へ

「GAB 言語 時間」で失点する最大の原因は、Cの判定に慣れていないことです。
「本文から判断できない」と「誤り」の区別で迷い、1設問に30秒以上使うと、後半の長文に到達できません。
判定の基準は「本文にその内容が書かれているか」だけであり、常識的に正しいかどうかは関係ないと割り切ってください。
言語の判定基準と例題は「GAB言語(長文読解)の対策|A/B/C判定のコツと例題」で扱っています。

言語が終わらないときの対処

25分で13本に到達できない場合は、次の順で対処します。

  • 本文を先に全部読む癖をやめる:設問文を先に読むだけで、1長文あたり20〜30秒短縮できる
  • 1長文の上限を2分に固定する:2分で4設問のうち3問しか決まらなくても、残り1問は最も可能性の高い選択肢を選んで次へ進む
  • 前半の長文で時間を稼がない:前半は読みやすい題材でも、じっくり読んで時間を余らせようとすると後半に響く。上限時間はどの長文でも同じにする

運営事務局の模擬演習では、設問文を先に読む順番に変えただけで、到達できる長文の本数が9本前後から12〜13本に増えた受検者が多く見られます。

GAB計数の時間配分はどうする?35分40問の解き方

Web-GABの計数は、1問あたり約52秒を上限とし、正確な計算より「設問→選択肢→図表」の順で見て概算で選択肢を絞る解き方が基本です。電卓を使う問題を全体の6割程度に抑えると、40問に到達しやすくなります。

GABの計数は、図表(グラフ・表)を読み取り、割合・増減率・平均・差などを求める問題です。
Web-GABは40問35分で、図表は10本前後、1本あたり4問程度が目安になります。
1問あたりの配分は次のとおりです。

手順 時間の目安 ポイント
設問を読む 8秒 何を求めるか(割合か、差か、増減率か)を確定
選択肢を見る 5秒 桁が離れていれば概算で決まる。近い数値なら正確に計算
図表から必要な数値を探す 15秒 必要な行と列だけを見る。図表全体は読まない
計算する 20秒 電卓は桁の大きい割り算・小数のみ。整数の足し引きや桁だけで決まる問題は暗算
予備 4秒 迷ったら概算値に最も近い選択肢を選んで次へ

「GAB 非言語 時間」で失点する最大の原因は、全問で電卓を叩いて正確に計算しようとすることです。
選択肢が「12%/24%/36%/48%」のように離れていれば、概算で十分に決まります。
電卓は「選択肢が近い数値で並んでいるとき」だけ使う、と決めておくと、1問あたり10〜15秒節約できます。
電卓の選び方や使う問題の見分けは「GABで電卓は使える?Web・C-GAB・ペーパー別の可否」、図表問題の解き方は「GAB計数(図表の読み取り)の対策|解き方と時間配分」を参照してください。

C-GABの計数15分29問と英語10分24問の配分

C-GABは計数29問を15分で解くため、1問あたり約31秒とWeb-GABより約20秒短く、電卓も使えません。
配分の型はWeb-GABと同じですが、計算の手順を「筆算」ではなく「概算で選択肢を絞る」に完全に切り替える必要があります。

C-GAB計数の手順 時間の目安
設問と選択肢を見る 8秒
図表から数値を探す 10秒
四捨五入して概算し、近い選択肢を選ぶ 10秒
予備 3秒

英語は24問10分で、長文が数本、各長文に設問が数問つく形式です。
1問あたり25秒しかなく、言語と同様に設問文を先に読んでから本文の該当箇所を探す順番で解きます。
英語の長文を全訳しようとすると2本目で時間切れになるため、設問に関係する段落だけを読む割り切りが必要です。
C-GABの当日の流れや会場の注意点は「C-GABテストセンターの持ち物・服装・当日の流れ」にまとめています。

GABで時間が足りないときはどう埋める?終わらない人の対処法

残り時間が1問分を切ったら、未回答のまま終えるより、選択肢を絞れる範囲で回答して次へ進みます。ただし、これは最後の手段であり、配分の型を守って40問・52問に到達することが本来の対処法です。

「GAB 終わらない」「GAB 時間足りない」ときの対処を、状況別に整理します。

状況 対処
言語で1長文に3分以上かかっている 設問文を先に読む順番に切り替え、1長文2分の上限を守る
計数で1問に1分以上かかっている 選択肢の桁を見て概算で決める。電卓は選択肢が近いときだけ
残り時間が数問分しかない 設問と選択肢だけを見て、桁や常識的な範囲で最も近い選択肢を選ぶ
残り時間が1問分を切った 未回答を残さず、絞れる範囲で回答する
途中で前の問題に戻りたい Web-GABは形式によって戻れない場合があるため、戻れる前提で解かない

なお、GABの採点方式(誤答の減点の有無など)は提供元から公表されていません。
運営事務局では「未回答より、絞った選択肢で回答する」ことを推奨していますが、これは時間切れ間近の最終手段です。
配分の型を守っていれば、最後の数問以外は自力で解いて到達できます。

運営事務局が見てきた実例:配分の型を決めて到達問題数が変わった3パターン

運営事務局に寄せられたGABの時間に関する相談から、個人が特定されない形で3つ紹介します。

パターン1:言語で本文を先に全部読み、9本目で時間切れになった
大学3年生の相談です。
Web-GABの言語で、丁寧に本文を読んでから設問に入る解き方をしていたところ、模擬演習で25分に到達できた長文が9本前後でした。
設問文を先に読み、キーワードを探す読み方に切り替えて1週間練習した結果、13本に到達できるようになりました。
「読む量は減ったのに正答率は変わらなかった」とのことです。

パターン2:計数で全問電卓を叩き、40問中28問で終わった
転職活動中の社会人の方が、Web-GABの計数で正確さを優先して全問で電卓を使っていたケースです。
35分で到達できたのが28問前後で、残り12問は未回答でした。
選択肢の桁を見て概算で決める問題を切り分け、電卓を使う問題を6割程度に減らしたところ、2週間後には38〜40問に到達し、正答率も大きくは落ちませんでした。

パターン3:C-GABの英語を全訳しようとして2本目で終わった
総合商社を志望する学生の相談です。
C-GABの英語24問10分で、1本目の長文を全訳してから設問に入ったところ、2本目の途中で時間切れになりました。
設問に関係する段落だけを読む練習に切り替え、模擬演習では10分で20問前後に到達できるようになりました。
英語は「読み切る」ではなく「設問に答える」科目だと割り切ることが必要です。

GABの時間配分はどう練習する?受検日までの進め方

GABの時間配分の練習は、①1問あたりの上限時間を決める→②模擬演習で到達問題数を記録する→③到達できなかった原因を科目別に潰す、の順で進めます。受検日までの残り日数に合わせて、優先する科目を絞りましょう。

受検日までの日数別に、練習の進め方を整理します。

受検までの日数 言語 計数 C-GABの英語
2週間以上 A/B/C判定の基準を覚える。設問文を先に読む順番を固定 割合・増減率・平均の解き方を覚える。概算の癖をつける 設問先読みで段落を探す練習
1週間 25分13長文の模擬演習を毎日1回。到達本数を記録 35分40問(C-GABは15分29問)の模擬演習。電卓使用回数を記録 10分24問の模擬演習
3日前 1長文2分の上限を守る練習 選択肢の桁を見て0.5秒で概算か正確計算かを決める練習 設問の段落を10秒で見つける練習
前日 新しい問題は解かず、判定基準の確認 変換表(分数・小数・割合)の確認。電卓の動作確認(Web-GAB) 頻出語彙の確認
当日 開始前に「1長文2分」を紙に書いて机に置く(自宅受検) 「電卓は選択肢が近いときだけ」を意識 全訳しないと決めて臨む

GABは玉手箱と出題形式が共通しているため、玉手箱の時間配分の練習もそのままGABに活きます。
GAB全体の勉強手順は「GAB対策|言語・計数・英語の勉強法とおすすめ問題集」、形式ごとの対策の全体像は「Webテスト対策の完全ガイド|種類別の勉強法と始め方」で解説しています。
自分がどの科目のどこで時間を失っているかを確認したい場合は、テストビズの模擬演習のように、1問ごとの所要時間と到達問題数を記録しながら解く方法も選択肢の一つです。

よくある質問(FAQ)

GABの試験時間は何分ですか?

方式によって異なります。
Web-GABは言語25分・計数35分に、制限時間のないパーソナリティ(約20分)を加えて合計約80分です。
C-GABはテストセンター会場で言語15分・計数15分・英語10分を受け、例題を含めて約45分で、パーソナリティは事前に自宅で受検します。
ペーパーGABは言語25分・計数35分・パーソナリティ約30分で合計約90分です。
時間の勝負になるのは言語と計数(C-GABは英語も)で、パーソナリティは全問回答するまで終了しないため焦る必要はありません。

GABは何問出ますか?

Web-GABは言語52問・計数40問・パーソナリティ68問です。
C-GABは言語32問・計数29問・英語24問で、パーソナリティは事前に自宅で受検します。
ペーパーGABの問題数は公表されていません。
1問あたりの時間に換算すると、Web-GABの言語は約29秒、計数は約52秒、C-GABの計数は約31秒、英語は約25秒です。
この数字を頭に入れて、1問にかける上限時間を決めることが時間配分の出発点になります。

GABの言語が時間内に終わりません。どうすればいいですか?

本文を先に全部読む解き方をやめ、設問文4つを先に読んでから本文のキーワードを探す順番に切り替えてください。
Web-GABの言語は長文13本前後を25分で解くため、1長文あたり約1分55秒が上限です。
判定で迷う原因の多くは「本文から判断できない(C)」と「誤り(B)」の区別なので、「本文に書かれているかどうか」だけで判定する基準を固定します。
運営事務局の模擬演習では、設問文を先に読む順番に変えただけで、到達できる長文が9本前後から12〜13本に増えた受検者が多く見られます。

GABの計数が終わりません。電卓を使っても間に合わないのですが?

全問で電卓を叩いて正確に計算しようとしていることが原因である場合がほとんどです。
Web-GABの計数は1問約52秒で、設問→選択肢→図表の順で見て、選択肢の桁が離れていれば概算で決めます。
電卓は選択肢が近い数値で並んでいるときだけ使い、使う問題を全体の6割程度に抑えると、40問に到達しやすくなります。
運営事務局の相談例では、この切り替えで到達問題数が28問前後から38〜40問に伸びたケースがあります。
C-GABは電卓が使えないため、概算で絞る解き方への切り替えが必須です。

GABで時間が足りないとき、適当に埋めてもいいですか?

残り時間が1問分を切った場合は、未回答のまま終えるより、設問と選択肢だけを見て絞れる範囲で回答することを運営事務局では推奨しています。
ただし、GABの採点方式(誤答の減点の有無など)は提供元から公表されていないため、これは時間切れ間近の最終手段と考えてください。
本来の対処は、1長文2分・計数1問52秒などの上限時間を守り、配分の型で最後まで到達することです。
配分の型があれば、最後の数問以外は自力で解けます。

GABのパーソナリティにも制限時間はありますか?

セッションタイムアウトを除き、制限時間はありません。
Web-GABのパーソナリティは68問すべてに回答するまで終了せず、所要時間は約20分が目安です。
ペーパーGABでは約30分が目安とされています。
C-GABではパーソナリティを事前に自宅で受検するため、会場での所要時間には含まれません。
パーソナリティは時間の勝負ではないため、直感で一貫した回答を心がけ、言語と計数に集中力を残しておきましょう。
「Web-GAB 時間」を調べるときは、この約80分のうち勝負は60分だと捉えてください。

C-GABの英語はどう時間配分すればいいですか?

24問10分で1問あたり約25秒しかないため、長文を全訳する解き方では2本目で時間切れになります。
言語と同じく、設問文を先に読んでから本文の該当段落だけを探して読む順番で解いてください。
設問に関係しない段落は読み飛ばす割り切りが必要です。
運営事務局の相談例では、この切り替えで10分に20問前後まで到達できるようになった学生がいます。
英語は総合商社などC-GAB実施企業の志望者が特に時間を失いやすい科目なので、10分24問の模擬演習を事前に必ず行っておきましょう。

まとめ

GABの時間配分について、要点を振り返ります。

  • Web-GABは言語52問25分(1問約29秒)・計数40問35分(1問約52秒)、C-GABは言語32問15分・計数29問15分・英語24問10分
  • 言語は設問文を先に読み、1長文2分を上限にする。判定は「本文に書かれているか」だけで決める
  • 計数は設問→選択肢→図表の順で見て、選択肢の桁が離れていれば概算。電卓は選択肢が近いときだけ
  • C-GABは電卓なしで計数1問約31秒、英語は全訳せず設問の段落だけを読む
  • 時間切れ間近は未回答を残さないが、それは最終手段。配分の型で最後まで到達することが本来の対処

「GAB 時間足りない」の解決策は、速く読む・速く計算することではなく、1問にかける上限時間を決めて守ることです。
模擬演習で到達問題数を記録しながら、上限時間を体に覚えさせてください。

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